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ゆらゆら

オペラシティーアートギャラリーで開催中の光の魔術師 インゴ・マウラー展に行きました。見慣れたたくさんのプロダクトに混じっていくつか初見の作品もありました。はっきり言って彼のプロダクト作品として出されているものの多くには全く興味を魅かれませんが、一部の概念をそのままモデルとして表した作品は、シンプルで力強さを持ちながらも一方でゆらぎも持っていて興味深かったです。特に反射とゆらぎの関係性の表象が秀逸。まぁ、これだけ長くやり続けているということも大変素晴らしいことではありますが。

その後、新宿の街を歩く。ジュンク堂や紀伊国屋書店等をぶらぶら、ゆらゆら。夕方の風は涼やかで気持ちよかったです。それから久しぶりにすずやでとんかつ茶漬け大盛りを食べて帰る。満腹、満腹。

深紅の?

notosの梅沢さやかさんとsign外苑前で打ち合せ。彼女たちが起ち上げるプロジェクトにアドバイザリーという形で関わることになりそうです。さやかさんと一緒に取り組んでいた某プロジェクトが残念な形で中断してしまったので今回のプロジェクトはしっかり続けていきましょ。しっかりサポートさせていただきます!

中目黒ブックセンターに立ち寄りユリイカ 古川日出男特集を購入。古川日出男は好きですー彼の作品にはSF魂を感じる!初めて読んだのはアラビアの夜の種族でしたが、なんと文庫化していました(三分冊ですが)。古川日出男絶好調って感じですね。

テイラー装置

終わったはずのプロジェクトで予期せぬ問題が発生してしまっていて、ここしばらくその問題のために奔走中。速やかな問題解決のためのインターフェイスになっています。ひー。

そんなこんなで(って言い訳にはなりませんー遅くなってごめんなさい!)仕上げられずにいたテイラー装置のドローイングをようやく仕上げて山口滞在中の池上さんや渋谷くんに送る。このプロジェクトは池上さんや渋谷くんを中心にしたメンバーによって「アートによる複雑系科学の表現モデルの開発」に取り組み最終的にはインスタレーションの形で発表されます。昨年の12月にICCで開催されたDescription Instability 記述不安定性の進化版と言えますが、今回はテイラー装置からオリジナルでデザインして作るのです。実験装置・機器のデザインをすることは客観性について向かいあうことになりこれはすごくおもしろいです。

販促会議

sign外苑前でトランジットのPR担当松波さんとともに販促会議という雑誌の取材。
「空間探訪/新しくできたショップやカフェ、レストランなどの空間のデザインやコンセプトについてご紹介するページです。」

デザインのプロセスについての話を中心に尋ねられました。「signはスーパーPOPへのチャレンジです」などと宣う。取材後松波さんと少し話す。オープンしてまだ一週間足らずですが大変好調のようで、特にランチタイムはスタッフがてんてこまいになるほどーとのこと。少しほっとしました。

帰りに渋谷でブックファーストに立ち寄り水声通信〈no.1(2005年11月号)〉特集 荒川修作の“死に抗う建築”SF魂等。渋谷には今はもうブックファーストくらいしかないから利用しますが、ジュンク堂が新宿じゃなくて渋谷に出展すればよかったのにーとつくづく思います。『品揃えだけがとりえの愚直な本屋です』ってかっこいいじゃないですか。もちろん小さくて編集能力が高く機動性にも富む書店も魅力的ですが、渋谷にはそんな書店も見つかりません。

夕方緊急の打ち合せあり。新たに重要なプロジェクトが動き出しそうです。

Bye Bye, Nam June Paik

ワタリウムで開催中のさよならナム・ジュン・パイク展を見に行く。まとまって見れるのは93年のワタリウム以来。こういう形(追悼)になってしまったのは残念です。Samsungの液晶になっている作品(「時は三角形」)があってちょっと不思議な新鮮さも感じたりもしましたが、「ケージの森/森の啓示」等とにかく圧巻。

僕は子供の頃よく友達に「ブルース・リー(李小龍)は僕の叔父さんなんだ」って真顔で言ってヌンチャクを振り回したりしていました。ほとんどは「アホか」の一言でしたが、時々「えーっ、本当に?すげーーー!」ってオーバーアクションを返してくれる純粋な友達もいました。大人になって今度は「実はナム・ジュン・パイクは僕の伯父さんなんだ」って真顔で言って古いテレビをいじるフリをしたりしましたが、誰も相手にしてくれませんでした。

まーどうでもいいような話ですが、要は僕はこの二人を勝手に尊敬していますし、また二人にとても勇気づけられてきました。そしてこれからも勇気づけられていくと思います。白南準美術館ぜひ行きたいですね。

イーガン

夕方、中学以来の友人余村くんと同僚の片桐さん、そして片桐さんの友人小阪さんの3人がmattに来訪。片桐さんと小阪さんは初対面でしたが、話しはじめると共通の知人が多くてびっくり。さらに小阪さんはディアスポラ祈りの海のカバーイラスト&デザインをやっているということを聞いてさらにびっくり!そんなこんなでイーガンからSFやゲーム、果てはyou tubeネタまで、途中蕎麦屋に場所を移して異常に盛り上がりました。
イーガンといえば今日も話したのですが祈りの海所収の『放浪者の軌道』の世界を空間で表現したい。アートでも映画でも舞台でもない表現で。


小阪淳さんは建築からイラストやwebデザイン等幅広く活動されていて、最近作の国立天文台4D2Uプロジェクトはこちら

ずれ

コミュニケーションって小さな重なりと大きなずれの積み重ねで、ずれの部分に対して意識的にいられることでバランスを保てるのだと思う。小さな重なりを強調することだけが重要ではなくずれに気づくこと想像することが重要です。空間におけるコミュニケーションを考える時はもちろんですが、具体的にプロジェクトを他者と共に進める様々な場面でもそのことはとても大切になります。なかなか困難な問題ですが。

全く関係ありませんが(関係ないわけではありませんね)石黒浩氏のこれはいろんな意味でめちゃくちゃおもしろいですねー。元気になりましたよ。
http://robot.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/07/21/93.html

SUPERSTARS


photo by tetsuya yamamoto

SUPERSTARS/hair salone(daikanyama tokyo/2002-2003)

クライアント:有限会社 ピープル
建築・空間デザイン:matt
サウンドデザイン・システム:ATAK
webデザイン・システム:Semitransparent Design
センサー・デバイス:MATHRAX

2×4の住宅をヘアサロンへ。
2002年に第一期として建築外装と1F空間を、2003年に第二期として2F空間とサウンド・web・制御システムを創作。
ATAKとの本格的な「空間と音」プロジェクト第一弾です。アリの足音さえ拾う超高感度マイクによって、サロン環境に生じる音からリアルタイムで新たな音環境を生成していきます。音をアウトプットの部分だけではなく環境における運動体験としてとらえるーそれによって音は空間においての環境要素となります。

サロンの重要パーツであるミラーを使って様々な反転効果を潜ませています。

reception party !

sign外苑前のレセプションパーティが開かれました。

毎回トランジットさんのレセプションは大変な騒ぎになってしまうので今回はトランジットさんが案内を控えめにしたこと、それから天候が雨だったこともあり程よい混み具合のレセプションになりました。雨の中いらしてくださったみなさん本当にありがとうございました。そして、せっかく来ていただいたのに充分な対応ができなかった方々すみませんでした。

より軽やかに、よりオープンになったsign外苑前ーついに始動です!

轟沈

あーーーーーーーー。見てしまったよー『日本沈没』
sign外苑前の残工事が思っていたより時間かかって現場から離れられなかったり、締め切り迫った原稿が遅々として進まなかったりしてジリジリしていたところ、突然思い立って映画を見ようと六本木ヒルズに行きギリギリ最終に間に合いました。中学一年生の頃小松左京にはまっていて、その頃に原作を授業中教科書にはさんで興奮しながら読んだのを思い出したことと、ビッグコミックスピリッツで連載中のマンガがかなり面白くなってきていたこととで『日本沈没』にしたのですが....。

ほとんどつながりのないマーケッティング的な断片の垂れ流し。長ーい予告編を見せられた感じ。科学の話も政治の話も小松左京が最も描きたかったデァスポラにつながる展開も全く欠落。最終的にはセカチューですよ。(セカチュー見ていないのですが)そのラブストーリーの部分も関係性や流れはなくて、ラブゲーのよう。参りました。自衛隊等の実機にいちいち名前がクレジットされたり、庵野秀明とかも出ていたから狙いはオタクだったのか?データベース的といえばそうなのかも。はー。

でも小松左京はあれを認めているんですよね。うーん、小松左京の方が沈没してしまったのか?僕も轟沈。

都市の余白

打ち合せで東雲のキャナルコートCODANにあるTRICO DESIGN LOVE!へ行く。TRICOの代表佐伯氏とは僕がmattを始める前からの友人で、デザインユニットAIRCONDITIONEDのメンバーとして一緒に活動もしています。デザイン(に限りませんが)を本気で探求し続けようとすることは実はとても孤独な道程なのですが、そんな中で佐伯氏は「よしまだまだ僕もできる、もっともっと僕も創りたい!」と思わせてくれるデザインの界隈では非常に希有な存在です。

そんな彼が原宿から東雲に移ると聞いた時は驚いたし、今でも「遠いなー、何でここなんだろー?」って来るたびに思ってしまいます。元々三菱の軍需工場があったこのエリアは都心とは違って道幅は広いし人もまだ少なくて余白が一杯あります。それには可能性を全く感じないわけではないけれど、結局従来通りの二十世紀的な都市開発に余白が潰されていくことは容易に想像できます。しかし、原宿でもデザインの実践を通して独自のフローを起こし続けた佐伯氏が何らかの企みを持って東雲へ移ったことは間違いありません。従来通りの大規模都市開発からは単なる消費しか生まれません。それとは違う位相から街の生産力・創造力へつながる機会が生まれます。

TRICOの活動、東雲のこれからに注目したいと思います。

sign外苑前現場日記 under construction 06

今日はsign外苑前の引き渡しでした。大きな問題はありませんでしたがいくつかの残工事・修正点をチェックしてトランジットさんへ説明。施工を担当したプラス8の東崎さんお疲れさまでした。残工事をしっかり終えたら思う存分釣りに行ってください。

いつも考えていますが引き渡しは終わりではなくプロジェクトの本当のスタートです。デザインをした僕たちはこの空間でどのようなコミュニケーションが生まれるのか、この空間と街がどのような関係性を持っていくのか、この空間がどのように活きていくのかーをしっかり観察し続けなければなりません。楽しみ楽しみ。

18(火)20:00からのレセプションにはみなさんぜひお越しください。

ポテンシャル

都内某所であるプロジェクトのためのブレスト。実に楽しく有意義なブレストでした。いろいろな意味で高いポテンシャルを秘めたプロジェクトです。安易に線をひくことなく進めて行ければいいですね。時間は直線ではなく空間は閉じた静態ではないので線をひかないということが重要です。線をひくことによってプロジェクトはどんどん可能性を失っていきます。都市開発や建築、インテリアのプロジェクトは特にその愚鈍さゆえに線をひく作業に終始しがちです。そこから離れて、できるだけ離れて創造しなければなりませんね。


info._reception party @ sign gaienmae

renewal _ sign gaienmae
「街の目印、みんなの待ち合わせ場所」sign外苑前が1&2Fに拡大してリニューアルオープン。
レセプションパーティを開催しますのでみなさんぜひ!いらしてください。

reception party @ sign gaienmae
18 july 2006 at 20:00
2−7−18−1.2F kitaaoyama, minato-ku, tokyo
http://www.transit-web.com/01/0102/

project data
planning&operation:TRANSIT GENERAL OFFICE.INC
space design : matt / myeong-hee lee
logo design : masuo kuroda
wall graphic : GROOVISIONS
character design : Shu-Thang Grafix
organaize : PALAMA HOLDINGS

sign外苑前現場日記 under construction 05

いよいよ最終仕上げ段階です。
外壁のサインも取り付けられました。まだ光っていませんが目立ちます。サインパパが特に。通りすがりの女子高生たちが携帯で写真撮っていました。

内装も什器の納めやディティールの仕上げを急ピッチで進めています。

今回はミラーボール付き。来るオープニングに備えます。

剃る!

ジダンが決めました。ヘディングです。ゴールではなく相手選手のボディに。延長前半のゴールへのヘディングも素晴らしかったのですが、それ以上に完璧でした。偉大なる大先輩カントナの観客へのドロップキック&パンチにも決してひけをとらないすばらしいヘッドでした。
http://youtube.com/watch?v=oWYpX6SIe9Q&search=cantona

ワールドカップの決勝ですよ。90年代から最高のテクニシャンとして君臨し続けたフットボーラーの最後の試合ですよ。なんて大バカなのでしょう。そしてなんて愛すべきフットボーラーなのでしょう。この大会はイタリアの優勝よりもジダンの華麗なプレイと完璧なヘッド=剃る!の記憶とともに語られていくでしょう。それにしても衝撃(笑劇)のフィナーレでした。

さてさて、ワールドカップも終わったので仕事に集中しますか。

東京国際ブックフェア2006

ビッグサイトで開催されていた東京国際ブックフェア2006に行って来ました。


(空飛ぶ学研。さすが!)

数年前から毎年恒例で行っています。なんと出展している出版社の書籍が20%オフで買えるのです。僕にとっては年に一回の本の大バーゲンです。そして今年もちょい大人買い。今年の購入リストは

君はいま夢を見ていないとどうして言えるのか―哲学的懐疑論の意義(バリー・ストラウド/春秋社)
哲学者は何を考えているのか(ジュリアン・バジーニ、ジェレミー・スタンルーム/春秋社)
ダメットにたどりつくまで(金子洋之/勁草書房)
現代形而上学論文集(柏端達也、青山拓央、谷川卓/勁草書房)
現代哲学基本論文集〈2〉(G. ムーア他/勁草書房)
思索日記〈1〉1950-1953(ハンナ・アーレント/法政大学出版局)
思索日記〈II〉1953-1973(ハンナ・アーレント/法政大学出版局)
ぼくがカンガルーに出会ったころ(浅倉久志/国書刊行会)
他に科学雑誌のバックナンバーやSF、ラノベの文庫等をいくつか。
大人買いって嬉しい...ですね。

最近読んだ本 読書memo 001

心は実験できるか―20世紀心理学実験物語(ローレン・スレイター/紀伊國屋書店)
特に「ミルグラムの電気ショック実験」と「ロフタスの偽記憶実験」が興味深かった。心というものの脆弱さとそれ故の支配力の強さを感じます。この本が出版されてロフタスから「私はそんなことを言っていない」という抗議が届いたらしい。おもしろいですねー。

証言の心理学―記憶を信じる、記憶を疑う(高木光太郎/中公新書)
上記の流れでこれも。具体的な証言のいくつかを紹介しているのですがこれがとてもおもしろい。現れる真/偽よりも現れない真/偽を考えることは本当に難しい。

4次元以上の空間が見える(小笠英志/ベレ出版)
まだ見えません。子供の頃からのSFイメージが大きすぎることと数学のお勉強が足りないことが原因です....。もっとお勉強しまっす!

NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2006年 05月号 [雑誌](日経BP出版センター)
歴史を舞台にしたミステリー『ユダの福音書』の特集。裏切り者ユダのイメージがくつがえされるのか?とは簡単にはいかないでしょうが。いずれにしても考古学的発見から想像をめぐらすことは楽しいです。出版社の販促戦略が見えすぎる部分が気になり単行本までは手がのびず。

オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える(木村元彦/集英社インターナショナル)
川淵失言以降ベストセラーでどこも品切れでしたが出雲の今井書店で一冊だけ残っていて購入。サッカー+ユーゴ+木村元彦ときたら読まずにはいられません。1990W杯は「マラドーナを追いつめたユーゴ代表&ストイコビッチ」という意識しかありませんでした。オシムのジェフの試合を見に行かなかったことを後悔。オシムの日本代表の前にぜひ見ておきたかったです。

ALL YOU NEED IS KILL(桜坂洋/集英社スーパーダッシュ文庫)
ループ地獄は日常にも顕在しています。果たしてループは無限なのでしょうか?

バイオメガ 1 (1)(弐瓶勉/ヤングマガジンコミックス)
ABARA (弐瓶勉/ヤングジャンプコミックス)
久々の弐瓶勉。BLAMEに比べると少し言葉は多めだけれど、決して語り過ぎるものではなく効果的。この人の描く都市や生命体(らしきもの)には無限を感じる。未来と歴史がリニアではなく繋がっていく感じ。続きがよみたいっす。

Newton (ニュートン) 2006年 07月号 [雑誌](ニュートンプレス)

Inter Communication (インターコミュニケーション) 2006年 07月号 [雑誌](NTT出版)

共感覚

久しぶりに第三項音楽メンバーの打ち合わせに参加しました。taylor-couette流の装置について。現象をとらえるだけでなく現象を創りだす装置を目指します。共感覚の話から夢の話へ。ちょっとびっくりしたのが「夢に音がない」という池上さんの話。僕は夢でも当たり前に話して笑い声もたてて、他の音も確かに聞いています。みなさんはどうですか?夢の中で音を聞いていますか?

夜中(というより明け方)、ワールドカップ準決勝の前にスペースシャトル・ディスカバリーの打ち上げを見る。テレビ越しににみているだけでも緊張する。まずは無事に地球周回軌道に入ったそうです。小さな破片複数が落下したようですが「安全上の懸念はない」とのこと。とりあえずよかったよかった。秋にはいよいよD氏も飛びます。もうすぐですねー。

party!

イングランド、ブラジル共に敗戦.......。うーん、イングランドはどうしていつも同じようなところで同じように(PK)負けてしまうのだろう。明らかにPK蹴る顔がひきつっていたもんね。期待のランパードも不完全燃焼でした。なんて考えていたらブラジルも負けました。というよりフランスが勝った!という感じですね。ジダン満面の笑顔でアンリは興奮してまくしたててーフランス代表はすごいハイテンション。この勢いで最後まで行くのか?準決勝も必見です。

gas as interfaceの夏目彰くんとユミさんの結婚パーティーへ。会場はgas as interfaceプロデュースのcalm & punk gallery。ギャラリーだけにこのパーティそのものがパフォーマンスのようでした(うそ)。

こちらもフランス代表ばりのハイテンション。新郎新婦の登場から夏目くんla bamba絶叫。そしてキュレーター(実は幹事兼司会)トリコの佐伯氏の絶妙な進行のもとみんながハイテンションのままカラオケで続く。みんなローリー•アンダーソンも顔負けのパフォーマンス。僕は佐伯&金子氏(こちらも幹事)の策略でいきなり先頭で小高いステージに立たされましたが恥ずかしすぎて充分なパフォーマンスが見せられませんでした。

他に、料理はみんなの事前リクエストによってサヴォイのピザや○○の寿司、○○のおでん、○○の春巻き、○○のチョコレート等々盛りだくさんでしたし、新郎の滝のような涙パフォーマンスも見られてとても楽しいパーティでした。
おめでとう>夏目くん&ユミさん
ぐっじょぶ>佐伯&金子両氏

open society

新生(?)ICCのオープニング・シンポジウム「ネットワーク社会の文化と創造」の第四回「オープン・ソサエティ」に行ってきました。

とても期待していたのですが残念ながら低調に終わりました。
頭から「計画はよくない、計画なんていらない」というような安富歩氏の威勢のいい言葉で始まりながら、佐藤哲氏も安富氏も入念に計画された資料に則って事前に用意された自分の主張に至るーという全くオープンではない古典的なトークでした。冒頭の言葉はなんだったのでしょう。佐藤、安富両氏が使っていた「ファンタジー」という言葉は逃げでしかないと思う。本当は解釈困難な事物を単純化して自分にとって気持ちのいい(分かりやすい)解釈に置き換えるだけの行為です。みんなファンタジー好きですよねー、楽だから。要はテーマに関する議論以前に問題があったということです。

途中の池上高志氏のトークの時に見えないスイッチが見えかけたのですが、他のパネラーには見えないものがあるということを想像できなかったようです。池上さんの苦悩が伝わってくるようでした。まぁ、科学者・研究者といっても色んな人がいます。今さらですが池上さん、あなたはかっこいいっス。

sign外苑前現場日記 under construction 04

いよいよ外壁の仮囲いが撤去されました。とはいってもまだ意匠はこれからです。
日々現場では想定外のできごとが起きますが今回は比較的近い現場なので僕やスタッフが頻繁に行って現場で対応しています。

内壁の塗装そして重要なヴィジュアルシート貼りも始まりました。湿度が高いため注意が必要です。

グルーヴィジョンズの牛たちが外苑前に見参。

トイレの床はケミクリートという素材を塗ります。なんとなくボルタンスキー....うそです。

これからどんどん意匠が仕上げられていきます。