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最近読んだ本 読書memo 004

ミシェル・フーコー講義集成11巻 主体の解釈学(ミシェル・フーコー/筑摩書房)
新聞で吉本隆明がこの本について語っていて気になったのですが、翻訳者の一人が高校の同級生(原和之くん)でびっくり。東大の助教授で20世紀のフランス思想を中心に研究しているそうです。それはともかく主体の歴史すごくおもしろい。フーコーの講義は熱いし。まだ全部は読み切れていません。

科学は臨死体験をどこまで説明できるか(サム・パーニア/三交社)
臨死体験から意識の問題へのアプローチ。臨死体験を科学として探求していくというのは本当に難しいと思いますが、それに向かう著者の真摯な姿勢は伝わります。それにしても表紙とか邦題とかもう少し考えないとただのトンデモ本と思われてしまいますよ。

UFOとポストモダン(木原善彦/平凡社新書)
UFO現象っていろんなアプローチがありますが、「UFO神話研究」は明快で分かりやすい分析。個人が「現実」を選びとっているというのは現在に始まったことではないと思いますが。

グーグル・アマゾン化する社会(森健/光文社新書)
ウェブ進化論を読んだ人はこれも読んだ方がいいと思う。他の「Google本」や「Web 2.0本」を読んだ人もこれも読んだ方がいいと思う。色々な視点があるということで。

ダーウィンの足跡を訪ねて(長谷川眞理子/集英社新書)
写真も豊富で美しくとてもよくできた新書です。自分が行った気持ちになるのではなく自分の足でぜひ行きたくなる。長谷川眞理子は自著も翻訳も含めて本当にいい本を書きますね。

学校(山本直樹/太田出版)
エロくて怖くて不思議でエロくてわけ分からなくてやっぱりエロい、山本直樹の傑作集。

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コメント

ご紹介ありがとうございます。「グーグル・アマゾン化する社会」読了。
アーキテクチャーが人を変える。アーキテクチャーによって自分が形成されている。と常に意識できるくらいにはオープンかつスポンジーでいたいと意識する。
しかし、その部分もあってエンタテインメントの世界に居るというのがあるんだよなあ(消極的)。アーキテクチャーでなく、コンテンツ。人の一生は重いので、人の一時間(ともしかしたらほんのちょっとの人生)。選択される側にしろ、もちろん、コンテンツとしての責任はあるんだけど。

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