生きていく建築
久しぶりに原宿方面を歩いていて明治通り沿いに不気味なビルを発見。ガラスの多面体でよくあの場所で施工したなーという感じなのですが。調べてみるとThe Icebergという複合商業ビルでメディアでも紹介されていたようです。
http://www.japan-architect.co.jp/japanese/2maga/sk/magazine/sk2006/sk07/work/17.html
うーん、これから動き出すビルなのに既に死んでいるように見える。まだテナントが決まらないのかどうか分かりませんが新しい廃墟に見えました。
その後TOD'SやdiorやONE表参道やPradaを見たのですが、Prada以外はどうにも賞味期限切れに見えてしまう。Pradaはあの場所に造られてから動態として生き続けているように見えます。(芝生は枯れちゃったけどね)この建築はヘルツォーク&ド・ムーロンにとっても新しい段階に踏み出した作品だと思います。構造と表層、そして内部空間やオペレーション、人やモノの流れ等の異なるレイヤーが見事にプログラムされていているなーと改めて感心したのでした。