ローレンス・ハルプリンとJ.ジェイコブズ
notosで新プロジェクトの打合せ。アニキ廣澤さんを中心に軽くスパーリング。ローレンス・ハルプリンというランドスケープ・アーキテクトのことを初めて知りました。ローレンス・ハルプリンはまちづくりや環境デザインのプロセスにワーク・ショップを採用し多様な市民の意見・考えについて合意形成しながら進めましょうーというようなことを提唱したそうです。でも、そのようにプログラムできるような単純な問題ではないと思いますが。特に都市においては意見・考えを示せない、もしくは持つこともできない市民もいます。今まで掬えなかったものをより大きくより広い容器で掬いましょうーという発想には危険なところがあります。どんなに容器を大きく広くしても掬えないものが必ずあるということが隠蔽されやすいから。見えない、見えにくい部分にこそ重要なことが隠されています。(もちろんローレンス・ハルプリンについてはもっと学習します)
というわけでやはり都市の考察としてはJ.ジェイコブズ(今年4月に逝去)のアメリカ大都市の死と生。早く山形浩生氏によって全訳されることを希望します。