最近読んだ本 読書memo 001
心は実験できるか―20世紀心理学実験物語(ローレン・スレイター/紀伊國屋書店)
特に「ミルグラムの電気ショック実験」と「ロフタスの偽記憶実験」が興味深かった。心というものの脆弱さとそれ故の支配力の強さを感じます。この本が出版されてロフタスから「私はそんなことを言っていない」という抗議が届いたらしい。おもしろいですねー。
証言の心理学―記憶を信じる、記憶を疑う(高木光太郎/中公新書)
上記の流れでこれも。具体的な証言のいくつかを紹介しているのですがこれがとてもおもしろい。現れる真/偽よりも現れない真/偽を考えることは本当に難しい。
4次元以上の空間が見える(小笠英志/ベレ出版)
まだ見えません。子供の頃からのSFイメージが大きすぎることと数学のお勉強が足りないことが原因です....。もっとお勉強しまっす!
NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2006年 05月号 [雑誌](日経BP出版センター)
歴史を舞台にしたミステリー『ユダの福音書』の特集。裏切り者ユダのイメージがくつがえされるのか?とは簡単にはいかないでしょうが。いずれにしても考古学的発見から想像をめぐらすことは楽しいです。出版社の販促戦略が見えすぎる部分が気になり単行本までは手がのびず。
オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える(木村元彦/集英社インターナショナル)
川淵失言以降ベストセラーでどこも品切れでしたが出雲の今井書店で一冊だけ残っていて購入。サッカー+ユーゴ+木村元彦ときたら読まずにはいられません。1990W杯は「マラドーナを追いつめたユーゴ代表&ストイコビッチ」という意識しかありませんでした。オシムのジェフの試合を見に行かなかったことを後悔。オシムの日本代表の前にぜひ見ておきたかったです。
ALL YOU NEED IS KILL(桜坂洋/集英社スーパーダッシュ文庫)
ループ地獄は日常にも顕在しています。果たしてループは無限なのでしょうか?
バイオメガ 1 (1)(弐瓶勉/ヤングマガジンコミックス)
ABARA (弐瓶勉/ヤングジャンプコミックス)
久々の弐瓶勉。BLAMEに比べると少し言葉は多めだけれど、決して語り過ぎるものではなく効果的。この人の描く都市や生命体(らしきもの)には無限を感じる。未来と歴史がリニアではなく繋がっていく感じ。続きがよみたいっす。
Newton (ニュートン) 2006年 07月号 [雑誌](ニュートンプレス)