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全景

大竹伸朗 全景1955-2006へ。

最終日ということでチケットを買うための行列で「40分待ち」に折れそうになる。今まで大竹伸朗という作家にはそれほど興味を持ってはいませんでしたが、これだけの現象を起こしているパワーに触れてみたくなり駆け込んだのでした。会場内ももの凄い人だったので3Fは軽く流し見をして1Fへ。評価の高い「網膜」シリーズを見る。初めて実物を見ましたがこれはずっと見れる、ずっと見たい触れたいと感じる作品群でした。見るというより視るですね、強烈に。それから「網膜」シリーズと同じ空間にあった「シップヤード・ワークス」も凄くよかった。FRPという素材の持つ質感と製作過程が大好きな僕にとってはたまらない感覚。FRPの断面をなめるように視ていたら学芸員にすごく恐い目で監視されてしまいました。渋谷くん&マリア、クララらに会い、しばらく立ち話。見本はカバーのみで内容の分からないカタログを予約して帰りました。

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