きまぐれロボット
あるプロジェクトの打合せとリサーチのために伊勢佐木町へ。みなとみらい線の馬車道駅から歩いたのですが、馬車道から首都高下の橋を渡ってイセザキモールに入るとがらっと雰囲気が変わる。久しぶりに行ったら横濱カレーミュージアムが閉店していました。タイノスの廣澤さん、伊藤さんと打合せをしてある現場を観察。二人と分かれてから周囲をしばらく観察。面白いエリアではありますがプロジェクトにはなかなか難しい場所だなー。
帰りに、芸大馬車道校舎至近のビルの2階に見つけた誠文堂書店という古本屋に立ち寄る。ガラス越しに見えるRの書棚が何だか魅力的だったので。外からもよく見えるくらいなので外光一杯で明るい古本屋。Rの書棚は空間内部でも効いていました。メインはキリスト教、神学関係でしたが、他には思想、歴史等が充実していました。一六世紀文化革命1&2揃いを見つけて購入。ラッキー。前の磁力と重力の発見もすごく時間はかかったけど面白かったのでこれも楽しみ。
ロボット関連のニュース二つ。
これは先日渋谷くんが言っていた池上さんとZMPとのコラボレーションによる「miuro(ミューロ)」。渋谷くんも参加している。
http://robot.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/06/01/500.html
もう一つは浅田稔さんらの子供型ロボット「CB2」。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070601i415.htm
いつもロボットに関するニュースを聞いて思うのですが、研究レベルではアプローチも様々で面白いし、それを情報公開するにしてもプロダクト等のパッケージ化するにしても流通への意志(欲望)も健全なものとして理解します。しかしその研究と流通の間を繋ぐ「デザイン」というプロセスがどうして組み込まれないのでしょう?当然ですが「デザイン」というのは単にロボットの意匠とかの話しではありません。未だに「デザイン優先」という言葉が有意味な言葉として使われる環境なのでこのような当たり前の話しも繰り返さなければならない。そして、このような環境故に「デザイン」が欠落するか、もしくは意匠(というより化粧だ)のみでデザインとか言ってしまっている。
ロボットの話しはロボットに限った話しではなく新しいテクノロジーや新しいコミュニケーション全般に言えることです。