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最近読んだ本 読書memo 010

前回に続きまたidea登場。ウィム・クロウエル特集。何年か前に「Quadrat-Print」のストックが見つかったということで日本でもいくつか出回っていましたが、その時に「musicpaper」や「Buckminster Fuller」等とともに「new alphabet」も手に入れました。リサーチと実験による実践でデザインに何ができないかを自覚した上でデザインを行なっていたという希有な存在。今号はカバーデザインも素晴らしいし、ideaがんばりますね。

10+1 No.47(INAX出版)

部分的に面白いテキストはあるものの、全体としては10+1誌上でかつて読んだテキストの焼き回し感は否めないですね。

計算不可能性を設計する(神成淳司、宮台真司/ウェイツ)

建築家(アーキテクト)に見切りをつけた宮台真司が次はITアーキテクトへ。ここでも外環境へのウブさは感じられ、それが抽象化へと向かうと危険だと思う。神成氏のパネルディスカッションシステムがsim. -as we may think-と非常に似たシステムで驚く。僕らの創ったsim.の方はさらに音声認識を加えて言語についてのリサーチと実験にもなっています。

改訂 森林資源科学入門(日本大学森林資源科学科編/日本林業調査会)

森林と木ーその1。森林も資源もまずは科学から。

森林からのニッポン再生(田中淳夫/平凡社新書)

森林と木ーその2。軽い現状概観。林業を見よ。

携帯電話はなぜつながるのか(中嶋信生、有田武美/日経BP社)

携帯電話=ケータイーその1。ハード×ハード。知らないことたくさんで面白い。広義のアーキテクチャーを考えるなら必須。

モバゲータウンがすごい理由(石野純也/マイコミ新書)

携帯電話=ケータイーその2。キャリア×コンテンツ。コミュニケーション論として面白い。

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?(ひろゆき/扶桑社新書)

以前「これを読んだらこれも読まなきゃ」って書きましたが、それらを読んだ人はこのひろゆき氏の話しも読んでみてください。

「世界征服」は可能か?(岡田斗司夫/ちくまプリマー新書)

レインボーマンの「死ね死ね団」は子供心にはすごく怖かった。ネタは楽しめましたが目論見(組織論、正義論)には今一歩。ちなみに僕は支配者タイプはBでした。

おやすみプンプン 1 (浅野いにお/ヤングサンデーコミックス)

素晴らしい世界ソラニンも読んでいて、確実に佳作を描く作家だなと思っていましたが、こんなものを描くとは!ちなみにこれを読むまで浅野にいおだと思っていました。正しくは浅野いにおですね。

ラスト.ワルツ―Secret story tour(島田虎之介/青林工芸舎)

島田虎之介も最近の大きな発見。まだ、単行本3冊しかでていないので一気に集めました。

国のない男
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いいカバーですね。ヴォネガットも僕と同じく国のない男でした。ま、誰でも国のない男/女にはなれます。ヴォネガットの本を読めばなお簡単に。

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