轟沈
あーーーーーーーー。見てしまったよー『日本沈没』。
sign外苑前の残工事が思っていたより時間かかって現場から離れられなかったり、締め切り迫った原稿が遅々として進まなかったりしてジリジリしていたところ、突然思い立って映画を見ようと六本木ヒルズに行きギリギリ最終に間に合いました。中学一年生の頃小松左京にはまっていて、その頃に原作を授業中教科書にはさんで興奮しながら読んだのを思い出したことと、ビッグコミックスピリッツで連載中のマンガがかなり面白くなってきていたこととで『日本沈没』にしたのですが....。
ほとんどつながりのないマーケッティング的な断片の垂れ流し。長ーい予告編を見せられた感じ。科学の話も政治の話も小松左京が最も描きたかったデァスポラにつながる展開も全く欠落。最終的にはセカチューですよ。(セカチュー見ていないのですが)そのラブストーリーの部分も関係性や流れはなくて、ラブゲーのよう。参りました。自衛隊等の実機にいちいち名前がクレジットされたり、庵野秀明とかも出ていたから狙いはオタクだったのか?データベース的といえばそうなのかも。はー。
でも小松左京はあれを認めているんですよね。うーん、小松左京の方が沈没してしまったのか?僕も轟沈。