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はつゆめ

森美術館にビル・ヴィオラ はつゆめを観に行く。ビル・ヴィオラといえば≪ストッピンッグ・マインド≫や≪ベール≫等のようなビデオ映像と音響による空間インスタレーションのイメージが強かったのですが、今回初めて見た2000年以降の作品群≪驚く者の五重奏≫、≪静かな山≫、≪サレンダー/沈潜≫等に衝撃を受ける。特に≪ラフト/漂流≫は強烈でした。瞬間を見る、瞬間の束を見るー。見るという体験は僕たちが思っている程単純のことではありません。

「見ることと想像することは異なった活動である、と言うことくらい誤ったことはありえまい。それは丁度チェスで、駒を動かすことと駒を失うことが異なった活動である、と言うようなものである。」というウィトゲンシュタインの『断片』を思い出す。

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