Sony CSL Open House 2007 Symposium
Sony CSLシンポジウムに行ってきました。
品川の新本社は初めて。見た目はノーマルなインテリジェントビル、に見える。エントランスと大会議室だけでは残念ながら様子が伺えず。
CSL(Computer Science Laboratories)のオープンハウスは2年に一度開かれる成果発表会のようなもの(?)なのですが、来場者の6〜7割はソニー関係者だそうです。企業の研究所でありながら自由度の高い研究環境としてユニークな存在であり続けてきたのですが、今回のシンポジウムは本体の影がかなりちらついているように感じた。企業のCSRみたいに「まずはサステナビリティを」とか言い出して、最後のパネルディスカッションとか何だかみなさん話しにくそうに見えました。そのような微妙な体制状況や、オープンハウスで研究の最新報告を出すわけにもいかないーということもあってなのか更新性があまり感じられなかった。やむを得ないのでしょうが。
そんな中でIL(Interaction Laboratory)の暦本純一さんはギークらしく地道に色々面白いものや変なものを創って動かし続けていますね。僕は2003年のオープンハウスでILのイワンやカーステンらと共に『c-cube』(残念ながら公開不可です)というものを創ったのですが、その時は諸条件が重なり不充分なプロジェクトに終わりました。今なら、もっと断然面白いことできそうな気がします。創ってそれをマーケティング的環境に絡めとられることなくいかに流通に繋げるかという部分までを。最近DJ活動に勤しんでいるDr.イワンと久しぶりに話してみよう。
北野宏明さんが冗談で「われわれCSLのサステナビリティの方がw」と言っていましたが、ちょっと笑えなかった。Sonyとか関係なくこのような研究所にはまだまだ頑張ってもらいたいです。