書店は透明になるべきか
ちょっと用事があって渋谷へ行ったのですがやはり凄まじい人の波。憲法記念日ということでハチ公付近でやっていた右翼の街宣の言葉がなぜかこの街にはまっているように感じる。用事をすませてbunkamuraのドゥマゴで軽く食べながらお仕事。ここの「ハムとチーズのオムレツ」は絶品です。久しぶりにのぞいたブックショップは何だか棚が死んでいるようで寂しかった。
そういえば先日ブックファースト渋谷店が閉店するというニュースがありました。
http://www.shibukei.com/headline/4261/index.html
正確に言うと元旭屋書店渋谷店に縮小して移転なのですが、変わりに新宿に1000坪超の「新旗艦店」をオープンさせるそうです。元々ブックファースト渋谷店はハコの大きさの割に棚に迫力(絶対量)がないとか編集に独自性がないとかあまり好きではない書店だったのですが、渋谷の他の中規模書店が全てここ数年で閉店したため他がなくてブックファーストに行くという状況でした。新宿は紀伊国屋が二店舗あって、ジュンク堂もリニューアルして増床して、ブックファーストもルミネの中に二店舗あり、さらに巨大なブックファーストが出店する意味があるのでしょうか。まあ、その規模の出店であればかなりの綿密な戦略を練った上だとは思いますが。ブックファーストは今のルミネ店が規模・ターゲット共に適していると思います。
TSUTAYAや青山ブックセンターHMV渋谷店のように渋谷の特性の中からターゲットを創出している書店もいいのですが、やっぱり圧倒的な棚と編集力で偶然の出会いを提供してくれるアーカイブ型書店もほしいです。