« September 2007 | メイン | November 2007 »

都内某所で朝までかかって準備した件のプレゼン。ネーミングも含めて非常に前向きな展開でした。楽しみなプロジェクトが楽しいチームで動き出します。今は何も書けませんが進捗に合わせて少しずつ情報を公開していきたいと思います。

帰りに表参道のGYREを観る。11/2にオープンということで内覧会らしきことをやっていましたが中には入れず。MVRDVの東京初プロジェクトです。建築途中の何だか分からない”ねじれた黒い塊”状態から仕上が施されて外観を観ているだけでは”商業建築”になっていました。MVRDVがただの”商業建築”を創るわけはないでしょうし、『渦』がテーマというのも気になるので早く中に入って動いて&留まって体験してみたいですね。

DesignTide in Tokyo 2007のオープニングパーティに行こうかなと思いましたが、疲れていたのでやめる。どうも閉じた盛り上がり系は苦手です。Tokyo Designer's Week 2007も含めて色々催されるようですが、せめて友人関係の展示等には顔を出そうかなと思っています。

こういうモードの中で謳われている領域としての『デザイン』と僕が日々考えている『デザイン』=領域に関係なく広がりつつある『デザイン』が創造される環境との間のズレはどんどん大きくなっている。領域としての『デザイン』はその領域から外れるものをないものとする、視えないかのようにーいや本当に視えていないのでしょう。日々創っている分にはなんら関係ありませんが、コミュニケーションとしての息苦しさは否めません。僕のコミュニケーション力にも問題があるのかもしれませんが。

bills × Sign daikanyama

新しいSignの打合せのため五反田へ。VEについてのハードコアなお話し。 VE(Value Engineering)とは本来「製品やサービスの「価値」を、それが果たすべき「機能」とそのためにかける「コスト」との関係で把握し、 システム化された手順によって「価値」の向上をはかる手法」(日本バリュ−・エンジニアリング協会公式サイトより)なのですが、肝心の「価値」の向上や「価値」の創造が抜け落ちてしまってただ単にコストを落とす行程に陥ることがとても多い。「価値」の創造である以上当然これもデザインのプロセスです。ということでデザインを遂行するためには社会的多言語が必要になってくるのです。

続いて五反田でDGNの石橋くんと明日のプレゼンに向けての打合せ。その場で話していく中で素敵なネーミングを思いついてニコリ。

Sign代官山でトランジット中村貞裕氏と打合せ。<未来>に関する打合せ。これは実現したら楽しいなー。期間限定カフェ『bills × Sign daikanyama』がギリギリだったので中村くんがbillsのパンケーキをごちそうしてくれました。ふわふわ&シロップ50%増でとろけた!

そこから更に中目黒のトランジットさんへ移動して同じく<未来>に関する打合せ。<未来>は楽しいけれど簡単ではない。

打合せが続いたため21時過ぎからようやく明日のプレゼンの資料作り。石橋くんと調整しながらかつ合間に他の仕事もやりながらだったので結局朝までかかってしまった。

熊楠の頭の中

TITLe2007年12月号の『クリエイティブな発想を磨くブックガイド』で「クリエイションのヒントになる愛読書」を紹介しました。

僕自身は「クリエイションのヒントになる」という読書の仕方はしませんが、「体験が更新され続ける読書体験」という観点で選んだ三冊はこちら。
ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環(D・R. ホフスタッター/白揚社)
メタモルフォーゼ―オートポイエーシスの核心(河本英夫/青土社)
動きが生命をつくる―生命と意識への構成論的アプローチ(池上高志/青土社)

TITLe同号では『クリエイティビティの源はココにあり!自慢の仰天社屋見学ツアー』というページでd-labo by スルガ銀行も紹介されています。

d-laboは商店建築2007年11月号の『特集:銀行の接客スペース・デザイン』でもインタビュー付きで紹介されました。

商店建築 2007年 11月号 [雑誌]

商店建築社 (2007/10/29)

いずれもちょうど書店に並んだところですのでぜひ手にとってみてください。

クマグスの森 南方熊楠の見た夢のトークセッション『熊楠の頭の中』茂木健一郎×池上高志を観にワタリウムへ。(池上さんありがとうございました)

池上さんの「半生命」の話しや「南方熊楠 vs. ダーウィン」等はとても興味深い話しだったのでもっと突っ込んで聞きたかった。正直言ってこの場じゃなくていい話しも多かったと思う。熊楠をスター化する必要は全くありませんが、熊楠から展開したりかなたででも交わる話しがもっと聞きたかったです。

SPACE FOR YOUR FUTURE

平行して進んでいるいくつかのプロジェクトが揃って遅行気味。それぞれ課題があってのことなのでやることはたくさんある。

夕方、東京都現代美術館で開かれるSPACE FOR YOUR FUTUREのレセプションへ。

一山超えたカールステンはかなりリラックスモードでした。彼の作品はシンプルで静かな光+音による体験する空間彫刻。他にはタナカノリユキさんの『Portrait of ERIKA Sawajiri』が強烈な異彩を放っていました。自身で下條信輔さんの解説付き限定ブックを配っていました。僕は見ていませんが、沢尻エリカさん本人も来ていて『101 ERIKAS』に作品が変わっていたそうです。これも作品の一部だったのかもしれません。

3Fの空間がどう見ても若手ファッションデザイナーの展示会会場にしか見えなかったのですが、後で資料みたらSANNAだそうで...。「アートとデザインの遺伝子を組み替える」って無理矢理な足し算でモードを作ろうというのが苦しいですね。全体を一通りみて何だか非常に哀しい気持ちになり一人で泣きながら帰る。

一度帰ってからunitのraster-noton japan tour 2007へ。david(kangding ray)がやんちゃでかっこよかった。カールステンや他のお兄さまたちはもう貫禄。raster-notonといいATAKといいunitは貴重なコンテンツを持っていると思います。

自然智

第三回目のd-labo研究会へ。今日のゲストは高野山真言宗・般若院住職で多摩美術大学芸術人類学研究所研究員の宮崎信也氏。テーマは「四国遍路と自然智」ということでお話しを伺いました。(「自然智」とはジネンチと読み、「般若」=「空を知る智恵」の意訳語だそうです。)

僕は無神論者で宗教への信仰心というものは持ち合わせていませんが、空海の思想の「身体性の肯定」に興味を持ち一時期宮坂宥勝の本を読んだりしていました。今の遍路等は完全に制度化(または象徴化)されて、そんな空海の思想とは全く連続性がないものになっていると思っていましたが、宮崎さんもその問題を感じているようでした。

基本的なところで対称性人類学三位一体モデル TRINITYとかぶっていましたが、中沢新一氏とは古くから本を一緒に書かれたり、芸術人類学研究所でも一緒にやられているからでしょう。(中沢氏が宮崎さんの師匠といった感じでしょうか)面白いお話しでしたが、三位一体モデルについてはちょっと取り扱い注意ですね。


カールステン・ニコライ トーク&ライブ

アップルストア銀座で開催されたSound & Recording Magazine「カールステン・ニコライ:トーク&ライブ」へ。

一年ぶりのカールステンはゲーテ化していました。Sound & Recording Magazineの企画らしくシステムにフォーカスしたトークで観客の多くは眼球でレコーディングするかのように凝視していた。ミニライブは次のアルバムでやる分のテスト的な試み。音も映像もテクスチャーが違っていて新鮮でした。

今回の来日はraster-noton japan tour 2007の他に東京都現代美術館のSPACE FOR YOUR FUTURE展への出展、他にもいくつかのイベントがあったり大忙しでまともに寝ていないとぼやいていました。東京でのライブは26(金)@代官山unitです。みなさんもぜひ。

ATAK011発売記念トークショー

青山ブックセンター本店で開催されたATAK011発売記念トークショーに行ってきました。

最初にATAK011 LIVE DVD ATAK NIGHT3の上映があり、その後に渋谷慶一郎氏、東浩紀氏、佐々木敦氏の3名によるトークショー。渋谷くん&東さんの想い出漫談wから始まった固有名詞もばんばん登場する(キャラクターズのよう!)分裂トークに佐々木さんの有効的な視点導入+類いまれなるバランス能力が加わり、見たことがないくらい面白いトークショーになっていました。ATAKのLIVE DVDの発売記念ということだったので音楽の話しに回収しようと意識していたようにも見えましたが、東さんが言っていたように今日の話しは音楽のみの話しではなく全ての創作の場に通じる話しでした。おそらく何らかの形で活字化されるようなので、その際はみなさんもぜひ読んでみてください。

終了後、打ち上げに参加。トークショーの延長戦がリミッターなしで展開。渋谷&東のトークは本当に思想漫談とか芸術漫談とかの新しいパフォーマンスジャンルとしてやればいいと思う。大爆笑しながらも深さと鋭さに関心しながら聞き入ってしまいました。

二人がどれでけおちゃめだったかというと...(R18注意! )

本人たちには許可はもらいましたが、過激すぎるwので小さめハーフサイズで。

design pod by NIKE

design pod by NIKE/office(tokyo/2004)

クライアント:NIKE Inc.
コーディネート : 前田亮介
建築・空間デザイン:matt
special thanks:Semitransparent Design

NIKEが都内某所に作ったデザインオフィス。世界中からNIKEのデザイナーたちが集まって新しい創造&開発のためのコミュニケーションを行なうための場所です。都内の閑静な住宅地なため場所は明かすことができません。

スポーツギアの開発=身体を創るということでこのオフィスには可視&不可視のバリアアリーがあちらこちらに埋め込まれています。

二重に捕らえる

d-laboのオンサイトコンテンツ「time」の更新で確認のため現場へ。見ることによる共有するコンテンツをより深化。ただ、見ることにより見えなくなることは想像以上に大きい。その中にこそより重要な情報が埋め込まれています。

ちょっと久しぶりにrEALLの打合せ。今日は気分を替えてnotosではなくmattで。創ることの部分ととして流通を考えるのは本当に難しいです。

新しいSignの打合せのため五反田へ。今後少しずつSignは増えていく予定です。その中で某社と共同で「快適な分煙空間」の開発にトライする可能性があり、現在リサーチ中。簡単に言うと、乱流としての煙草の煙を二重に捕らえるということです。それを実空間でやるというのがすごく楽しい。

ドーハにて

サッカーの北京五輪アジア最終予選。ドーハで行なわれたカタール戦、ロスタイムのPKにて逆転負け...。日本は厳しいことになってきました。決してこういうことばかりではありませんが、こういうシーンを見ると「またかー」と激しい既視感を持ってしまう。FWはいつも通りなのですが、ボランチのバックアッパーが弱過ぎた。アウェイだから引き気味にーなんていうのは時代錯誤も甚だしいですよ。カタールに対してならどこでやってもガンガン攻めるべきでしょう。終わりの方無駄なイエローもいくつももらっていたし。まあ、こういう状況から勝ち取るのが醍醐味ではありますが。

U-22日本代表よりももっと深刻なのがEURO2008予選のイングランド。いいところ(=得点)も悪いところ(=失点につながるPK)もルーニー。ベッカム復活で奇跡とか。ないよなー。

ベッカムのボールはなぜ曲がるのか?―フリーキックのサイエンス (@Science)
浅井 武 斉藤 健仁
技術評論社 (2005/04)
売り上げランキング: 219588

d-labo更新

26日(金)のムサビは延期になりました。新たな日程は現段階では未定です。

d-laboのtopページを更新しました。
http://www.d-labo-midtown.com/index.php

gコンテンツによりフォーカスし、更新性を高めるためのシステム&デザインのヴァージョンアップで、ここ数日の間で段階的に実装されます。19日にはオンサイトのコンテンツ「time」もよりヴィジュアライズドされて新しくなります。d-laboの開発はまだまだ続きます。

PORTA - 国立国会図書館動く

ついにというかようやく国立国会図書館が動き出しました。

国立国会図書館(NDL)がデジタルアーカイブポータルシステム「PORTA」を一般公開

国立国会図書館デジタルアーカイブポータル「PORTA」
http://porta.ndl.go.jp/

早速登録してみましたが現時点では重過ぎて安定せず。しかしこの一歩は大きいです。圧倒的なリソースなんだから動き出すだけでもね。これはぼやぼやしていられません。

Make: Technology On Your Time

先日の青山ブックセンターHMV渋谷店に続いてブックファースト渋谷店閉店。
http://www.book1st.net/blog/topics/

本屋に関して渋谷と新宿でこれほどまでに格差が開くとは。機能の問題としてこれはまずいなあ。

本屋といえば、青山ブックセンター本店で10月21日(日)にATAK011発売記念トークショーが開催されます。この顔ぶれは間違いなくおもしろいトークになると思います。(3人のポートレートの並びもなんだかおもしろいw)

『Make』まとめ買い。工作の時間です。

Make:  Technology On Your Time Volume 03
オライリージャパン
オライリー・ジャパン (2007/09/28)
売り上げランキング: 3071
Make: Technology on Your Time Volume 02
オライリー・ジャパン
オライリー・ジャパン (2007/03/19)
売り上げランキング: 7976
Make: Technology on Your Time Volume 01
オライリー・ジャパン
オライリー・ジャパン (2006/08/24)
売り上げランキング: 5992

自然を視る

煙のシミュレーションを見ながらゆらゆら。分煙空間についての考察。僕は煙草は吸いませんが父が当時ニコチン&タールともに日本で一番高かったショートピースを愛飲していた(その上超ヘビースモーカー)ので間接喫煙量は相当あったと思います。その父も60代を過ぎてからようやく「軽い煙草にしよう」ということでセブンスターに代えましたwそのかいもあってか身体はすこぶる健康のようです。ちなみにピースの箱のデザインはレイモンド・ローウィがやったものです。

トランジットで新しいSignの打合せをしたのち、Landor Associatesの新オフィスのお披露目パーティへ。改めてLandorって様々な目に触れる仕事をやっていますねー。

夜はd-log.006-1のためd-laboへ。環境省とd-laboの共催セミナーとして自然環境をテーマに計6回のシリーズで開催されます。今日はその第一回目で写真家森田敏隆氏の自然の写真を見ながらのお話。肉眼では捉えられないミクロレベルまで描写された「美しい」自然の写真はそれだけで力を持ちますが、本気で自然環境について考えるならば「美しい」は抜きで自然を視るべきだと思います。

黒川紀章氏死去の報に驚く。中銀カプセルタワービルも取り壊しが決まり、ついに黒川氏の「破壊」のプログラムが実装されるのかーと勝手な妄想を膨らませていましたがかなわず。残念です。ご冥福をお祈りします。

時計回り?それとも反時計回り?

どっちに見えます?

回る人影は右脳左脳を見分けるか!?

僕は最初は時計回りにしか見えなかったのですが、二回目見たら反時計回りになりました。右脳左脳は関係ないと思いますが、錯視って面白い。

錯視といえばこのサイト。見はじめるとはまってしまうのでご注意を。

ワールドビジネスサテライト

写真家の方と打合せをしていて聞いたのですが、富士フイルムのナノテクによる基礎化粧品、サプリメント分野参入は相当本気らしい。FinePixの蛯原友里もそこにつなげるためのイメージキャラか?フィルムメーカーの倒産や撤退・縮小・事業転換等が起こる中、写真家の方々にとってはフィルム存続の問題は死活問題でそういう動きにも強い危機感を感じているそうです。ここでも創作とメディア環境の問題が。

ワールドビジネスサテライト(WBS)でd-labo/スルガ銀行が紹介されていました。

http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/news/071009/n1.html

「個性派銀行」という小特集でスター銀行やソニー銀行とともに取り上げられていました。こうやって見ても本当にユニークなのはスルガ銀行だけな気がします。それにしてもymzさんガチガチじゃないですかw

leaving party

めずらしく原稿を締切より前に仕上げる。といってもとてもとても短いものだったので。TITLeという雑誌の12月号「会社特集」で「ビジネスをもっとクリエイティブにする本」をBACHの幅允孝さんが紹介する企画があり、その一部として僕も3冊ほどおすすめ本を出しました。内容は10月26日発売のTITLeをご覧ください。

先日古本屋でG・ベイトソンとC・アレグザンダーを偶然見つけて同時に購入したことを書きましたが、両者は新しいシステム論的世界観の共有ということで繋がっていますね。僕にとってはまさに今考える系でした。アレグザンダーは初期の著作も含めてこれからじっくり読みたいと思います。

夜は友人のhenry & lucinda夫妻のリービングパーティでsoftへ。softは改装後初めて。入口と奥のスペースが大きく変わっていました。

henryはインタラクションデザイナーでBlock Jam等をデザイン&開発したりしています。彼の仕事の関係で11月からLAに移り住むことになったそうです。実はATAKのロゴは彼らがデザインしています。初期のATAKのライブの映像も彼らが担当していました。(今はなきmaniac loveでのライブとか)mattでもJAM HOME MADEの映像やGAS SHOPの写真を撮ってもらったり、引っ越ししたばかりのmattの壁に油性マジックで落書きしてくれたりw等、色々お世話になりました。何よりhenryとはデザインに対して、認知の問題に対して共有している部分が多かったのでお互いやっていることを感じ合える数少ない存在でした。僕の知る限りで可愛らしいカップルNo.1(子供のayaちゃんも愛らしい!)の彼らがいなくなるのは少し寂しいですね。でも今日のリービングパーティは第一弾で第二弾もあるらしい。

ムサビ

ここ数日事務所運営についての面倒な事項に少し翻弄されている。早くクリアにしたい。

昨年に続いて池上高志さんのムサビ(武蔵野美術大学)の授業にゲスト参戦することになりました。10月26日(木)のたぶん昨年と同じ枠でしょうから午後だと思います。平日の午後に国分寺のさらに先の鷹の台へ行く時間のある人がこのブログの読者にいるのか?という感じですが、外部の方もオープンだと思います(非公式)ので時間のとれる奇特な方はぜひいらしてください。昨年は池上さんと渋谷くんと3人で普段の延長のようなトークをしたのですが、今年は池上さんと二人なのでいろいろ僕からぶつけてみたいと思っています。

移動中にちょっと立ち寄った古本屋で以下の本を見つけて購入。

精神の生態学
精神の生態学
posted with amazlet on 07.10.05
グレゴリー ベイトソン Gregory Bateson 佐藤 良明
新思索社 (2000/02)
売り上げランキング: 78452


まちづくりの新しい理論 (SD選書)
C. アレグザンダー 難波 和彦
鹿島出版会 (1989/07)
売り上げランキング: 192323

ベイトソンは精神と自然を随分前に読んだきりでしたが、ちょうどこれも読みたくなっていたのでラッキー。

なんだこれ

よく「崖っぷちに追い込まれた人間は強い」などと言いますがあれは嘘ですよね。多くはそのまま崖から転落してしまっているのですが、それらはほとんど語られることがありません。ごくわずかなものたちが状況(環境)の変動の中で適応能力を発揮して淘汰の危機を乗り越え、さらなる進化を遂げていく。結果そのものたちが残ることで上記のように物語られていくーというのが本当のところでしょう。それは1個の生物(人間)に限らず生物の集団である企業などにも言える。人間にとっても企業にとってもその適応能力を獲得していく過程が創造であると思う。

都内某所での打合せの中、そんなことを考えながらみなさんの熱い話しを聞く。

虎ノ門から霞ヶ関あたりを歩きましたが、霞ヶ関ビル(日本で最初の高層ビル建築)付近も大開発ですね。先行で10月25日に東京倶楽部ビルディング霞ダイニングというのがオープンするそうです。ミッドタウンに続きこちらも三井不動産。

『よつばと』読み始めましたが「なんだこれ」? お、面白い!

よつばと! (1)
よつばと! (1)
posted with amazlet on 07.10.04
あずま きよひこ
メディアワークス (2003/08/27)

IN RAINBOWS

一日某プロジェクトのプランニングに集中。不確定要素が多い方が実はディティールを緻密に創ることができる。

VAGANCEのLEGGO本のある生活が更新されています。今回のゲストはFlying Booksの山路和広さん。やっぱり街を楽しくするのはコンテンツだということです。山路さんが写真で手にしている中国共産党の本ほしいー。

RADIOHEADが新譜『IN RAINBOWS』をこんな形で発表しました。僕はやっぱりdiscbox版かな。

ニュータウン入口

阪神タイガースの見事な失速に伴ってブログの更新も滞っていました。CSに向けて復活したいと思います。

宮沢章夫作・演出による遊園地再生事業団のニュータウン入口を観ました。鉄骨の巨大なアーチと神戸須磨事件の現場であるニュータウンを模したと思われる格子状の床に砂が敷かれた舞台は象徴的かつスタイリッシュでこの演劇そのものをよく現していました。時間も空間も超えるノイズの堆積。アンティゴネ役の鎮西猛が舞台上でも映像の中でも非常によかった。通常の一番前の席のもう一つ前の補助席だったので首とお尻が疲れた。