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定例×2

今日からプロジェクトS(仮名)の定例が一つ増えました。施工に関する定例です。竹中工務店の現場責任者は数々の修羅場(現場)をくぐり抜けて来たであろう猛者で、こちらのデザインに対してモチベーションを高く持ってくれているのでとても心強いです。現場が始まるのが楽しみです。

その後はプロジェクトS(仮名)の全体定例。今日からBACHの幅氏も参加でしたが、幅さんの話しは非常に分かりやすいですね。しかも共有しているものも多い上に理解の速度がとても早いので話していて楽しいです。ミーティング自体の幅wも広がってプロジェクトのクオリティがより高められると思います。せっかくの複合チームなので、個々の可能性はもちろん、チームや組み合わせによって生まれるまだ見えていない可能性もーそれら全てを出し切って創っていきますよ。

空間(建築)とテクノロジーというとどうしてこういう方向性にしか行かないのでしょう。
http://www.ntt.com/release/2006NEWS/0011/1127.html
(via K.Moriyama's diary)
全くダメですね。こういうテクノロジーを取り入れることでただ体験を制限しているだけのものには可能性はないと思います。制限が体験の高密度化をもたらすのであればいいのですが、空間(建築)とテクノロジーにおいてそこまでの創造はあまり出てきていません。

企て

プロジェクトS(仮名)の椅子選びのためにあちらこちらを廻りました。家具屋はたくさんあるけれどプロジェクトに合ったいい椅子を探すのはなかなか大変です。いくつか新作でいいものがあったのでそれらをセレクトに加える。

その後sign代官山でATAKの渋谷くん、mariaと新しいプロジェクトの企てのためのミーティング。「音と空間(建築)」の次の展開を自発的にプロジェクトとして創っていこうと。これをきっかけに新しい空間生成の手法を創っていきたいと思います。ついでに忘年会@sign代官山の打合せ等。久しぶりにDJやろうかな。

合気達人

密かに世紀の一戦が行われていました。
YouTube - (合気達人)柳龍拳 VS (総合格闘家)岩倉豪
うーん...。

パプリカ

パプリカ見ました。川崎チネチッタで。ここは穴場です。webで座席指定できるし、都内に比べて混雑しないし、おまけに椅子がとても快適です。

いやー、面白かった。楽しさと不気味さを持つ夢世界を映像で見事に表現していました。夢と現実が溶解していく感覚も。「パプリカ」も「時をかける少女」も筒井康隆の原作は優秀なアニメーターの表現を引き出す要因を持っているのでしょう。映画の原作としてのクオリティが高いというだけではなく小説はもっとぐにょぐにょで面白いですよ。

パプリカ
パプリカ
posted with amazlet on 06.11.28
筒井 康隆
新潮社
売り上げランキング: 617

「似非科学」

科学者がこんなに生真面目に書かなければならないほどの状況なのでしょうか。
「水からの伝言」を信じないでください

信じていない人にとっては当たり前で丁寧すぎるくらいに感じる文章なのですが、信じている人たちにはやはり届かないのかもしれません。「じゃあ、リンクして意味があるの?」って言われそうですが、未読の方はぜひ読んでみてください。。

本屋さん始めました

amazonインスタントストアの話ですが。
matt | atlas books
今のところ「最近読んだ本 読書memo」のリストをただ掲載順でアップしているだけのベータ版ですが、気が向いたら編集とかするかもしれません。

肌触り

何だかmovable typeさん調子が悪いですね?それともサーバーかな?

朝から芝浦で打合せだったのですが、久しぶりに降りた芝浦エリアは再開発が進んでおり建築中のものも含めて高層マンションラッシュ。運河にもとってつけたようにウッドデッキ貼って化粧していたりするのですが根本的にこのエリアの空気感って変わりませんね。運河もそうなのですが滞った感じ。僕はきれいだけの街や統一感のある街なんて嫌いだし、むしろ汚い部分も含めて何があるんだか分からないような街の方が好きなのですがここは単に汚いとは違って、何と言うか滞ったとしか言いようがない肌触り。まだまだ続く再開発がこのエリアに何をもたらすのでしょうか?

夕方からはプロジェクトS(仮名)の定例会議。より深く多面的な検証に繋がるいいディスカッションができたと思います。

U-21日本代表はドローでしたが、両サイドはキレキレで楽しみなサッカーをしていましたね。特に水野(千葉)は突破、クロス等全てが疾くかつ正確でこのままA代表で使いたいくらい。逆サイドの家長(G大阪)も良かったし、手薄だったサイドバックが面白いことになりそうですね。それから早朝の中村俊輔のFKは鮮烈!思わず目が覚めました。

はつゆめ

森美術館にビル・ヴィオラ はつゆめを観に行く。ビル・ヴィオラといえば≪ストッピンッグ・マインド≫や≪ベール≫等のようなビデオ映像と音響による空間インスタレーションのイメージが強かったのですが、今回初めて見た2000年以降の作品群≪驚く者の五重奏≫、≪静かな山≫、≪サレンダー/沈潜≫等に衝撃を受ける。特に≪ラフト/漂流≫は強烈でした。瞬間を見る、瞬間の束を見るー。見るという体験は僕たちが思っている程単純のことではありません。

「見ることと想像することは異なった活動である、と言うことくらい誤ったことはありえまい。それは丁度チェスで、駒を動かすことと駒を失うことが異なった活動である、と言うようなものである。」というウィトゲンシュタインの『断片』を思い出す。

最近読んだ本 読書memo 005

赤を見る―感覚の進化と意識の存在理由
ニコラス ハンフリー Nicholas Humphrey 柴田 裕之
紀伊國屋書店
売り上げランキング: 7299
このテーマをこの薄さで...?と思いながら、個人的に旬なテーマであること、インパクトのある装丁に惹かれたこと、そして前著の喪失と獲得―進化心理学から見た心と体が面白かったことーで読んだのですが、最後はやっぱりすかされた感じ。が、途中の盲視の事例による感覚と知覚の分析はとても刺激的で考えさせられました。

都市のイメージ(ケヴィン・リンチ/岩波書店)
僕自身は(集団の)イメージされる都市(もしくは国家)ーという考え方の有効性については信用していませんが、イメージをイメージアビリティimageabilityにまで拡げたところにこの本の有効性はあると思います。

サイボーグ化する私とネットワーク化する世界(ウィリアム・J. ミッチェル/NTT出版)
過去に読んだシティ・オブ・ビット―情報革命は都市・建築をどうかえるかe‐トピア―新しい都市創造の原理に続く三部作の完結ということで読みましたが最後まで凡庸な「いま」論で終わりました。MITメディア・ラボってもう終わっているのかしら。

ハイパーサーフェスのデザインと技術―やわらかな時代の建築に向けて(瀬尾文彰・松本信二監修/彰国社)
新たなる空間(建築)の設計手法を考えていて、めずらしくいくつか建築本を読んでいます。「在ること」としての空間(建築)までを捉える設計手法についてもやもやと考え続ける。

だまされる脳―バーチャルリアリティと知覚心理学入門(日本バーチャルリアリティ学会/講談社ブルーバックス)
改めて従来のバーチャルリアリティにはデザインという観点が全くないことを痛感しました。これではどこにも伝わらないのではないでしょうか。

なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか(スーザン・A. クランシー/ハヤカワ文庫)
アブダクションについての本ですが、アメリカ現代文化史としておもしろく読めました。UFOとポストモダンを読んだ後にこれを読んだので部分としてよく分かりました。

24のひとみ 1 (1)(倉島圭/秋田書店)
「嘘つきのパラドックス」等は別にして、ひとみ先生ってかわいい...。久しぶりにキャラに惹かれてしまった。

ジャストタイミング

品川でK社U氏と打合せ。途中ランチを交えながらじっくりお話しました。何を創るか?どんな可能性が生まれるか?枠組みでなく内容から立ち上げなければなりません。コミュニケーションを重なりだけでなくずれについても意識しながら多視点を獲得していきます。

打合せ中に見覚えのない番号からの留守電が入っていて後で書け直したら、僕が米子にいた5年間在籍したL社のO社長でした。ちょうど時間があったのでSign外苑前で待ち合わせをしてしばし歓談。(4、5年ぶりでした!)それから一度マットに戻り、今度は新宿で待ち合わせて夕飯を共にしました。プロジェクトの可能性について諸々話す。話しているうちに初めてO社長に会った時に約束したことを思い出しました。「一緒に空間のプロジェクトをやりましょう」というー。今がそのタイミングのような気がします。ぜひ、やりましょう!

全く関係ありませんがこれおもしろいですね。
http://japanese.engadget.com/2006/11/16/cel-shaded-hotel/
(via Engadget Japanese)

戦い

午前は六本木の某現場にてプロジェクトS(仮名)の打合せ。S社O氏がみんなで創ってきたことを守るために戦ってくれました。僕たちは専ら後方支援。いつもはやさしい笑顔を絶やさないO氏が本当に頼もしく感じると同時にこのプロジェクトへの思いがより深くなりました。その後日本橋に場所を移してシステムの打合せ。相手はプロのシステム屋さんがずらりでしたが、こちらはrhizomatiksの千葉さんが孤軍奮闘。ようやくシステムの全容がほぼ決まりました。

夜は同じくプロジェクトS(仮名)の件でBACHの幅氏と打合せ。BACHはご近所さんなのですが、お邪魔したのは今日が初めてでした。幅さんもお忙しいようであまり時間は取れませんでしたが、その短い間にも目をキョロキョロさせて膨大な本棚をチェック!幅さんは本の超スペシャリストなのでそんな彼の本棚は特に気になります。が、打合せテーブルからはよく分かりませんでした。今度時間ある時にじっくり見せてもらおう。

サッカー日本代表も戦っていました。後半しか見れませんでしたが、3点目の場面ゴールを決めた我那覇の前=中央に飛び込んでスルーした加地や後半42分に登場して鬼のようなチェイシングでボールを何度か奪っていた羽生など、記録には残らない(見えにくい)ところで戦っている選手たちが素晴らしかった。オシムはそういう選手、そういうプレイをしっかり見ていると思います。今後も期待していいと思います。

地球シミュレータ

プロジェクトS(仮名)の件でcafegrooveにてミーティング。メンバーはcafegroove代表取締役の浜田氏と同社の富田さん、そして北山創造研究所の松岡氏と僕の4人。cafegrooveが運営するダイニングCOPON NORPのランチを楽しみながらでしたが、食材が素晴らしく特にマグロが美味しゅうございました。毎日こんなランチが食べれるなんていいですねー。

打合せの内容は七五三から始まり、「エコってどうよ?」とか地球シミュレータの話等あちらこちらに飛びましたが、コミュニティについて共有している部分が多々あったので色々創造的な協力ができそうです。終了後、場所を変えて松岡氏とプロジェクト自体の進行状況を確認。

夕方はnotosで深紅プロジェクト(仮名)の打合せ。なぜかみんなお疲れモードで「オフィスを飛び出して外でやろう」ということになり、近くのロイホRoyal Hostへ。webの展開等の方向を決める。誰に作ってもらうのかという肝心な問題が決まっていませんが。

よく見えるもの・分かりやすいものをイメージ化するーということからは何も生み出さないと思う。何だかそんなことが多過ぎますね。

今年も

またルネッサンス ジェネレーションに行けませんでした。2年続けて申し込みはしていながら時間が作れなくて行けずじまい。今年は特に中村美知夫氏や永井均氏等、ゲストの顔ぶれも面白かったのでぜひ行きたかったのですが...残念でした。

それにしても今年で10回目ってすごいですね。来年もぜひ面白いテーマ、ゲストで続けてください。お願いします。

武蔵野美術大学講義

今日はATAKの渋谷慶一郎くんと武蔵野美術大学のゲスト講義に行ってきました。池上高志さんの「オートポイエーシス」という講義で一応お題は「音の建築、音のデザイン、サウンドアート、サウンドスケープ、立体音響....」。池上さんの車で東大の学生の成田くんを含めて4人で行ったのですが、ムサビ遠いですねー。

講義の前半の90分はほぼそれぞれがやっていることの話で終わってしまいました。後半は浅田彰を超えると目される男成田くんの仕切りで池上さん、渋谷くん、僕の3人で話す。話題は、創るという行為そのものについての話からインスタレーションとライブや建築とオートポイエーシス、荒川修作とヘルツォーク&ド・ムーロン等。渋谷くんなんて池上さんに向かって複雑系の現状をざくっと斬っていましたよ。僕は久しぶりにこういう場で話したのですが、うーん...全然言いたい事が瞬間瞬間で言い切れなかったなー、というか脳の運動能力が少し鈍っているような気がしました。いかんですね。脳も身体ももっともっとトレーニングしなきゃね。池上さんも言っていたけれど渋谷くんはどんどん話すのも上手くなっています。聞いていてもこうやって一緒に話していても面白い。

学生のみなさんはとてもまじめそうでしたがちょっと反応がなさ過ぎる気がしました。最後の「部分をとにかく創るだけだ」という話だけでも届いていればいいのですが。僕の運動能力はまあ置いておいて、ああいう場で話すということは自己を更新するとても心地いい運動になります。ありがとうございました>池上さん

でんぐりでんぐり

雑務がかなりたまっていたので半日くらい集中して片付ける。夕方からはプロジェクトS(仮名)の定例会議で西麻布へ。いよいよ実装作業に入って来て複合的に問題も生じて来ていますが、こういう時こそ頭と体をフル稼働させてプロジェクトの原点に立ち返りながらの対応が必要です。こういう時に問題点だと思われる局所のみに捕われて即応的に対応するーというのは絶対に避けなければなりません。みなさん、ここからです!

定例終了後渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開かれたスーパーエッシャー展のスーパープレビューに行く。ですが、着いたのが閉館約10分前で作品はほんの少ししか見れませんでした。うー残念。改めてじっくり観に行こうと思います。<でんぐりでんぐり/wentelteefjes>の携帯ストラップをもらったのが嬉しくて初めて携帯ストラップを付けちゃいました。

そうそう「ホテル無限大プロジェクト」も進めなきゃ。

その後先にスーパーエッシャー展を見終えていた渋谷くんたちと合流して、翌日のムサビの講義の打合せでもと思ったのですがそんな話は忘れて雑談に花がさく。渋谷くんたちはそれからwombのイベントに突撃していきましたが僕はmattへ帰りました。

小樽二日目

小樽出張二日目。午前中はK社社長、常務との打合せ。今後の仕事の進め方等についての内容を確認しました。その後場所を変えて全体ミーティング。今回は僕の方からはコンテンツ企画の提案をさせていただきました。色々楽しみなコンテンツを提案しましたよ。企画に関しては今後検討をした上で決まっていきますが、まずはプロジェクトの名前が決まりました。名前が決まるとベクトルがしっかり共有できるので色んなことが進めやすくなります。これから速度と濃度を上げて進みます。打合せ内容は多岐にわたり長時間続きましたが、僕だけ今日帰りだったので途中で席を外しました。みなさんすみません。

南小樽の駅から電車で千歳空港まで行って帰京。

小樽再訪

出張でまた北海道に来ました。千歳空港で潮さん、松本くんと合流してK社のF氏の車で小樽へ。千歳や札幌から小樽へ車で入る時の海岸線はとても美しいのですが今日はあいにくの雨。寒さは思ったほどではありませんでした。小樽に着いて最初に先日オープンしたばかかりのお店を見て、その後ある物件を現調に行きました。やはり元は銀行だった建物でこんな巨大な金庫が残っています。

他の写真はお見せできませんが、小樽にはこんな価値ある建物がごろごろ点在しています。一部では有効的な再利用もされていますが、まだまだ潜在的な魅力を引き出せずに眠っているものやノスタルジーのみに頼って生かしきれていない空間も多く本当にもったいないなと感じてしまいます。

その後は潮さん、松本くんと打合せをして、夜はK社のF氏のご案内で美味しいお魚をいただく。特にほっけのフライといくら丼は絶品でした。小樽はあいかわらずネット過疎環境で、ホテルのフロントの方に「ロビーだけでも無線LANを」と重々お願いしておきました。次回来た時には無線LAN完備になっていたら嬉しいのですが...。

告知ー武蔵野美術大学講義

告知が遅れましたが、11月10日金曜日(もう明日ですね)に、 武蔵野美術大学の基礎デザイン科の講義「オートポイエシス」 (東大の池上高志さんの講義)にゲストでATAKの渋谷慶一郎くんと共に呼ばれていまして、音の建築、音のデザイン、サウンドアート、サウンドスケープ、立体音響などについて話をします(予定。実はまだ何も考えていません)。開講時間は14時40分から休憩はさんで5時50分までーになります。
「ご来聴歓迎します」とのことですので、お時間ある方はぜひ!(といっても平日の午後にムサビは厳しいですね)

Nordic Lounge

土曜日は黙々と作業に没頭。三連休ということもあって外部からの通信がほとんどないのでヒュンヒュンとはかどりました。

夜はNordic Lounge Night Cafeというイベントへ。DNMというスウェーデンのレーベルのJakobがDJをやるイベントでこの時期の恒例行事となっています。JakobはスタイリッシュかつイケメンDJ兼レーベル主宰なので来ている人たちもイベントそのものも何だかスタイリッシュでちょっと落ち着かない感じ。でもJakob本人は至ってフランクでやさしいナイスガイです。昨年Jakobと彼女のRebeccaに会った時に

をプレゼントしたのですが、それを読んで(英語/イタリア語テキスト付)今回「秋葉原に行って一杯歩いてメイドカフェにも行ったよ!すごく不思議な場所だったよ!」と興奮気味に話していました。今回は来年の1月まで東京にいるらしいので一緒に色々なところに行こうと思います。

その後アフター・パーティでsoftへ。JakobやRebeccaたちと朝まで踊りまくる。久しぶりで楽しかったけどさすがに疲れました。

パイク追悼

夜、外苑前の梅窓院で開かれたナム・ジュン・パイク追悼ライブへ。浅田彰氏のパフォーマンス&イントロの後、坂本龍一氏やカールステン・ニコライらraster-notonメンバーが続けてパイク追悼のパフォーマンスを行いました。カールステンのモニターと電磁石によるシンプルなパフォーマンスが秀逸。もちろんこれはパイクの「ヴィデオ・シンセサイザー」が基になっています。浅田氏は「パイクの子供たち」とみんなを紹介していましたが、やっぱりパイクが誰よりも一番子供ですね。


ライブを終えてリラックスモードのカールステン。ATAK_Tに袖を通す。

その後友人多数とSign外苑前へ行きご飯を食べて、5FのOFFICEに移動してカールステンらraster-notonメンバーも合流して打ち上げ。ボーイズトーク連発で盛り上がりました。

奉納

Sign代官山で松本くんとランチミーティング。企画案とそれに対するリサーチの報告。方向性を確認し合ったのでこれを来週の打合せまでにまとめます。デザインをする、企画をするということはプロジェクトそのものの可能性を拡げるということです。その可能性の起点は様々な形態で存在していますが、現れているもの見えやすい安定したものよりも見えにくくて不安定で潜在的なものの方がダイナミックに発展していくことが圧倒的に多いです。今回のこのプロジェクトでもそんな潜んでいる起点を探索することから始まります。

夕方日本橋で打合せを一本終えた後、青山ブックセンター六本木店のregarding raster-notonを少し覗きました。観客が同じ方向に向かうという通常のライブ形式をせまい書店空間で無理矢理作るよりも、通常の書店空間の流れの中で観客を一カ所に集中させずにパフォーマンスする方がより面白かったと思う。それでもこんな企画を書店という空間でやるということだけでも充分に評価できると思います。カールステンに上記のような感想を伝えて、RATIO 02現代思想vol.34-13 (特集リハビリテーション)を購入して帰る。RATIOは01もかなりのボリュームでしたがさらにボリュームアップしています。すごいですね。

帰り途でこんなのに出会いました。

「奉納」って....。

insen & raster-noton

昨日書いた通り、夜はカールステン関係のライブ三昧でした。

まずは国際フォーラムで行われたalva noto + ryuichi sakamoto - insen。いろいろな意味で調和の取れた繊細で美しいコンサートでした。そんな中で最後の曲(アンコール前の)だけが力技で僕もぐっと力入りました。コンサート後カールステンと話しましたが、既に一山越えた感一杯ですっかりリラックスモードでした。

一度mattに戻って少し仕事してから次は代官山のUNITで行われたraster-noton.unitへ。平日の深夜からのイベントだというのに満員状態。まずは 、準備もろくにしていなかったというcyclo.(カールステン・ニコライと池田亮二によるユニット)から始まり、raster-notonのアーティストたちが次々とロックな感じで盛り上げ、最後にカールステンが国際フォーラムでのコンサートとは全く違うファンキー・パフォーマンスで締めくくりました。カールステンはあいかわらずのタフガイでした。ところでサプライズは何だったのでしょうか?