光の行為
あるプロジェクトの色についての検証。ゲーテは色彩論で「色彩は光の行為である」と書いていますが、色彩を考えるということは光を考えることであり、光を運動として捉えて環境として観察しなければなりません。色彩計画や照明計画はCGや解析ソフトの進歩で以前に比べたら格段にレベルは上がりましたが、それでも本質的にシミュレーションと呼ぶにはほど遠いレベルだと思います。今回特に悩んでいるのはテクスチャによる反射・吸収について、特に自然光の影響が大きい中での境界の組み合わせによるそれらの変化。これらがほとんど予測不可能。予測不可能であることを前提に状況を創っていかなければなりません。難しいです。
夕方、渋谷のUPLINKで打合せ。ATAKが2/22に行う「anti fourier/instability」シンポジウムに合わせて開催するエキシビションについての打合せ。現場をチェックしたり展示方法の方向性について話したり。ATAKの軌跡が見れる貴重なエキシビションになると思います。お楽しみに。