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建築本

トランジット中村くんとsign外苑前で打合せ。いろいろ楽しみな種はありますが、まずは一つ一つのプロジェクトを深く高く!

帰りに青山ブックセンターで建築本を2冊購入。一つは見えない震災―建築・都市の強度とデザイン。これは平山洋介の文章が掲載されていたので即決。'03年にニューヨークへ行く機内で読んだ不完全都市―神戸・ニューヨーク・ベルリンがすごくよかったので。もう一つは歪んだ建築空間―現代文化と不安の表象。目次を見ただけですがこれもおもしろそう。

コミュニケーション・メソッド

プロジェクトS(仮名) のクリエイティブ・ブレスト。無線LAN完備の代官山にあるCAFFE FOGLIOに潜って没入してやるつもりでしたが、11:00を大きく過ぎても開店する気配がないので急遽sign代官山に場所を移してやりました。メンバーはDGN+Rhizomatiks+mattで。「ミクロな現象を実空間で/マクロな現象をネットワーク空間で観察する」「リニアな時間軸ではないインタラクション」「実空間でのトラックバック」「アンビエントなインターフェイス」等について話し合い考える。

夕方からは西麻布で同プロジェクトの実空間のマテリアル及び施工についての打合せ。施工についてはいつも本当に悩まされる部分です。施工技術の問題もありますが一番大きいのはコミュニケーションの問題です。同じ言葉を使っていてもそこにはかなりの誤差が含まれているーということを充分に認識してその誤差を埋めるコミュニケーションを創らなければなりません。従来ならばそれを図面で埋めていたのでしょうが、今回のようなプロジェクトでは図面だけでは難しい。それにほとんどの場合、言葉と図面でできていると思っているだけで厳密に検証してみるとやはり誤差は大きいです。これを解決するコミュニケーション・メソッドを思案中です。いろいろ実験しなきゃ。

ダウン&クラッシュ

と思っていたら、翌朝発熱でダウン。ですがまた打合せがいくつか控えているので寝込むわけにはいかなく、かかりつけの加藤内科クリニックへ。ここは小さな病院ですがとても人気があっていつもかなり待つことになります。待っている間に中目黒ブックセンターで購入した現代思想 2006年10月号特集=脳科学の未来の茂木健一郎+郡司ペギオー幸夫+池上高志の討議「意識とクオリアの解法」を読む。熱でぼーっとしているので難易度高い部分はスルー。とても近しい三人による討議は同意する部分と疑問や反論を持つ部分があいまいにされることなく示されていてめちゃおもしろい。三人の立ち位置というのがクリアに感じられました。池上さんの「(研究をしていて)何かがわかってくる感じになるかどうかっていうのはよくわからないな。」という言葉に「うん、うん」って頷いていたら隣のお爺さんも何だか頷いていました。熱が下がったらもう一回じっくり読んでみます。

mattに戻ったら何とスタッフの森山さんが使っているmacがクラッシュ!大体のデータはバックアップしてありましたが、来週月曜日に提出の図面データが消えてしまいました...。頑張れ森山さん!

外部記憶装置

打合せが続き激しい雨の中あちらこちらへ移動。打合せ中に考え、移動でぐしゃぐしゃになりながらさらに考える。外部記憶装置、知能増幅機械、そしてmemexを構想したヴァネヴァー・ブッシュが卒業製作で作った「プロフィール・トレーサー」について考える。思考の連想と空間の関係...。何だか頭がぼーっとしてきました。

龍吟

友人の松本信二くんの紹介でK社の方々と日本料理 龍吟で会合。龍吟は初めてだったのですが、ここの料理は素晴らしかったです。味や器といったあたり前の部分のクオリティが極めて高いのはもちろんですが、様々な食を楽しむための驚き・喜びが流れの中に絶妙に配されているのです。食を体験としてここまで感じさせることはそうはありません。最後のデザートのりんごあめも秀逸。ご馳走さまでした。

K社の社長からとても刺激的なお話をたくさん伺いました。話しながら思考が運動していく感じ。いろいろ楽しみなプロジェクトが生まれるかもしれません。

みんなのテニス

涼しくなってきました。スポーツの秋です。というわけでテニスーといっても等々力のオートテニスですがーに行きました。前回からあまり間を空けなかったということもあるかもしれませんが、今日は何だか絶好調でした。特にフォアに関しては多少ボールを散らしてもほとんどスィートスポットで捉えることができ気持ちよかったー。ただ、バックはまだまだ勘が戻りません。随分昔はシングルで打っていたのですが、今はダブルでないと打ち返せませんしその上正確性も低い....。こうなったら実戦ですね。誰かテニスやりましょうよ、熱血編で。

勢いにのってみんなのテニスを買いにTSUTAYAに行ったら売り切れでした。

精度

「アートによる複雑系科学の表現モデルの開発」で製作するテイラー装置についての打合せ。今日はディティールをつめるために安久工機の田中氏にも来てもらい精度測定などを行いました。

既存の機器を測定してみて驚いたのは理論上の精度と実際の実験機器の精度との誤差が非常に大きいこと。それぞれが精度を追求しているのでしょうが精度を考えるにあたって実験する側と機器を製作する側との間を分けずに考えないと意味がないと思います。今回はプロダクトをデザインするわけではなく、さらには単なる実験器具を作るわけでもなく、複数のファクターを考えてデザインしています。

渋谷くんや池上さんが継続してやってきていること、このプロジェクトで目指すことを聞いたり、メンバー全員で見せ方の方向性を確認しました。

ブタすごいピンチ!!

現場調査と打合せのために都内某所の建築現場に行ってきました。ゲートで厳重なチェックの上長い通路を経てビル内に入るのですが、その長い通路内に現場で働く人々に向けた標語(?)が点々と貼ってあります。それらが何とも味わい深かったのでご紹介しましょう。

ブタまじでやばいですね。
まだまだ続きます。

普通は「安全第一」とか「整理整頓」とか貼ってあるのですが、これは絶対にコピーライターの仕業に違いない。でも毎日何回もこれを見ていたらモチベーションはどうなんでしょう?

イロハソニー

『イロハソニー』というソニーが出しているPR誌の対談のために銀座ソニービルへ。『イロハソニー』とは非売品で「楽しい読み物としてメディアや店員さんに読んでもらえるようなソニーの薄型ハイビジョンテレビ<ブラビア>のニュースレター」だそうです。対談のお相手は今秋にリリースされる<ブラビア>の新シリーズ『X』シリーズをデザインされた新津琢也氏。『X』シリーズは6色のカラーバリエーションがポイントなのですが本当は20色くらいにしたかったというお話や、「フローティングデザイン」の歴史とこだわりについて等のお話を聞く。新津さんはQUALIAのデザインにも関わっていて、QUALIA 004 SXRD HDプロジェクターも実は「フローティングデザイン」がとり入れられていたことを知りました。

どんなテレビがあったらいいのか聞かれたので、「サッカージャンキーのために特化したサッカー観戦に没入できるテレビを作ってください」とお願いしておきました。まじで作ってください。

LOFT

黒沢清監督のLOFTを見ました。正直言ってがっかり。今まで見た黒沢清作品では個人的には一番楽しめませんでした。黒沢清作品の魅力である「混乱さ」が今回の作品では少し「混乱さという手法」に感じられてしまいました。でもさすがに映像は美しかったです。中谷美紀も美しかったー。

秋の味

山口は台風が近づいているようでしたが風雨はまだそれほどではなくフライトは予定通りでした。帰りの機内で夢と魅惑の全体主義を読む。

今日17日は誕生日だったので大好きなコム・ダビチュードでコースをご馳走してもらいました。近所なのもありますがここは気軽でしかも何を食べても(僕たちにとっては)はずれがありません。そしてここの名物は何と言っても50種を超えるチーズ!山羊のチーズからウォッシュタイプや青カビ、白カビ....。加工チーズもたくさんあります。チーズはコースには全てついてくるのですが、この50種を超えるチーズを全部テーブルの上に持って来てくれて、それを見ながら匂いながら「あれとこれと...」と選ぶのです。今日は加工チーズと山羊のチーズとあとハードタイプを選びましたが、全部おしかったー。特に山羊のチーズはくせたっぷりでたまりませんでした。最後の秋のデザート「サツマイモとマロングラッセのロールケーキ」まで堪能しました。ごちそうさまー。

musimissile

keiichiro shibuya live concert「musimissile」を観にYCAMに行ってきました。

YCAMは前回のATAKライブ以来だから随分久しぶりです。着いてまず最初にオープン時にmattとSemitransparent Designで創ったBIT THINGSへ。今はこんな感じで使われていました。

それからインスタレーションfilmachineを見る。

強烈な音の空間体験でした。今までもATAKの音への探求は徹底的でしたが、知覚体験としてここまで空間に迫ったのは初めてのことでした。個人的には目を閉じていた方がよりダイレクトな知覚体験だと感じました。目を閉じた時にも光の動きは感じるのですが、あの目を閉じた時の光の感じ方を表現できれば面白いと思います。どうすればいいのかなー考えてみよう。

たっぷりと堪能した後ライブコンサートへ突入。
サティやケージやバッハや渋谷慶一郎自身の曲をピアノ+コンピュータ+映像で表現。想定外の叙情性あるピアノの演奏に素直に感動したりもしましたが、何よりもピアノ/コンピュータ、ケージやバッハの曲/自身の曲といった境界がない演奏、表現が素晴らしかった。「ミサイル」も効果的でしたし。ATAKは進化し続けていますよ。

コンサート後は打ち上げへ。池上さんと彼が出す本のデザインについて話したりしていましたが、次第にATAKチームを中心に爆裂トークに。とても濃密な一日でした。

チーム発進

プロジェクトS(仮名)のクリエイティブ・チームの構成が決まりました。
インタラクション系がDGN、そしてweb系がRhizomatiksです。今回のプロジェクトはmattとこれらのチームで実空間もネットワーク空間も含めた環境を創造します。今日はクライアント及びプロデューサーに彼らの実際を見てもらいましたが、具体的なものを見たことでより期待が高まったようでした。そして僕たちはその期待をいい意味で裏切りたいと思います。

“Take me with you”

LOEWE 160th Anniversary “Take me with you” Contemporary Art Exhibitionのオープニングレセプションに行ってきました。ロエベという歴史あるブランドが開催する「初の現代美術展」ということで期待して行ったのですが展覧会自体の内容はとても低調でがっかり。わざわざ「初の現代美術展」と銘打ってやる必要ないのに。アートや建築がモードと共創する際に(通常持たない)華やさを纏う一方で内実は非常に緩い不感症的なものになってしまうことが多いです。もちろん一部幸福な緊張感を持ち続ける関係性も存在しています。モードの持つ華やかさ甘美さは毒性を孕んでいますが、その毒の部分にやられて弛緩してしまう、不感症になってしまうというのはウブとしかいいようがありません。どこからも問われることがなくなるということも大きいですね。これらはアートや建築に限らず様々なところで見られる現象です。

イベリコ豚を食して(これは美味しかったです)、おみやげのオルゴールを頂いて帰りました。

ケータイのデザイン

あれやこれや打合せが続いております。時間も空間も遠くに行ったり近くに寄ったり、頭の中って一体何次元なんだろうと考える。

話しは変わりますが、しばらく前にケータイのカメラ機能が完全に壊れてしまいました。携帯電話番号ポータビリティ(MNP)もにらみつつ新しいものを探しているのですが、秋冬の新作も含めて欲しいと思えるものが全くありません。唯一W-ZERO3 [es]にガジェット心をくすぐられますが、PHSであること、Windowsであることで踏みとどまってしまいます。既にメインコミュニケーションツールになっているケータイのデザインがどうして旧態依然の視覚的モノデザインに留まっているのでしょう。機能に大きな差をつけられないにしてもこの現状はちょっと酷過ぎます。

iPodに電話機能がつくとかapple版W-ZERO3出ませんかね。Newton MessagePadのことがあるのでもう無理なのかなー。それでもやっぱりappleに期待してしまいますが。

無差別級/たらの芽書房

PRIDE無差別級グランプリをスカパーで見ました。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/pride/live/200609/10/index.html
準決勝の二試合は本当に凄まじかった。ミルコ×シウバは正に打撃戦だったのですが、やはり打撃の基本スキルが違い過ぎました。両者共万全な体調で向き合うとあれほどの差が出るのですね。ミルコの極限まで研ぎ澄まされた集中力も圧倒していました。シウバはかつてのような獰猛さがなくなっているような気がします。これでUFCに乗り込むのは危ういのではないでしょうか。一方のジョシュ×ノゲイラのフルタイム寝技戦もめちゃくちゃ面白かったです。判定はどちらが勝ってもおかしくなかったです。決勝は準決勝のダメージ、試合順によるインターバルの差の問題はもちろんありましたが、それらを考慮しても昨日のバースデイ・ミルコは強過ぎた。次のヒョードル戦は楽しみですし、オクタゴンでのミルコも楽しみ!

それにしてもフジがPRIDEのような優良コンテンツを唐突に手放したことがつくづく不思議で仕方ありません。「黒い影」云々は格闘技・スポーツ界どころか芸能界だって元々ある話しなので単にそのことだけが理由だというのは絶対にないでしょう。正当な理由があるならマス・メディアとしてきちんと公開しろよーと思いますが。

久しぶりに古本屋さんに本を売りに行く。いつも行くのは近所のたらの芽書房。哲学/社会学/歴史/文学/マンガ等はわりといい値段で買い取ってくれます。売ってしまった本を後からまた(他の本経由等で)読みたくなったりしたことが何度かあったのでしばらくは古本屋に持って行ってなかったのですが、さすがに家も仕事場も埋もれてきているので少しは整理しなきゃと思ったのでした。だけど、本て本当に重いし、「この本今は絶対にもう読むことはないと思うけど、またどういう契機で手にするか分からないよな....」とかやっていると結局あまりたくさんは持って行けませんでした。おまけに100円で草枕を買いましたがこれも昔岩波か新潮かは忘れてしまいましたが以前も持っていたのですがねー。

チーム

ここのところプロジェクトS(仮名)に必要なチーム作りを進めています。科学未来館の山元史朗さんがテクニカルな部分でサポートしてくれることになったのは心強い。彼は以前はYCAMにいてBIT THINGSでも一緒にプロジェクトをやっていて非常に信頼できるテクニカル・プロフェッサーです。webやシステムの方も来週にはチームを決めて進めます。

僕自身はmattというチームを大きくするつもりはありません。大きくなることで大切なものを喪失することがあるということを理解していますから。特に愚鈍さは敵です。理想的にはmattは3〜4人の少数精鋭(精鋭というのが本当に難しいのですが)のチームで、プロジェクト毎に必要なタレント・スキルを考えて外部の人たちと複合的なチームを作る。あくまでもフットワークは軽やかにそしてあらゆる領域の人たちと組める柔軟さを持ち続ける。今までもそういうやり方でいくつかのプロジェクトを実現してきましたが、まだまだチーム構成の可能性はいくらでもあります。空間というのは非常に間口が広いのでさまざまな領域を重ねるプラットフォームになると思います。

全く関係ありませんが、山形浩生さんのサイトで見つけたこれにはまっています。誰か止めて。

最近読んだ本 読書memo 003

私家版・ユダヤ文化論(内田樹/文春文庫)
内田樹の「おじさん芸」は苦手なのですが、これはすごく面白かった。「私家版」と名乗ることでここまで書けたというのもあるでしょうがその暴走ぶりが秀逸。ついつい他の問題も置き換えて考えてしまいます。

昆虫―驚異の微小脳(水波誠/中公文庫)
子供の頃は人間以外の動物よりも昆虫の方がずっと身近な存在でした。それにしても昆虫はやっぱりすごい。ロボットよりずっとすごいですね。(当たり前ですが)

系統樹思考の世界(三中信宏/講談社現代新書)
かねてから著者の生物系統学を読みたいと思いながら大著ゆえに尻込みしていたのでまずは新書から。系統樹思考について縦横無尽に語られていますが、この語りが全編通じて熱いです。「アブダクション」についてはもっと考えてみたいです。

精神史的考察(藤田省三/平凡社ライブラリー)
僕の子供の頃はまだ隠れん坊遊びをしていました。隠れん坊したことない人もアドルノ読まない人もこれは読むべし。

権利のための闘争(イェーリング/岩波文庫)
インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門を読んだ流れで読みました。その通りだなーと素直に思う。

第三次世界大戦秘史(J・G バラード/福武文庫)
バラードの小説は少し先の未来の予言になっているものが多いです。サンリオ文庫と福武文庫の良タイトルはぜひ他社の文庫で復刊してください。(既に復刊されているものもあります)

今回は新書や文庫ばかりですね。単行本もいくつか読んではいますが、既にブログで登場済みですので。原則としてこの読書memoはブログ内で一度登場したもの以外のリストとなります。他にもマンガ週刊誌はコンビニ等で読ませていただいています。

ボコボコ

秋葉原の『akiba 1LDK+檜風呂』で打合せ。さらに空間は進化します。秋葉原クロスフィールドは一部を除いて既にオープンしていますが、秋葉原の大規模開発はまだまだ続いています。最近ではモードなカップルとかも見かけるようになりましたが、従来から生息している様々な層も減るどころかむしろそれぞれ増殖しているように感じます。途中メイドさんに勧誘されてついていきそうになりました。

イエメン戦はボコボコでしたね。やられたわけではなくピッチが。あいかわらずのゴール欠乏症ですが、最後は我那覇がよく決めました。梅崎は一瞬でしたが効果的な動きをしていたのでもう少し見たかったですね。本当に強いチームを作るのには根底から変えていかなければならないので当然時間がかかります。ジーコが残したベースってチームレベルではほとんどないので本気でやるのなら今は絶妙のタイミングだと思います。この長期プロジェクトにオシム監督の体力が持つのか少し心配ですが。それから次はぜひ松井大輔呼んでください。

時をかける少女

ようやく時をかける少女(トキカケ)を見ました。シネセゾン渋谷で見たのですが満員御礼でアニオタに限らずなぜか年配のご夫婦やおじさんのお一人様等もいました。僕は原田知世派ではなく薬師丸ひろ子派だったので実写の方にはあまり好意的な印象を持っていませんが、これは素晴らしい。何度も声を上げて笑ってしまいました。先に戦略ありきで別にこれはアニメでやらなくてもいいじゃんーという作品がムダに多産されている昨今、今この原作でアニメで表現することの可能性をしっかり表現しています。反復活きています!ジブリは惜しい才能を失いましたね。

それにしても筒井康隆原作の映画化(アニメに限りませんが)が盛りだくさん。日本以外全部沈没パプリカも全部見ますよ。特に原作のパプリカは大好きなのでどうなるのか楽しみです。

合宿

プロジェクトS(仮名)のプレゼン。前回のラフプレゼン後の検討を踏まえたプレゼンです。「実空間とネットワーク空間を一つの空間として創る」と言った時に概念レベルではとても受容されやすいのですが、それを実装していくレベルになるとどうしても別のものとして考えられてしまいます。それは既存の組織体系、仕事の区分とフローという枠組みの中ではやむを得ないということになりますが、そもそもの既存の枠組みから出るのも壊すのも作り直すのも自由です。これからディティールのデザインから実装を進めていく上で既存の枠組みに縛られずに創り続けながら、かつ仕事を遂行するための機能をしっかり繋げていくための強度を持ったコミュニケーションはとても大変ですが絶対にやらなければならないことです。やはり合宿やりましょう、合宿。

sign外苑前が掲載された販促会議 2006年 10月号が送られてきました。フリーペーパー・マガジンってすごいことになっていますね。webよりはmobileとの連動を考えるとおもしろいかもしれません。


対サウジアラビア戦

手短にサウジアラビア戦の感想を。暑そうでした。しかしその暑さというのは単純に気候の問題だけではなくスタジアムに男しかいないということ(しかもほとんどがヒゲの濃い)も多分に影響していると思われます。中東でのアウェイ戦では気候のみならずスタジアムを支配するこの暑苦しさ(男くささ)のプレッシャーもとても大きいです。おそらくそのためでしょう。日本代表はあまりにも考えられないミスを連発してしまいました。(だってそうでもなければありえないミスばかりでしたよ)現日本代表にはそういうのを好むタイプはいないのかしら?次のイエメンは2000メートル以上の高地なのですがその上にやはり男だらけのスタジアムってことになってしまったらまた苦戦するのではないでしょうか。心配ですね。

ユラユラ

この週末は月曜日のプレゼンに向けての創作に没入です。途中でH.A.S.の伊能氏と照明についての打合せ。自然光をいかに捉えるか、というより絶大な力を持つ自然光を環境として意識するーコントロール不能で協力なシステムによる支配下において人工的な制御を考えるということは本当に難しく毎回悩まされるところです。今回はゆらぎのフィルターにチャレンジしようと考えています。その辺りを伊能さんとホニャホニャ....。

深夜の練習

サッカーアジアカップ遠征の日本代表メンバーが発表されました。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/data/mem_a.html
また出発直前。ついにGK西川(大分T)が選ばれましたね。チラベルトみたいに「FKでゴールを決める」って張り切っているらしいです。他に初顔は二川(G大阪)、伊野波(FC東京)、梅崎(大分T)らが選出。梅崎はノーマークでした。なんと1987年生まれ!ここしばらく日本代表でこのような大抜擢はなかったので驚き&楽しみです。チームの指針をしっかり持ちつつ選手をフィルターなしでよく観察しているなーと感心。この時間のない中での超アウェーの公式戦の中でこのチームが何を標榜するのか本当に楽しみ!

その他にもヨーロッパの期限ギリギリでの移籍ニュースがたくさん。何より気になるのはトルコのガラタサライに移籍した稲本。僕はGユースの頃から彼のファンです。異常とも言えるくらい熱狂的なガラタサライサポーターの中で稲本が再生することを期待しますし、トルコリーグという他のヨーロッパリーグとは違ったリーグを見れるようになるのも嬉しい。他にイングランド代表のA・コールがチェルシーに行ったり等々盛りだくさん。W杯が終わって少し落ち着いていたサッカー熱がまた盛り上がってまいりました。