open society
新生(?)ICCのオープニング・シンポジウム「ネットワーク社会の文化と創造」の第四回「オープン・ソサエティ」に行ってきました。
とても期待していたのですが残念ながら低調に終わりました。
頭から「計画はよくない、計画なんていらない」というような安富歩氏の威勢のいい言葉で始まりながら、佐藤哲氏も安富氏も入念に計画された資料に則って事前に用意された自分の主張に至るーという全くオープンではない古典的なトークでした。冒頭の言葉はなんだったのでしょう。佐藤、安富両氏が使っていた「ファンタジー」という言葉は逃げでしかないと思う。本当は解釈困難な事物を単純化して自分にとって気持ちのいい(分かりやすい)解釈に置き換えるだけの行為です。みんなファンタジー好きですよねー、楽だから。要はテーマに関する議論以前に問題があったということです。
途中の池上高志氏のトークの時に見えないスイッチが見えかけたのですが、他のパネラーには見えないものがあるということを想像できなかったようです。池上さんの苦悩が伝わってくるようでした。まぁ、科学者・研究者といっても色んな人がいます。今さらですが池上さん、あなたはかっこいいっス。