ケンチク=ケータイ
中目黒駅周辺も目黒川沿いもドカドカと新しいビルが建っています。中目黒に限らず都心は相変わらずタワーマンションやら大型複合施設やらの開発が続々と進んでいます。最近は地方都市にも40階を超えるタワーマンションができているそうです。
それらのできあがったビルとこちらもシーズンごとに続々と出る携帯電話のデザインがとても似通って見えます。というより同じに見える。ほとんどがまったく開発・製造の構造とコストマネジメントの効率化とマーケティング戦略というどこにも繋がらない非コミュニケーションによって生み出される。結果としてできるものに本質的な差はなくあるのは纏う衣装(意匠)の表層的な違いのみ。両者とも時々強烈な衣装性をマーケティング的に打ち出しりはしますがそこで打ち出されるのはデザインと機能を二項対比(部分として分けられたもの)で考える前提でのデザインのみ。もちろんそれを僕はデザインだとは思いませんし、そこで機能だと考えられているものも機能でも何でもありません。還元論のもたらしている問題は何も哲学や科学の中だけではなく創るという場所でも非常に重くかつミクロなレベルまでのしかかっています。
そんな中で実環境において模擬ではなく創る-シミュレーションをどんどん起こそうと思っているのですが...うーん、チームとして絶対的にスキルが足りない。mattの緊急な課題。
d-laboでの打合せの帰りに青山ブックセンター六本木店に立ち寄る。
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を購入。インコミのデイヴィッド・リンチのインタヴューと佐々木敦さんの「MAXIMAL MUSIC」が楽しみ。