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d-labo@midtown現場日記001

六本木のtokyo midtownでd-laboの内装工事が始まりました。少し前から始まってはいたのですが、墨出しということで今日から現場日記をスタートします。2月中からd-laboのブログが始まりますが、その段階でこの現場日記はそちらに引っ越す予定です。

今日の現場はこんな感じ。

墨出しとは工事の進行に必要な線・寸法等を表示することで、分かりやすく言うと工事現場に実寸で図面を描くようなことです。

現場は楽しいですよー。終わらない現場、無限現場というものが実現できるのならばそれが真の制作行為といえるのではないか。

ターン

土日はお休みさせてもらって(森山さんごめんなさい)長野の峰の原にスノーボードをしに行きました。今シーズンの初滑り、といっても昨シーズンから始めたばかりで今回でまだ三回目です。今回はまたほぼゼロからかなーと思っていましたが、割とスムーズに乗れました。これもひとえに師匠フジケンさんの教えのおかげです。彼のアドバイスは本当に分かりやすくかつ実践的です。夜はフジケンさんが学生時代に居候していたハイジホフというペンションに宿泊。

単に暖かいだけでなくとても自由でリラックスできる家でした。中学三年生の暖くんと『ONE PIECE』他マンガの話しで盛り上がりました。

日曜日は菅平へ移動。晴天で最高に気持ちよかった。多少乗れるようになったので一人で黙々と滑る。やばい、めちゃくちゃ面白くなって来ました。行き帰りの運転からスノボの指導等、何から何までお世話になったフジケンさん&ノリちゃんに多謝。また行きたいです。

VAGANCEの本のある生活のvol.2がアップされています。

スーベニアフロムトーキョー

d-labo定例。デバイスのモックが上がってきました。

さわってまわして、さてこれは何でしょう?ってまだ内緒です。そらからデザインについてのディスカッション。複数のレイヤーの中で関係性を作っていく場合に情報は潜在させた方が体験としての多様性につながります。それを再度確認。

終了後、国立新美術館のミュージアムショップスーベニアフロムトーキョーのレセプションに行きました。国立新美術館自体のレセプションには行けなかったので今日が初めてでした。

建築はやっぱりというか<箱>でした。(ちょっと歪んでいましたが)スーベニアフロムトーキョーはBACHの幅さんがブックディレクションをやっています。何だかうちにある本もたくさんありましたがグッズも交えて独自に編集されていて面白かった。今日は人が一杯でよく見れなかったので今度またゆっくり見に行こう。

会場でDGNの藤元くんに石川直樹さんを紹介される。d-laboでの協力の可能性について軽く話しました。石川さんは本当にナイスガイでした。でも服の上から見る彼の体は意外な程きゃしゃに見えました。脱いだらスゴいんだろうけど。

空の青み

大崎でBRAVIA web siteのインタビューを受ける。SONYのハイヴィジョンテレビBRAVIAで実際に映像を見ながら色々お話をするというもの。これだけ色彩=光にテクノロジーサイドから追求しているのなら、テレビを見る空間全体の光の行為を考えなければなりませんーというような話しをしました。見たい映像として『さらば、わが愛/覇王別姫』、『ブルー』、『シェリタリング・スカイ』、『映画史』等の映画やアマゾンや深海のドキュメンタリーを希望していましたが、結局見ることができたのはこれでした。

さらば、わが愛/覇王別姫
角川エンタテインメント (2005/11/25)
売り上げランキング: 5062

多彩な赤を見たいと思ってリクエストしたのですが、話しながら見ていて、突然現れた明け方か宵の口の空の青みがはっとするくらいきれいでした。これで毎週サッカー見たいなー。

その後中目黒のBACHへ行き、今度はVAGANCEの対談。BACHの幅さんと「本のある生活」について。幅さんとは今進行中のd-laboプロジェクトでも一緒にやっていますが、色々話したいと思いつつ打合せ以外でゆっくり話す機会があまりなかったのでほとんど雑談みたいになってしまいました。途中はたと気になって編集の富田さんに確認しましたが「そんな感じでいいです」とのことでしたので、そのまま最後まで対談というのを忘れて話す。後半はマンガそれも『ONE PIECE』の話しで燃え上がる。対談終了後、勢いそのままで幅さんとその友人たちと富田さんとで食事に行きましたが、ADの山野さんらと今度は『NARUTO』や『ジョジョの奇妙な冒険』で熱く話す。山野さん面白過ぎ。それにしてもマンガの話しをすると無性にマンガが読みたくなりますね。

スイーツ欠

午後からずっとd-laboの施工関係の打合せが続きました。現場施工も動き始めています。といってもまだ解体と墨出しが一部終わっただけですが。竹中工務店の現場責任者がこの段階で替わったりして少々混乱していますが、みなさんそういう状況を何度もくぐり抜けて来ている方々なので大丈夫でしょう。今日は打合せの中で話しながら問題を出していきその場でどんどん即断していったので終わった頃にはスイーツ(糖分)欠状態。前の機材の打合せを含めてほぼ5時間休憩なしの打合せでした。

「Google、電子書籍レンタル・販売を準備中」
http://japanese.engadget.com/2007/01/23/google-ebook-agenda/

いよいよ間近のようです。電子書籍の出現によって紙本も進化していって読書体験がより豊かになればいいと思います。そういう本の環境を創っていきます。

第三の眼

あるプロジェクトのブレストで港千尋さんに久々にお会いしました。港さんは今年開催されるヴェネチア・ビエンナーレの日本館のコミッショナーをされています。
http://www.jpf.go.jp/venezia-biennale/art/j/52/
そのため今年は特に多忙のよう。

港さんはいつも軽やかに境界を繋いでいきます。何か決まった領域と領域の境界というのではなく様々な境界にふわりと立ちつつそれらを繋いでいくという感じ。実際に時代の境界や社会の境界を歩いて撮り続ける中で獲得したであろう『第三の眼』と『考える皮膚』は柔らかな笑顔をたたえつつも強烈に鋭いです。特に様々な領域の人々が集まっての話しの時はそのスタンド能力は異常に高まります。d-laboのこともちらりと話しましたが一緒に面白いことができるかもしれません。

第三の眼―デジタル時代の想像力
港 千尋
廣済堂出版
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自由意志

午前中ENDO照明の夏堀さんと打合せをしていたらTRICOの佐伯くんが訪ねてきた。ちょっと久しぶりだったけどまた背が伸びたんじゃないかw(ちなみに彼の身長は約2m)プロジェクトをより有効に進めるためには、デザインコンサル的なところから取り組まないとだめなんじゃないかーというような話しをする。

午後から下條信輔さんの連続セミナーUTCP連続講演会 行為、意志、意識—主観経験の神経科学の最終日に行きました。初日の第一回に行っただけで第二回以降は行けなかったのですが、今日は何とか時間がとれました。元々のストックもない上に途中出席していないので話しの前提とされているであろう部分から分からないところが多々ありました。そんな中でもpartial directed coherence(時間遅れのある相関から脳の異なる部位間の因果関係を想定する方法)やプラシーボ効果の実測データは興味深かった。それから池上さんの「あらゆる意味で本質的なcausation(因果関係)はない」という言葉が印象に残りました。後半は「自由意志」そのものについても言及されましたが、「自由意志」という言葉そのものが矛盾しているように感じます。池上さんが投げていた「身体性ー環境を創っていく」の問題にはまだまだ切りこまれてはいません。僕自身はそこに一番興味があります。創造と研究の重なりとしてのプロジェクトを立ち上げたいです。

光の行為

あるプロジェクトの色についての検証。ゲーテは色彩論で「色彩は光の行為である」と書いていますが、色彩を考えるということは光を考えることであり、光を運動として捉えて環境として観察しなければなりません。色彩計画や照明計画はCGや解析ソフトの進歩で以前に比べたら格段にレベルは上がりましたが、それでも本質的にシミュレーションと呼ぶにはほど遠いレベルだと思います。今回特に悩んでいるのはテクスチャによる反射・吸収について、特に自然光の影響が大きい中での境界の組み合わせによるそれらの変化。これらがほとんど予測不可能。予測不可能であることを前提に状況を創っていかなければなりません。難しいです。

夕方、渋谷のUPLINKで打合せ。ATAKが2/22に行う「anti fourier/instability」シンポジウムに合わせて開催するエキシビションについての打合せ。現場をチェックしたり展示方法の方向性について話したり。ATAKの軌跡が見れる貴重なエキシビションになると思います。お楽しみに。

see you

今日は朝7:30(!)からK社社長と松本くんと品川にて打合せ。この時間だとまだラッシュ前なんですね。よかった。社長との打合せは短時間でしたがその後松本くんとロングミーティング。早起きして朝ご飯食べて頭使ってー快調かも。

それから一度mattに立ち寄った後、d-laboの定例ミーティング。Yさんに「leeさんのブログって、○○食べておいしかったーというのばかりですね」とか言われてしまいました。そんなに多いかな?僕はグルメでは全くありませんが食いしん坊なのは間違いありません。d-laboは段階的にかなりの拡散状態にありますが、瞬発力と柔軟性でしっかり事象を捉えなければなりません。

夜はスウェーデンに帰るjakobのさよならパーティだったのですが、仕事が終わらなかかったので顔だけ出して挨拶して戻る。

先日偶然入ったカフェで聴いて思い出してからmattではこれがヘビロテです。

Preludes, Airs & Yodels
Preludes, Airs & Yodels
posted with amazlet on 07.01.18
The Penguin Cafe Orchestra
Ambient (1996/07/22)
売り上げランキング: 1312

ウォークマン(カセットテープ)でよく聴いていたなー。

主観の特権性を疑う

下條信輔さんの連続セミナーUTCP連続講演会 行為、意志、意識—主観経験の神経科学に行きました。下條さんはカリフォルニア工科大学生物学科の教授で、サブリミナル・マインド―潜在的人間観のゆくえ「意識」とは何だろうか―脳の来歴、知覚の錯誤等、認知科学や神経科学に関する優れた入門書を書かれています。

本来は事前登録が必要なのですが池上さんにお願いして入れてもらいました。ありがとうございます>池上さん。今日の第一回でまずは下條さんから「主観の特権性」について様々なポイントから疑問が提示されました。意識の連続性についてや記憶の確信度へのの疑い等いずれも興味深い。そしてついにはクオリアそのものすら疑い得る?ーというところまでこのセミナーで突っ込むようです。が、しかし第一回はセミナー全体のガイダンス的役割でそれぞれの踏み込んだ考察は第二回以降に。残念ながら僕は打合せがあったのでそこまででした。連続セミナーなのに次に行けるとしたら最後の回くらいしかありません。うーん。

それからsign代官山に猛ダッシュで向かい、トランジットの中村くんと木村さん、そしてもう一人の中村さんとDNMのjakobとで新プロジェクトの打合せ。近いうちに東京の夜に白夜が体験できるかもしれません。まだまだ乗り越えなきゃならないことはたくさんありますが。

VAGANCE創刊

cafegrooveの新媒体VAGANCEが創刊されました。

◆『価値ある浪費』がテーマ
VAGANCEは『浪費(extravagance)』をキーワードに、有限である「モノ(物)・トキ(時)・カネ(金)」の真の価値を見い出し、それらを最大限に利用することで『価値ある浪費』を再定義・再提案していくことテーマとします。カネがあったとしても時間がない、あるいはその使い方が分からない人が多いなか、カネやモノはその真の価値に気付かれないまま、やみくもに消費されています。その一方で、「物質的な充足感は永続きをしないもの」ということに、現代人の多くは気付き始めているはずです。そこでVAGANCEは、自分なりの楽しみ方で上手に浪費できる、真の価値に対しての確かな審美眼をもった“大人の男”のライフスタイルに着目します。今日メディアの多くが“富裕男性層”に目を向けているなか、カネを主軸に扱うことを敢えて避け、独自の着眼点と高い取材力、そして“浪費”という名の知性と教養を手に、文化に対して積極的にパトロネージしていくことを目的とする、他に類を見ない男性向けウェブマガジンです。
(リリースより)

僕は「LEGGO 本のある生活」というコンテンツで取材を受けました。
http://www.extravagance.jp/leggo/200701/16.html?page=1
とても“大人の男”とは言えないインタビューになっていますが、ぜひのぞいてみてください。一応vol.2へ続いて、その後は僕が「本のある生活」を訪問していく予定です。それが楽しみで仕方ありません。

スンデ家

土曜の夜、前田くんやみさちゃん達と新大久保のスンデ家に行く。元々前田くんたちに教えてもらったお店で、韓国料理では一番のお気に入り。店名になっている「スンデ」とは豚の腸にもち米やタンミョン(韓国春雨)・豚の血などを詰めたもので、このお店の自慢料理。本当においしいです。今日はスンデクッパやポッサムや大豆のスープ(名前を失念)等をお腹一杯食べました。いろんなものが食べたいけれど一品がすごいボリュームだったりするので(メニューによって差有り)できれば4人以上でいった方がいいです。ここまで何を注文してもおいしいお店ってなかなかないと思う。食べた翌日にまた行きたくなってしまった。

なぜか話題は柳美里の『石に泳ぐ魚』訴訟問題から表現の自由について。喋りながらもマイゾンビはスンデ家の味をしっかり堪能していました。

摩擦力

朝から千歳の事務所でプロジェクトB(仮称)の全体打合せ。昼食休憩の後にたくさんのパンの試作をみんなでチェック。K社長の考えで、お腹が空いている時ではなく食後のお腹一杯の状態でも美味しく感じられるかーという試食でした。パン好きの僕にとっては満腹状態もほとんど関係なくほぼ全てを完食。もちろん香りや口当たり等もよく味わいながらいただきましたよ。美味しいパンはそれだけでお客をよびます。これからまた検討・改良・試作が重ねられていきます。

一つのプロジェクトでやり切る、出し切るということは最終的に形や流れを成していくものを遥かに超える深度と速度で思考・運動しなければなりません。つまりプロジェクトにおいて創作していく、現していく過程で摩擦力のような抵抗が働きエネルギーは減少するからです。特に要素が分散している場合にその目に見えない摩擦力は大きくなります。多様な要素が絡むプロジェクトは当然ながら接する面が大きくなりますから。もっと重さ(深度)とスピードを。

帰りの機内読書は

放射線利用の基礎知識
東嶋 和子
講談社
売り上げランキング: 22336

でも途中で眠ってしまいました。

雪だ

久しぶりの北海道出張。機内では書類制作のため読書はできず。千歳空港に到着すると周囲は雪でした。

空港でF氏や潮さん、松本くんらと合流して恒例の味の一平へ直行。ここの味噌ラーメンは他のどこの味噌ラーメンとも味が違っていてすごくおいしい。でも異常に熱くてネコ舌の僕はいつも食べ終わるのが最後になってしまいます。お腹一杯になった後は千歳の事務所でプロジェクトB(仮称)に関するいくつかの打合せ。

夜食事のために外に出てみると温度計が-7.4℃と表示されていた。もう寒いというより痛いという感覚。ホテルに戻った後、深夜まで松本くんと熱く抱擁!?ではなく熱く語る。

もうしばらくお待ちを

待ちに待ったiPhone登場しましたね。
http://events.apple.com.edgesuite.net/j47d52oo/event/

僕はSony EricssonのA5404Sという少し古い携帯をカメラ機能が壊れて使えなくなっているにもかかわらず使用してきました。それは今持ちたいと思える携帯電話が全くなかったためで、出る出ると言われていたiPhoneを心待ちにしていたのでした。さてそのデザインは..うーん、これは触ってみないと分からない。筐体のシンプルさやインターフェイスの快適さというのは触らないと何とも言えないですね。単なる視覚的なプロダクトデザインでないのはAppleとしては当然ですが、それだけでも他の携帯電話とは格段の違いを感じてしまいます。が、それは他の携帯電話のデザインが酷過ぎるという話しです。(auとか悲惨です)何にしても久々に激しく興味を惹かれるガジェットであることは間違いありません。まずは一刻も早く日本でも出してくれ。

へび道

谷中あたりを歩く。天気がよかったため谷中ネコ達がだんだん階段に大集合していました。みんなネコ相が悪くてまるでプリズン・ブレイクのよう。

犬を連れていたカップルの男の方が近づいたネコを足蹴にしていて超ムカついた。ネコ好きの老人のみなさんと一緒に周りを囲んだら引っ込めていましたが。

薄暗くなってからへび道を歩く。細くてうねうねとしたこの道はかつては藍染川という川だったらしい。住宅が密集した通りなのですが、隣接した家が平行に並んでいるところがほとんどない。中には一軒の家の途中でくの字に曲がっていたりもします。車は侵入禁止ではなかった(はず?)のですが、こんなに車に不便な道はないでしょう。フフフ...。多くの道が車に便利に、人やネコや自転車に不便になっていくのですがこれはいいですね。これからはもっと車に不便な道を!

エトオ

久しぶりに松本くんと北海道プロジェクトの打合せ。部分が動いて全体の様相も変わって来ているようですが、まだまだ収束する段階ではありません。しなやかに、そして爆発的な瞬発力で。

しなやかで爆発的な瞬発力といえばFCバルセロナのサミュエル・エトオSamuel Eto'o。早くケガから回復してまた疾風のようにゴールを決めてほしいです。
http://youtube.com/watch?v=zAaX8Uaf7Es

原子力的な日光の中で

明け方まだ暗い時間なのに外の眩い光で目が覚めました。ぼーっとした意識の中で最初は雷かと思ったのですが光は明滅することなくどんどん明るさは強くなり外壁を通り抜け全てのモノを通り抜けて僕の身体は強烈な白光に完全に包囲される。重力は感じられず水平垂直が分からない状態で「ああ、これは原子力の光だ...」と思ったところでまた目が覚めました。これが今年最初の強烈に記憶に残った夢です。「核」論を読んでから原子力関係の文献をちょろちょろ読んでいたからでしょう。我ながら単純過ぎる。

原子力といえば仁科芳雄往復書簡集〈1〉現代物理学の開拓 コペンハーゲン時代と理化学研究所・初期1919‐1935が出ていますね。近く刊行予定の〈3〉は特に読みたい。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070105k0000e040072000c.html?in=rssw

諸君!それでも正論か

お正月らしいことは何もなかった正月休みはあっという間に終わり、内も外も当たり前に動き始めました。お正月はどっぷり読書をーと思っていましたが何だかバタバタして没頭できませんでした。

雑誌をあまり読まなくなりましたが、最近論座がちょっとおもしろい。宿敵である読売の総帥ナベツネ氏が登場したあたりからでしょうか。ナベツネ氏と若宮啓文氏 (朝日新聞論説主幹)の対談自体は薄く押し広げて重なった部分の拾いあいという部分は多分にありましたが、ナベツネ氏が登場したというだけでもマスメディアにおいては画期的でした。その後も「諸君!それでも正論か」や最新号の「蔓延するニセ科学」等おもしろい企画や切れ味鋭い記事がいくつかありました。今やあらゆる方向から叩かれている朝日新聞ですが、論座や新書で挽回できるのでしょうか。

論座 2007年 02月号 [雑誌]

朝日新聞社出版局
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初買い

公私共々年賀状を書くのをやめてから久しいので、当然ながら年々来る年賀状も減っていきます。そんな中でもお送りいただいている皆さまへはこの場をかりてお礼を申し上げます。どうもありがとうございます。

年賀状に限らずお正月らしい行事とは無縁ですが、二日初売りということで八重洲ブックセンターに行きました。たまったEdyがあって、Edyを使える書店で大きめのところが八重洲ブックセンターくらいしかなかったので。久しぶりに行ったのですが、リニューアルをしてビル全体がまるごと書店になっていました。(2005年9月にリニューアルしたそうです)場所柄ビジネス書が充実していますが、鹿島建設グループということもあり建築・土木書にも力が入っています。建設会社のグループ書店なのだから書店建築としてもっと工夫がほしいところです。特に照明は照度、色温度共に本を見る上で適していない。こんな当たり前のことをどうしてちゃんとやらないのか分からないです。

生命 最初の30億年―地球に刻まれた進化の足跡
アンドルー・H. ノール Andrew H. Knoll 斉藤 隆央
紀伊國屋書店
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情報時代の見えないヒーロー[ノーバート・ウィーナー伝]
境界知のダイナミズム
NHK問題

等を購入。とりあえず休みの残りの時間は読書します。

新年

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。matt | atlasも地道に進化していきたいと思います。

大晦日の夕方からは恒例の格闘技TV観戦。K-1 PREMIUM2006 Dynamiteはもう完全にTBSのショー番組になりました。単に演出的にというだけでなくマッチメイクから試合内容までが全てがそのように感じました。一方地上波なしでスカパーのPPVでの観戦となったPRIDE 男祭り 2006ですが、ライト級の充実ぶりが際立っていました。今年はライト級トーナメントが開かれるので楽しみです。ヘビー、ミドルでは再戦でしたが「ジョシュ×ノゲイラ」が断然クオリティが高く面白かった。ただヘビー、ミドル共に新しいファイターが出てきてほしいところです。両方合わせてのベストバウトは「曙×ジャイアント・シルバ」。というのは嘘で「ジョシュ×ノゲイラ」、「川尻×メレンデス」のどちらかかな。グラップラー青木の技もすごかった。ミルコのUFC移籍等PRIDEも様々な不安要素を抱えていますが頑張ってもらいたいです。