« November 2006 | メイン | January 2007 »

白夜

たまっていた書類をまとめて仕上げる。夕方はDNMのjakobと新プロジェクトの打合せ。スウェーデン、北欧についての様々な考察。jakobはとても議論好きなのですが僕の英語力が全く不十分で申し訳ない。

スウェーデンをはじめとする白夜の国々は図書館が進んでいて、かつてこんな本が出ていました。

白夜の国の図書館〈Part2〉
図書館計画施設研究所
リブリオ出版

来年ストックホルムに行けるといいなー。

瞬発力

打合せやらアップしなければならない件がいくつかまだ残っているんで納めとはいきませんが、年末らしく大そうじをしてスタッフの森山さんといろは寿司で「今年もお疲れさま、来年はもっと頑張りましょう!」会。個としてもチームmattとしてもやりたいことはたくさんありますが、そのために超えなければならないこともまた多し。個人的には瞬発力をもっともっと高めたい。思考と運動の瞬発力を共に。

最近読んだ本 読書memo 006

朽ちていった命―被曝治療83日間の記録
NHK「東海村臨界事故」取材班
新潮社
売り上げランキング: 3467
久しぶりの一気読み。といっても薄い文庫本なのであっという間でしたが。途中で止められるような内容ではありませんでした。1999年の東海村臨海事については、事故直後の避難要請や避難勧告をはじめとした対応、JCOによる作業工程管理の杜撰さ、臨界事故の科学的解説、そして特に多量の放射線を浴びた作業員3人のうち二人が亡くなったこと、等が報じられていたのを記憶しています。この本は被曝して亡くなられた作業員の一人の83日間の治療記録。まさに身体が内部から朽ちていくーその様子のみが綴られた記録。こういうドキュメンタリーは情緒性に偏り無駄な贅肉を纏ってしまい肝心な部分が見えなくなることが多いのですが、この本は放射線被曝によって人間がどうなっていくかを短い本でありながらしっかりと伝えている。優れたドキュメンタリーはフォーカスを徹底的に絞り込みながらもフォーカス外をも想像させる力を持つ。この本もそんな力を持っています。

「核」論―鉄腕アトムと原発事故のあいだ(武田徹/中公文庫)
「核」つながりで。こちらは(できる限り)一つのポジションに身を置く事なく多視点を描く事で「核」の社会化にフォーカスしていく。高木仁三郎のナイーブさについての言及等も僕自身は持っていなかった視点でした。東海村臨界事故についても一章割いています。

インテリジェンス 武器なき戦争(手嶋 龍一、佐藤 優/幻冬舎新書)
読み始めた時にも一度触れましたが、やっぱり面白かった。言い切れない部分を含ませつつの話し(もちろん核心は滲ますことさえできないのでしょうが)の展開がより想像をかき立てる。お互い認め合いながらも見解の相違はそれぞれプロとして明確に対峙する部分もスリリング。内閣官房副長官補の谷内正太郎にも興味がわきました。

インフォーマル(セシル・バルモンド/TOTO出版)
建築界隈で構造家セシル・バルモンドが異常に持ち上げられている状況に違和感を持っていたところでこれを読んでみましたが、その違和感は取り除かれることはありませんでした。彼が優れた構造エンジニアであることに疑いはありませんが、あくまでも建築=造形創作のフレームの中での新しい手法としか感じられません。

前田建設ファンタジー営業部(前田建設工業/幻冬舎)
子供の頃マジンガーZにしてもウルトラマンにしてもガッチャマンにしても基地が大好きでした。ゼネコンがマジンガーZ地下格納庫を実際に作るーという企画が本になったものですが、この本の意義は実際に見積りと工期まで出されているということです。せっかく面白いことを始めた前田建設でしたがこの後談合事件への関与が明るみに出てしまいましたとさ。

エロマンガ・スタディーズ―「快楽装置」としての漫画入門(永山薫/イーストプレス)
エロの敵 今、アダルトメディアに起こりつつあることに続くカバーがないと読みにくい本シリーズ。正にそれに現れているような「エロの壁」がエロマンガの特性の一部を形成しているという指摘は鋭い。マンガの歴史には現れないエロマンガの歴史は深く広く面白い。

20世紀少年 22―本格科学冒険漫画 (22)(浦沢直樹/小学館コミック)
大好きなマンガなんですよ。全巻揃えています。しかし、ここ数巻は拡散と収束のバランスがどうも気持ち悪いです。安定した結末なんて求めていませんが拡散と収束が引き起こすダイナミックさを期待します。

PLUTO 4―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (4)
浦沢 直樹 手塚 治虫
小学館
売り上げランキング: 1
20世紀少年に比べてこれはまだまだ期待が高まるダイナミズムを持っています。実際どうだったかは分かりませんが、手塚治虫が考えたであると思われることにより深く切り込んでいる。工学的な側面よりもむしろ認知科学や心脳問題、意識の科学について。各巻の装丁・カバーも秀逸。

フィードバック

年内最後のd-labo定例ミーティング。いくつかの展開と少しの見直し点について。開放性を持つ動的なプロジェクトにおいてフィードバックは非常に重要です。それは負のフィードバックによる安定化という側面だけではありません。

フィードバックといえばサイバネティックス、サイバネティックスといえばノーバート・ウィーナー、ということで

情報時代の見えないヒーロー[ノーバート・ウィーナー伝]
フロー・コンウェイ ジム・シーゲルマン 松浦 俊輔
日経BP社
売り上げランキング: 132109

が出ていましたね。読みたい。

JAM HOME MADEへ

テイラー装置の再納品。まだ改善しなければならないところがいくつかありますがまずは動かしてみることに。その後panasonicの人も交えての打合せ。僕自身の不理解によるところが大きいのですが、まだ見えた気がしない。シミュレーションについての話しですが。いずれにしても要勉強。

その後、池上さん、渋谷くん、エバラくんと一緒にJAM HOME MADEへ。ここはコマーシャルスペースとしては初めてのプロジェクトで実質のデビュー作でした。もうすぐ7年になりますが、JAM HOME MADEの皆さんが本当に大切に運用しているので空間が活きています。これは本当に嬉しいことです。デザイナーの増井くんも元気そうでした。久しぶりに訪れたのですが、当時の知識やスキルの低さがところどころに見えてちょっと気恥ずかしい...。このプロジェクトをきっかけに取りかかったテーマは今もこれからも追い続けます。

全景

大竹伸朗 全景1955-2006へ。

最終日ということでチケットを買うための行列で「40分待ち」に折れそうになる。今まで大竹伸朗という作家にはそれほど興味を持ってはいませんでしたが、これだけの現象を起こしているパワーに触れてみたくなり駆け込んだのでした。会場内ももの凄い人だったので3Fは軽く流し見をして1Fへ。評価の高い「網膜」シリーズを見る。初めて実物を見ましたがこれはずっと見れる、ずっと見たい触れたいと感じる作品群でした。見るというより視るですね、強烈に。それから「網膜」シリーズと同じ空間にあった「シップヤード・ワークス」も凄くよかった。FRPという素材の持つ質感と製作過程が大好きな僕にとってはたまらない感覚。FRPの断面をなめるように視ていたら学芸員にすごく恐い目で監視されてしまいました。渋谷くん&マリア、クララらに会い、しばらく立ち話。見本はカバーのみで内容の分からないカタログを予約して帰りました。

プリマ

松山バレエ団の『くるみ割り人形』を見る。高校時代の友人川田くんが森下洋子さんから招待されてチケットがもう一枚あるからと誘われて行くことになりました。クリスマスに男二人で『くるみ割り人形』ーってかなり不気味な状況ですが、まあいいじゃないですか。クラシック・バレエを劇場で見るのはすごく久しぶり。森下さんの少女よりも少女らしいしぐさには驚きました。が、未だに森下さんに変わるスターが出てこないというのは厳しいですね。小学生くらいの可愛らしい子たちが大人に混じって一生懸命踊っていましたが、そんな中から未来のプリマが生まれてくることを期待します。
バレエに限らず身体芸術は空間把握力が命ですね。

視えない世界

品川でK社社長と打合せ。しばらく一時停止になっていたプロジェクトが再始動です。開放性と構造化をシームレスに考える、そして多レイヤーを繋げるコミュニケーションの持続を。

その後、sign代官山でDNMのJakobと会う。「秋葉原一緒に行こうよ!」とか言われるのかと思いきや、あるプロジェクトについての相談でした。Jakobは僕と一緒にやりたいと思ってくれているようですが彼に決定権があるわけではないのでまだどうなるのか分かりません。一般的にプロジェクトに関する決定権を持つ人がそのプロジェクトの可能性を事前に狭めてしまうことが多い気がする。当然ながらそのようなプロジェクトに僕が関わることは少ないです。

先日触れたダーウィンの悪夢についてインタラクティヴ読書ノート別館の別館経由でこんなエントリーが。
http://d.hatena.ne.jp/dojin/20061221#p2
うーん。世界は本当に視えない。

Krispy Kreme Doughnuts

sign代官山でトランジット松波さんとd-laboのPRについての打合せ。途中から北山創造研究所の山口氏も加わりました。伝わる言葉、分かる言葉について考える。

そこに松波さんの友人が素晴らしいものを持って登場。

先日新宿にオープンしたばかりのKrispy Kreme Doughnuts。1時間半も並んでゲットしたそうです。たまたまそこにいただけでしたがありがたくいただきました。

僕がいただいたのは「チョコレート・グレーズド・クルーラー」(中段右から二番目)というドーナツだったのですが、チョコレートアイシングはとても甘くてふわっと軽いドーナツ本体との組み合わせが絶妙ですごくおいしい!おいしいスイーツはいくら増えても大歓迎です。

つまるところ

「便秘と大腸がんは無関係」だそうです。
http://www.asahi.com/health/news/TKY200612200287.html

たいして気にしていなかったつもりですが、ちょっとほっとしました。僕は生まれながらの慢性便秘で、
食べる量>>>うん○の量
という感じです。一体どこに行っているのでしょうね。本当に不思議。血液に混じりあっていたりしたらいやだな。

今日も打合せの連続で脳内の血液もつまりそうでした。

OTAKUストア

amazonがOTAKUストアをオープンしたそうです。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20061218/amazon.htm

なのですが、amazon.co.jpのtopにはおたくのおの字も出ていません。どういうことなのでしょうか?やっぱりこんなのがトップセラーに並んだりしたらまずいのでしょうかね。それにしても[おもちゃの安全性 対象年齢: 16 歳]というのは何に対する安全性なのでしょう。気になります。クリスマスプレゼント探しにどうぞ。

まわってまわって

今日は打合せ等でいろんな場所をまわりました。

東京ミッドタウンの現場視察へ行く。

d-laboの現場とミッドタウン内の一部を見させていただきました。最近の都心の大型開発プロジェクトは外観内観の意匠以上に空間ボリュームが一様に感じられます。受ける感覚としてはかつての郊外開発ブーム時代に受けた既視感に非常に近い感覚。この状況は非常に苦しい。これからコンテンツが満たされて行く中で予想外な展開が出てくればいいのですが。

その後、『akiba1LDK+檜風呂』の補修工事のチェックと新しいプロジェクトのための打合せに秋葉原へ。

まだしばららく補修が続くので全面公開はできませんが、近いうちにこの空間を素材に映像を創ろうと考えています。

『akiba1LDK+檜風呂』でディスプレイされているD氏のコレクションのごく一部です。

そして、次はテイラー装置の引き渡し確認のために駒場東大へ。

装置を作る/研究(実験)する/創作する。本来これらを一つの行為として進めなければならないのですが、これがなかなか難しい。スケールは別としても建築や空間も同じ問題を抱えますが、これを絶対に破らなければなりません。

まわりまわって夜はsign代官山でATAK忘年会。最近知り合った新しい顔から久しぶりに会う顔まで、楽しく盛り上がる。女の子にやたらと受けまくっていたマジシャンのトリックをあばこうと大海くんと「科学は負けない」とか言いながら目を凝らしましたがあえなく惨敗。前夜もあまり眠っていなかったため二次会の途中で退散しました。

もちつき

DSC05846.JPG

北山創造研究所のもちつきに行ってきました。毎年恒例でもう20年も続いているそうです。(新年ではなくなぜか年末)スタッフのみなさんがハッピを着てやっているのを見るとお祭り気分になり、僕も久しぶりにもちつきしましたよ。汗ばむほどもちをついた後自分でついたできたてのもちをあんこやきな粉で食すーいずれも大変美味でした。年末の慌ただしさをしばし忘れる楽しい一時。ごちそうさま&ありがとうございました>北山創造研究所のみなさま

SPACE INFORMATION CENTER

これいいですね。
宇宙情報センター/SPACE INFORMATION CENTER

セミトラが開発したJAXAの新コンテンツ。こういう開発実行環境が同時に提供されて連携していくようなサイトにしたいのです。ここmatt | atlasも。そろそろいかがでしょうか>セミトラのみなさん。

ジャンプを読む大人たち

朝早くから麹町の某所で打合せ。久しぶりにピーク時の満員電車に乗り泣きそうになりました。今日はファーストコンタクトで可能性を探るためのコミュニケーション。ギャップのあるところにこそ面白いプロジェクトは生まれると思います。どうなりますやら。

d-laboの打合せも盛りだくさん。多様なタレントが集まりプロジェクトに厚みができつつあるように感じます。トランジットのPR担当松波さんはいきなり呼び出されてあれもこれもで面食らっていましたが。

夜は某所で行われた新規WEB媒体のパーティへ。BACHの幅さんと合流。幅さんや東京R不動産の人たちとマンガの話しで異常に盛り上がりました。僕もマンガ大好きです。

ノロノロ

スタッフの森山さんに「leeさん、ノロウィルスだったんじゃないですか?」と普段よりかなり遠めから言われましたがそうだったのでしょうか?まあ治ったからよかったのですが。

環―歴史・環境・文明 (Vol.27(2006Autumn))を購入。特集が「誰のための金融か」だったので。d-laboのために改めて「金融」を考える。グラミン銀行のムハマド・ユヌスのインタビューや若田部昌澄の中央銀行論等おもしろそうです。

働きロボ

絶不調だった体調がようやく回復してきました。普段体重変動はほとんどありませんが、この2日で2.5kgも減。胃腸の風邪はすごく流行っているそうです。みなさんも気をつけてください。

川崎の秀光へ打合せに行く。d-laboの施工に関する打合せです。秀光さんは主に銀行やオフィス空間を手がけていて自社オフィス自体がショールームになっています。打合せ後近くの自社工場へ。木とアルミとスチールの加工工場があって一部過程を見せていただきました。アルミのディーテイルの加工とか凄い。日本に1台しかない特殊大型機械があって、一通り見たのですが魅入ってしまうほどの精巧な動きでした。かと思えば単純な作業の部分で一瞬躊躇するかのような動きを見せたりと、ロボットが有効に機能している現場でした。写真を撮りたかったのですが、当然ながら極秘とのことで撮影はNG。ロボットは非常に優秀でしたが、もっとロボットの能力を引き出すことが人間の方でできると思います。ちょっともったいない。

ロボットつながりでまたこんな発表が。
http://robot.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/12/06/284.html
この記事を書いた森山和道氏も自身のサイトで書いていましたが、これで「空間ロボット」と言ってはダメだと思う。認知が行為から産出されることの意味が全く問われていない。ロボットを作るわけではありませんがATAKの渋谷くんやevalaくんとこれから進める予定のプロジェクトでこのあたりを探究するつもりです。

ATAK忘年会@sign代官山

お知らせです。僕がアートディレクションを担当しているレーベルATAKの忘年会がおなじみsign代官山で開催されます。エントランスフリーでどなたでも参加できますので皆さまぜひ遊びに来てください。僕もほんのりとDJやります。

以下はATAK infoより

06.12.15(Fri) 19:00

ATAK BONENKAI !
19:00〜23:00
@ sign代官山
(03.3780.9570)

DJ:
yasuhiro mihara(sosu)
com
venus fly trapp
myeong-hee-lee(ATAK,matt)
evala(ATAK,port)
maria(ATAK)
keiichiro shibuya(ATAK)
and more!

d-labo

ずっとプロジェクトS(仮名)と表記されていたプロジェクトですが、IRも公式プレスリリースも終わりましたので今日から実名表記になります。d-labo (by SURUGABANK)ーは2006年3月30日にオープンする東京ミッドタウン/Tokyo Midtown内にできるスルガ銀行が創る全く新しい空間です。プロジェクトの内容はこれから少しずつプロセスとしてアップしていきますのでお楽しみに。

今日はそのd-laboプロジェクトチームのブレスト&親睦会がありました。前半は北山創造研究所のミーティングスペースでしたが、途中からTHE PLACEというとても落ち着いたバーに場所を移して飲食しながらの楽しいブレスト。酒も入りながらで話しも乱れがちになりますが、こういう場でのコミュニケーションが実はチーム力を高めるのにはすごく意義あるのです。初めて参加したクリエイティブチームの面々もぐんとモチベーションが上がったようでした。このような場を作って頂いたスルガ銀行さんに深謝です。

元々体調が悪かったのにも関わらず、楽しかったのでついつい調子に乗って飲み食いし過ぎた僕は最後にトイレで下痢&嘔吐...。すみませんでした>ご迷惑をおかけしたみなさま。

ダーウィンの悪夢

ダーウィンの悪夢の試写会に行きました。今年の3月にNHK BSで放映されて一度見てはいるのですが、今回はスクリーンで。画面が大きくなって全ての情報がさらに強化されているように感じる。腐った魚の頭の臭いもウジ虫が蠢く音も生々しく伝わる。映像から一瞬たりとも目が離せない。未知だった情報によって世界を拡張しようという回路と、あまりにも遠過ぎる現実の凄まじさとのせめぎ合いに言葉を失うーという初回に受けた感覚もより強くなる。「何もできない」のですが、とりあえず見た方がいいよーとは言っておきます。

J1へ

トランジット木村さん、中村(佳)さんとsincere garden内のgarden cafeで打合せ。sincere gardenはトランジットさん発信の新しいお店で、気軽にリフレクソロジーやスパも体験できる空間です。今度時間ある時に首とかやってもらおうかな。

その後sign代官山に移動して松本くんと打合せ。店内は満席でテラス席だったのですが、熱い話しで寒さを感じませんでした。共有できていることだけに目が行きがちですが、共有できていないことを突き詰めていくことこそがより深いコミュニケーションに繋がります。「共有できている」と思っていることも実は「共有できていることを前提にした方が楽なだけ」という場合が多いです。そこを見ないようにしていては始まらない。

J1でレッズが優勝しましたが、個人的には横浜FCのJ2優勝&J1への昇格の方が印象深いです。ソシオのゴタゴタや様々な問題を抱えながらもここまで支えた横浜FCサポーターはレッズサポーターに負けないくらい凄いと思う。J1に上がってどのようにチームを作りながら戦っていくのか楽しみです。

くっきり

プロジェクトS(仮名)のコミッティを招いてのブレストがありました。北山孝雄さん、河原敏文さん、横川正紀さんらがコミッティとして参加。最初はプロジェクトのプロセスが共有できずハラハラしましたが、河原さんの相補性に助けられかなりの突っ込みミーティングになりました。北山さんの「どうなるのかが分からないままやってみる」という話しは本当にその通りだと思う。もちろん目標は持ってシミュレーションや検証はギリギリまでやりますが、どうなるのかが全て分かるプロジェクトなんてやる意味はありません。プロジェクトはオープンエンドです。考えるべきポイントがくっきりとなる。

今はこればかり聴いています。

Sensuous
Sensuous
posted with amazlet on 06.12.02
Cornelius
ワーナーミュージック・ジャパン (2006/10/25)
売り上げランキング: 328

corneliusはFANTASMA以来だったのですが、こんなところまで来ていたのですね。くっきり!素晴らしい。ツアーがあるようですがライブもぜひ見てみたい。

インテリジェンス

幻冬舎新書が創刊されました。一挙、17冊刊行のラインアップよりインテリジェンス武器なき戦争右翼と左翼を購入。インテリジェンスーから読み始めていますが、これすごく面白いです。手嶋龍一と佐藤優の組み合わせが面白くないわけありません。当然ながらプロフェッショナルとしての核心となる情報(インテリジェンス)がここで語られることはありませんが、二人の見えない抜き合い差し合いから様々な想像ができて興奮します。浅羽通明の右翼とーも面白そう。幻冬舎の本はこれまであまり読んでいなかったのですがこの出版社の特性は新書で生きるのかもしれない。

3月にソフトバンク新書創刊、10月には朝日新書創刊と新書棚は飽和状態(小さい書店はレイアウトに相当苦心しているようです)をさらに超えてどこまで行くのだろう。ソフトバンク新書からはライトノベル「超」入門インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門等面白い本が生まれていますが、朝日新書の方は個人的にはまだ一冊も読みたいと思う本がありません。