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都市は私たちから遠ざかる

tokyo midtownがついにグランドオープン。d-laboも晴れてオープンです。夕方からd-laboの様子を見に行きました。下の商業棟とは違って程よいペースでお客さまが来られてスタッフの方々とコミュンケーションされていました。スタッフの方に聞いたところ、今日は特にお子さんとお年寄りが楽しんでいかれたとのこと。子どもたちはこのプラットフォームから様々な発見&発明をしていくでしょう。僕も負けじとここからさらに発見&発明していきますよ。

初めてtokyo midtown内の商業棟等を歩く。(工事途中では見ていましたが)初日だけに凄い人出でしたが、表参道ヒルズ等と比べると空間に余裕があるように感じました。(これは果たして都市であるか?という問題もありますが)都市・建築としての新しい提案、新しい創造は何なんだろうと考えながら歩く。「都市は、私たちから遠ざかり、また別の都市になり、都市とは別のものになる。」というジャン=リュック・ナンシーの言葉を思い浮かべつつ。

遠くの都市
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ここはまだ始まったばかりなのでこれから観察していきましょう。

その後中目黒に戻って潮さん、松本くんらと会う。前半はプロジェクトBについてのまじめなハードトーク。後半はゆるゆるソフトトーク。気がついたら4時間近く同じ店にいました。

シームレス

d-laboでd-laboのみなさん、ライゾマ千葉くん、DGN藤元くんらとPCfanの取材を受ける。PCfan編集部の和田さんたちは好奇心旺盛な方々でレセプションの時も子どものように目を輝かせながらd-labo体験していました。「シームレス」について様々な観点で話す。一方的な取材ではなく、d-labo×PCfanの双方向コミュニケーションで面白いページを創るという感じで楽しかったです。

matt近辺の目黒川沿いはすっかり桜満開、人も満杯で大変なことになっています。

創る人

プロフェッショナル仕事の流儀スペシャル「映画を創る〜宮崎駿・創作の秘密〜」を見ました。正直言うとジブリ作品は劇場で『千と千尋の神隠し』を見たのが最後でそれ以降見ていませんし、最近はジブリよりも『ハウルの動く城』の監督をやる予定でありながら降板してその後『時をかける少女』を監督した細田守らの方が魅力的に感じていました。なので茂木健一郎さんのブログで見たり幅さんにも聞いたりして「ちょっと見ようかな?」くらいの感じだったのですが、最後まで目を離すことができず。そこには創る人の鬼気迫る姿がありました。(創ることへの)不安も苛立ちも欲望も剥き出しのただただ創る姿がカメラの前に曝されていました。いろんなセリフもありましたがそれらはほとんどどうでもいいという感じ。宮崎駿さんはまだまだ創る人でした。久しぶりにテレビを見ましたがこれはいい番組だったな。

アニメといえば驚愕のニュースが。『シグルイ』が何とアニメ化ーって本気ですか!?
http://www.wowow.co.jp/anime/shigurui/

d-labo記者会見&レセプション

d-labo本日より本格始動です。本番サイトもupされています。

お昼からmidtown全体のプレスレセプションが始まり、午後3時からはd-laboの記者会見、そして午後6時からd-laboのレセプションという流れで進みました。スルガ銀行のみなさんを中心にd-laboチーム全体で来場者をご案内しましたが、ほとんどのみなさんが強い興味を持ちながら体験していました。一人づつしか体験できないatlasは何組も待ちが出たり、ハイパーライブラリーでは一人で没頭し続ける人の姿も。

プレスでは特にPC系のみなさんがビット(ネットワーク)空間が実空間と同一の位相であることを前提にしたクリエイションーに非常に強い関心を持っていたようです。そらからハイパーライブラリーに関しては、このシステムをベースにして別のサービスへ発展する可能性についての話等も出て来たりしました。僕たちも来場者のみなさんとこの空間を通してコミュニケーションすることでいろんな発見や気づきが(改良すべき点も含めて)あり、本当に楽しかったです。

今日来ていただいたみなさんには心より感謝したいと思います。ありがとうございました。充分にコミュニケーションできなかったみなさん、すみませんでした。また機会を改めてぜひd-laboを一緒に体験しましょう。いつでも声をかけてください。そしてこのようなプロジェクトを決断し遂行したスルガ銀行さんの勇気に敬意を表します。d-laboは永遠のベータ版です。これからもスルガ銀行さんを中心にしたチームでさらに進化させていきますのでどうぞよろしく。

怒濤の

d-laboは記者会見&レセプションを翌日に控え、現場では様々な作業が平行進行。中央部の人工芝敷きやパーテション取付けからギャラリーの搬入設置、ライブラリーのカテゴリーやレビューの貼付けまで怒濤の勢いで。15:00にはコンテンツも含めた施主再検査を受ける。コンテンツがインストールされたことでこの空間の特性が分かりやすくなったようです。人工芝もいい感じ。最後に記者会見のシミュレーションをみんなで行う。いよいよ本格始動です。

インストール

北海道から戻ってきたらダウンではもう暑いくらい。久々にmattに戻ってd-laboのレセプションの入場証を送る手続きをしたりその他急ぎの作業を済ませてd-laboの現場へ。コンテンツのインストールはほぼ終わりみんな最後の調整にかかっていました。

お気に入りのハイパーライブラリーはインターフェイスもすこぶる良好。気持ちいいです。

サッカー日本代表×ペルー代表がやっているのを思い出し103インチプラズマでちょっと見させてもらいました。(ご、ごめんなさい!)スゴい迫力。距離によっては自分もピッチに立っているかのような感覚に。いつもこのサイズでサッカーが見られたら最高ですね。しっかり見たわけではありませんが何だかいい試合していたようです。

コミュニケーションの問題

朝からFさんと松本くんと打合せ。コミュニケーションの多レイヤー性について深く考える。特に今回はコミュニケーションデザイン的な提案だったのでその内容としてのコミュニケーションとそれを伝える意でのコミュニケーションがずれのループに入っているのかなー。その後松本くんと一杯話す。この日は途中何だかとても疲れたように感じた。けど松本くんと話してすぐにまたやる気が漲ってくるのでした。

コミュニケーションの問題ーということで先日届いたこれを読む。

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暖かさの感度

d-laboの準備が佳境の中北海道出張へ。千歳は快晴で雪もだいぶ溶けていましたが道路脇の黒い雪の固まりに雪国を感じる。地元の人々は口々に「今日は暖かくていいですね」とか「もうダウンの前を空けて出られるくらい暖かい」等言っていましたが外の気温表示を見ると4℃。僕にとってはまだまだ寒くてダウンの前も空けて外には出れません。環境によって暖かさ(寒さ)の度合いの表現が繊細になりますね。というよりセンサー(感覚)精度か。

今日はパン、カフェメニューの試食や建築と運営の細かい確認等。それらの後にこちらから用意したプレゼンを。出張には同行していませんが今回はnotosの梅澤さんと協力してのプレゼン。午後一から夜遅くまでほとんどノンストップで打合せが続いていたので、最後の方は少し集中力を欠いてしまった。

軽ーく

しばらく間が空きましたのでちょっとずつ書いていきます。

d-laboの現場通いの合間に髪を切りました。昨年の7月以来なのでさずがにボサノバ状態でmitsoukoの工藤さんにも驚かれる。mitsoukoはmattから歩いて2分の場所にあるヘアサロンでオープン以来ずっとお世話になっています。カットだけのつもりでしたが工藤さんにそそのかされてパーマをかけることに。といっても軽ーくですが。

気持ちもちょっと軽くなってまたd-laboプロジェクトへ。今日はギャラリーのレビューやら現場で修正部分の確認等。ライゾマティクス齋藤さんの鈴木先生ばりの指導ぶりに関心ー。

飛ぶライブラリー

d-laboの建築引渡しがありました。とは言っても前日の事前検査で厳しくかつ真っ当なご指摘を受けて修正する部分等まだまだ製作続行中です。

引渡し後にCasa BRUTUSの取材がありました。midtown特集の中での取材。まだ終わっていない部分も含めて撮影に制限があって申し訳なかったです。特に様々な要素がシームレスな関係であるーという肝心な部分が見せられませんでした。話をしていて、今回開発したハイパーライブラリー(セレクト、編集はBACH幅さん)が相当面白いと我ながら思ってしまいました。でもそれは今後の展開も含めてのことなのでこれからもっと創ります。創ることと活用することが一体の作業になっていって、これは本当に楽しい。

興味を持った方はぜひd-laboへ来てください。オープンは3月30日(金)です。

現場で「創る」

時間的にずっといるわけではありませんが、六本木のmidtownの現場から打合せ等に行くーというような感覚になっている今日この頃です。現場では色んな人々が様々な作業に没頭していて進行形でまさに「創って」います。

いつでもどこでも「創る」ことに向かわない思考は不要です。様々な位相がありながらもそれぞれが「創る」ことに向かう行為が重なり合っているのが現場で、その中で生まれる心地よい緊張感が大好きです。

少しずつコミュニティスペースとしての運営プログラムも決まりつつあります。トークセッションやワークショップ等夢のきっかけとなるプログロムをどんどん組んでいきます。告知はもうしばらくお待ちください。

フィッシュリ&ヴァイス BOXセットを購入。何年か前に、ふらっと入ったベルリンのKWで見た彼らのエキシビションの記憶は鮮明に残っています。今はゆっくり見る時間はありませんが合間に少しずつでも見よう。楽しみ。

「自己」と「非自己」

忙しいければ忙しい程本が読みたくなります。自然に身体が欲するのです。物理的な時間はあまりないので少しずつですが、ちょっとの移動やトイレの最中でも読んでいます。今この二つを読んでいるのですが、いずれも「自己」と「非自己」について書かれていてとても面白い。

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やはり「デザイン」という言葉の意味は書き換えられなければなりません。

topman

d-laboの現場工事が佳境を迎えています。昨日の消防検査に引き続いて今日は内装監理&設計の検査でした。

これから造作什器や家具やシステムや本等が入って来ます。時間がタイトな中集中するので現場プログラムが大変!

終了後、渋谷のtrans cosmosでd-laboのメディア展開についての打合せ。今日はcyber agentからの提案を検討しました。メディアの展開もマーケティング的な思考ではなく、あくまでもd-laboの思考と実践の延長として創っていこうと思います。

夜中に企画書作りながらサッカーのU-22マレーシアvs.U-22日本を見る。集中して見たわけではありませんが、ピッチ状態同様緩い試合をしていたように感じました。オシムの走るサッカーというのは、まず選手の特性を充分に読み込んだ上で組み立てられた構造があるのですが、反町監督はそのベースをまだ作れていないように見えます。過去の日本代表を振り返ってもまずtopmanを据えてのチーム作りが上手くいったためしがないのに。U-20から梅崎や伊藤を上げてほしいです。

ひらけ、そら!

ICCへopen sky 2.0を見に行く。

最終日に何とか見ることができました。プロジェクト自体は空を飛ぶことですから実際にこの展覧会で見れるわけではありませんが、初期段階からのプロセス映像や実機であるM-02Jが見れたり、M-02Jシミュレータが体験できたりで八谷さんらしい楽しい展覧会でした。身体力と創造力とテクノロジーを八谷さん個人だけでなくチームとして発揮すると本当に飛べるんですね。

パイロットコスチュームを着たmomokoの後ろ姿。サービスショットw

八谷さんにはぜひd-laboで子どもたちのためのワークショップをやってもらいたいですね。

えこえこはたらく

notosのさやかさんと松本くんと原宿のkurkkuで打合せ。デザイン論の自然化を目指そうかと。kurkkuはap bankがプロデュースをしていて、環境について考えるショップやライブラリーやカフェが集まった場です。企業が経営に環境思想を取り入れることは少しずつながら進んでいる気がしますが、環境のことを本気の生業にしていくのはなかなか難しい、と改めて思いました。夕ご飯も食べながら打合せは続く。幅さんが関わったライブラリーを見ようと思っていたのに気がついたらもうライブラリーは閉まっていました。残念。

MVRDV東京見参

今日も朝からd-laboの現場へ。工程としては床を貼り始めている段階です。

途中meltingdotsのデジタル番長こと船戸さんも来て現場の写真をバシャバシャ撮っていきました。あ、「何でデジタル番長なんですか?」って聞こうと思っていたのに忘れた。

午後から急遽北山創造研究所の松岡さんに呼ばれて原宿某所で打合せ。終了後リサーチ兼ねてその周囲をぐるぐる徘徊して渋谷まで歩く。表参道の動きがダイレクトにキャットストリートやさらに細い路地にも現れてきています。それからキャットストリートの出口にはMVRDVの建築がついにできますね。東京ではこれが初めてになります。

彼らのサイトでこのプロジェクト(omotesando)のCGも見れます。数年前やはり原宿のあるプロジェクトで建築MVRDV+インテリアmattの組み合わせでやるというチャンスがありました。彼らはプロジェクトそのものや僕たちと一緒にやることにもすごく興味を持ってくれたのですが、スケジュールがどうしても難しくて(というか与えられた時間がいいものを創るためには全く不可能な代理店的スケジュールでした)残念ながら断念したということがありました。結局そのプロジェクトは別の建築家+デザイナーのチームがやったのですが、あまり動的なコミュニケーションを生んでいるようには見えません。


シグルイと鈴木先生

二つのマンガ、シグルイ鈴木先生がスゴ過ぎる。

『シグルイ』はずっと気になっていたのですがようやくの一気読み。筋肉や内蔵がやたら出てきますが、神経細胞の動きさえもヒリヒリと感じられるような迫力。「武士道」云々は全く重要でなく、精神から連続した神経細胞レベルでの現象を徹底的に描写していることがこのマンガの凄みだと思う。

『鈴木先生』は伊藤剛さんのブログで知りました。これも異様な作品です。実はこのようなリアルなマンガではリアルであるがゆえに踏み込めなかった領域までずーんと入っていきます。

テーマも絵も全く違う二作品ですが共通しているのは、絵(表紙)を見て手に取らないー読まず嫌いがおそらく多いだろうということです。(特にシグルイは人によってはひいちゃうかもしれませんが)僕も実はそういう部分もありました。が、そんなことで読まないでいるのは本当にもったいない。それから二作品にもう一つ共通しているのは「エロス」。意匠は全く違いますが通底しています。また続きを楽しみにするものが増えてしまいました。

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過剰

がーっと一気に資料をまとめてから、K社社長と松本くんと西麻布で打合せ。直接お話を聴いて、どこに向かうのかが極めて明確になったのでよかった!次回は大きなプレゼンになります。

今日も六本木を歩いていてまた北田暁大氏の文章を思い出す。「動物的空間が記号的装飾を意識したとき、それが過剰になってしまうということがあるー」という分析はなかなか鋭い。そのような過剰装飾空間が相も変わらず現れてくるということはやはり世界の動物化は進行しているということなのでしょうか。

ジャスコ的なもの?

d-laboの施工定例の後にミッドタウンを探索。いつもと違うセブンイレブンを発見。

ミッドタウン仕様ですな。現在はまだミッドタウン関係者しか利用できないようですが、果たしてこれも北田暁大氏が言うように「ジャスコ的なもの」になっていくのでしょうか?(参照:東京から考える―格差・郊外・ナショナリズム

それから新宿に移動してトランジット木村さんらやリックさんらと打合せ。小さいですがsweetsなこのプロジェクトは超甘党の僕にとってはたまりません。本当は試食担当が一番やりたいのですが。

終了後、大増床リニューアルしたジュンク堂書店 新宿店へ。2フロアから3フロアへの増床なので印象が大きく変わったわけではありませんが、科学書の棚間とかゆったりした感じ。量も池袋店に匹敵しますね。単純に多ければいいものではありませんが、ジュンク堂の場合はそれが圧倒的な魅力になるくらい群を抜いています。噂には聞いていましたが、「反戦平和」棚ができていました。やるねージュンク堂。確定性の世界(文庫版)と科学は不確かだ!を購入。


重力から逃れる

d-laboの打合せで日本橋へ。スルガ銀行のみなさんとmeltingdotsの方とセカンドライフについて。現段階でd-laboとしてセカンドライフで何ができるか分かりませんが、考えているだけでは分からないままなのでまずはd-laboと一緒に創ってみて動かしてみましょうーということで。せっかくの仮想空間なのでとりあえずあらゆる重力から逃れたいですね。

それからmattに戻って税理士さんに確定申告の資料をお渡ししました。やっと終わったー。毎年この作業を経ると前年のmattの状況が通常は見えない角度から分析できるので大切な業務ではあります。

夜はnotosで打合せ。深紅プロジェクト(仮名)の編集内容の詰めとmatt¬osの新展開について。とにかく創って動かしてみることだ。

hybrid

週末は専ら確定申告の作業をやっていました。何だか以前に比べると随分計算業務等も早くなった気がする。それはそうと毎月、いやせめて3ヶ月に一回はやらなきゃね。

日曜日の夜は前から予定が入っていた食事会へ。顔ぶれはlandorの信岡さん、アナリストの福田さんと港千尋さん。1月に信岡さんが企画して開かれたあるブレストの延長戦兼打ち上げという感じ。スコラ哲学やチャネリングや幼稚園の話で盛り上がる。d-laboの「ハイパー・ライブラリー」の話をしたのですが、港さんも多摩美大のライブラリーを作っているそうです。建築は伊東豊雄さん。港さんと最初に会った時に本棚&ライブラリーの話をしたのを思い出しました。次は一緒にライブラリー・プロジェクトやりたいですね。場所は恵比寿のDeliziozo Italiaというお店でしてが、とても美味しくていいレストランでした。

食事会の時にも話しましたが、今一番続きが読みたいのがこれです。
http://www.h7.dion.ne.jp/~n_circus/hybrid/hi0001.html
しばらく前にGIGAZINEで知りました。お母さんのスカーフを首に巻いて変身ごっこをしていた僕らのような仮面ライダー世代にはたまりません。僕は人間でもなく完全な改造人間でもない結城丈二=ライダーマンが一番好きでした。今のところオリジナルではV3とライダーマンが登場しています。単にストーリーが面白いだけでなくネットマンガとしても非常によくできているので没入してしまいます。続きが待ち遠しい。

refresh!

朝早くからd-laboの現場へ。(遅れてすみませんでした>みなさま)

工場で製作したスチールの造作物の確認。昨夜の段階で片方は焼き付けの色を間違えていることが発覚して即工場戻り。残った片方「refresh」の確認。他に103インチを支える強力な土台等。

その後、税務のために郵便局等をまわってからrefreshのために青山ブックセンター六本木店へ。今でこそ仕事で頻繁に来たり美術館や映画館等にも行ったりしますが、かつて僕にとっての六本木は青山ブックセンターとWAVEに行くためだけの街でした。青山ブックセンター六本木店のM2Fと2Fがレイアウト替えしていました。2Fはまだやりかけな感じではありましたが、カテゴリーによる棚分けでなくタグ的なゆるやかな連続性で編集されていて面白いと思いました。もっと思い切ってやってもいいと思うし、この中に古本も混在したら尚いいと思う。

ユリイカ第39巻第3号「レオナルド・ダ・ヴィンチ」季刊デザイン13「ロボットのデザイン」連続性の哲学を買って帰る。

戻ってからはいよいよ確定申告の作業へ。膨大な領収書の山に気を失いそうになりましたがチョコレート片手に頑張る。

図書館

午後からd-laboの打合せ。最初はメディア展開について尾崎さんらと。マーケティングとしてではなくデザインとして考えます。

引き続いて全体定例ミーティング。ユーザーが触れる部分=コミュニケーションの部分について。不確定性を不確定性のまま受け入れて創っていかなければなりませんが、それが本当に難しいところです。他にはセッションの企画について。ずっと難航していましたが、ようやく前に進みそうです。

終了後、晋くんと幅さんと三人で図書館の話で盛り上がる。今回が第一弾になる『ハイパー・ライブラリー』は今後増殖、進化していくことで新しい図書館を環境として創っていけると思います。それ以外でも図書館プロジェクトは本当にやりたい!建築やインテリアだけではなくアーカイブも含めたトータルシステムとしての図書館。幅さんと図書館プロデュース&デザイン・ユニットでも結成しようかな。で、目指すは国立国会図書館の全面リニューアルプロジェクトだ!

今行ってみたい図書館はレム・コールハースのシアトル中央図書館とヘルツォーク&ド・ムーロンのコトブス工科大学図書館です。

雪面を走る

今日は一転して快晴。雪に朝日が反射してまぶしい。こんな感じのところで打合せしています。

昨日に引き続き建築の細かい確認と調整。お昼はサンドイッチの試食会。機密事項なので明かせませんが、とある食材がめちゃくちゃ美味しい!これはくせになります。「パンはデザインが命だ」という社長の言葉にうなずきながら様々な試作を頬張る。

全体ミーティング終了後に松本くんと現場へ。ちょうど地盤調査の作業をやっていました。

自然光の様子や周囲の道路状況等現場には重要な環境情報がたくさん。特に雪による自然光の反射はより光の問題を複雑にします。観察と創作は一体となって進めなければなりません。それにしても足跡のない雪面をみると走り出したくなるのは何故だろう。思いっきり走ってしまいました。あー気持ちよかった。

夜の便で東京へ戻る。途中から本を開きながら眠っていました。