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no title

ひっそりと始めたこのブログへ最初にコメントしてくれたのは彼女でした。それからも彼女は会って話す時と同じように他愛ないけど何とも愛らしいコメントを時々送ってくれました。

その彼女が突然亡くなってから何かが横たわっているのですがそれを言葉にすることができません。でも、僕はそれに向き合い続けていきたいと思います。

さようなら、マリア。


ちょっと止まってしまいましたが、少しでも痕跡の残るこのブログをまた続けます。

公共性とエリート主義

『思想地図』発刊記念シンポジウム「公共性とエリート主義」に行ってきました。前回に続いて非常に面白いシンポジウムでした。ここでまとめはできませんので興味ある方はこちらのまとめでも。

トラカレ!ー『思想地図』シンポジウムのまとめレポート

僕も「パートタイム・マルチチュード(by 東浩紀)」でいいと思う。今日も繰り返された宮台真司氏の言う処方箋については、これほどまでに頑強だと他の多くの人が見落としている何かがあるのではないかと考えたのですがやはり理解できない。

鈴木謙介氏の話していたユナ・ボマーについてのドキュメンタリー映画はこれですね。

t-h-e-n-e-t // d-a-s-n-e-t(要flash)

これはぜひ観てみたい。

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磯崎新の「都庁」

一週間も遅れていた原稿の直しをようやく終えて送りました。ちょっとバタバタしていたのでなかなか手をつけられなかったのです。といいつつもEURO2008は毎夜(〜朝方)見続けていますねえ。すみません、すみません....。それにしてもオランダが調子のいい大会は絶対に面白くなります。ポルトガル、クロアチアを加えて三強というところでしょうか。

先日の丹下健三繋がりでこれを購入。いずれも絶滅していくであろう建築家の姿。今の磯崎さんは孤独でしょうね。

磯崎新の「都庁」<br>―戦後日本最大のコンペ
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cocoon

某プロジェクトの打合せのためにコクーンタワーの現場へ。

西新宿の高層ビル群に新たに加わる高さ203.65mのコクーン (繭)をイメージしたという建築物。建築主は学校法人モード学園で設計は丹下都市建築設計。

ダイアゴナルという特殊構造体で造られているらしいのですが、その規則正しい構造体ダイアゴナルにランダムさ(コクーンっぽさ?)を出すために構造とは全く関係のない意匠だけのためのテープ状の鋼材がはられているという、非常に残念な建造物。代々木第一体育館や東京カテドラル聖マリア大聖堂に見られる構造の生み出すフォルムの美しさやダイナミズムといったものはここには全く見られず。丹下健三さんご本人は亡くなられていますし、60年代に造られた作品以外は感心できるものはほとんどないので、そこに連続性はないのでしょうが。

丹下健三
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オレンジ>>>>>アズーリ

昨日のスナイデル(オランダ)の流れるような美しいゴール、今朝のイブラヒモビッチ(スウェーデン)の矢のようなスーパーミドル等で興奮して眠れず、日中は半夢遊状態にあるleeです。最近、睡眠には記憶を定着する機能もあるーというニュースもありましたが、今の僕は記憶する能力も記憶を呼び覚ます能力も著しく低下しているように感じます。周囲のみなさんにはなるべく迷惑をおかけしないように気をつけますが、ワールドカップとこのEUROの時だけは寛大にみてやってください。それにしてもオランダ×イタリアはアズーリ嫌いの僕にとっては痛快なゲームでした。

半夢遊状態がさらに酷くなりそうなこの画像。面白いなあ。

磁場の形と動きを可視化したムービー / GIZMODO JAPAN

『fashion × science × fiction(SFではありません)』

yuge collection "Cafe Society"のショートフィルム=編集ヴァージョンができたので公開しました。

『fashion × science × fiction(SFではありません)』ーとまでは残念ながら行きませんでしたが、なかなか楽しかったです。次へ続く予定なので今度こそは『fashion × science × fiction(SFではありません)』に徹底的にトライしたいと思います。

逢坂くんとはまた別の映像(学校です)も撮ることになりました。こちらは新海誠監督の『秒速5センチメートル』を超えるセンチメンタリズム直進で行きたいと思います。

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映像、その先の未来へ

遅れましたがDVJ 035 特集:DESIGNING NEXT VISUAL CULTURE「映像、その先の未来へ」が6月初に発売されました。

編集長石川氏との対談「環境の中の映像、マテリアルの映像」が掲載されています。他には本広克行氏、児玉裕一氏、下水流正雄氏、ノデラユウジ氏らが登場しています。「科学館作りたい」という児玉裕一さんとは気が合いそうですw閃光少女の映像は大好きですし。

眠れない日々

日本代表がしょっぱい試合をした直後についに始まってしまいました。EURO 2008が。

サッカーのビッグイベントの中でもこの大会は毎回本当に面白い。クオリティでいえば戦術の成熟したチャンピオンズリーグに、規模や多様性においてはワールドカップに劣りますが、出場国の力が拮抗していてモチベーションも異常に高まるEUROはいつも劇的な展開が繰り広げられます。

開幕戦はネドベドもロシツキも不在のチェコがワンチャンスをものにし、続いてはポルトガルが予想通りの強さを見せつけて勝利。我がイングランドが出場しないのは残念ですが、ポルトガル、チェコ、クロアチア、スペインあたりが頑張ると面白いなあ。

WOWOWで中継されますがEURO QUEENの佐々木希と中西哲生の不思議な絡みも見所です。さー眠れない日々の始まりです。

HI.SCORE Kitchen

日中は打合せに次ぐ打合せで最後の方は完全にスイーツ欠w

ピエール・エルメで自分にご褒美ーではなくプレゼントを買ってヒマナイヌの猪蔵さんのお誕生日パーティへ。場所は渋谷のHI.SCORE Kitchen(ハイスコアキッチン)という最近オープンしたカフェだったのですが、ここの空間はちょっと面白い。大きな窓側の席からちょうど埼京線渋谷駅のホームを見下ろすようになっています。仕事帰りのお疲れ顔やケータイを見ながらニヤニヤしているマヌけ顔もこちらからばっちり見えます。窓が閉まっているし距離は少しあるから音声は届かないのですが、見られていることに気づいてはっと我にかえるなど何だか愉快な見る/見られるのコミュニケーション。もちろんサッシによるフレーミングであちらからカフェ内もばっちり見えるわけです。ずっと見てても飽きなかった。

パーティ自体も企て人ヒマナイヌ川井さんのおもてなしぶりと猪蔵さんのキャラクターによってとても居心地のいいものでした。HI.SCORE Kitchenのご飯も美味しかったです。

一度家に帰ってネネムくん(♂6歳)にご飯をあげてからUNITのイベントへ。4K[sik]というファッション系PRエージェントのアニバーサリーパーティでATAKの渋谷くんが久々にDJをやるということで。僕は途中からでしたがアムロちゃんとかもまわしていたらしいwさすがにこの日はおしゃれ人多数。ここ数日の睡眠不足で眼が痙攣していたため早めに退散しました。(といってもAM4:00くらいでしたが)

Sony CSL設立20周年記念シンポジウム

iPhoneがSOFTBANKに決まりました。
「iPhone」について | ソフトバンクモバイル株式会社

NOKIA N73 & iPod touch 32GBコンビの満足度がかなーり高い僕としましては発売即購入ということはありませんが、買いたくなったらすぐに買える状況になるのは嬉しいです。アップルのためにも日本のケータイ文化にとってもドコモにならなくて本当によかったと思います。日本だからといってワンセグやおサイフなどごてごてと加えずにいってほしいです。それにしても超ビッグニュースなのにこの極めて味気ないプレスリリースは何だろう?気になります。

Sony CSLの設立20周年記念シンポジウム「21世紀の社会と科学・技術」に行ってきました。残念なことですが、もうSONY本体はCSLを販促・PR活動くらいにしか考えていないのではないか。意図しているわけではないにしても扱いとしてはほとんどそんな状態に見える。今回は特にゲストスピーカーの絡みで「教育」についても語ろうとしていたのですがこれは無理があり過ぎました。ゲストスピーカーに対して過剰に気を遣う(それが見えてしまう)シンポジウムが面白いわけがありません。そしてリサーチャーによるパネルプレゼンテーションも更新性があまり感じられなかった。そんな中では、暦本純一さんの「stoneからskinへ変わるインターフェイス」の話しは面白そうでしたし、『ソラリス』があらためて重要な作品であるということに激しく同意します。いずれにしても時間も短過ぎて突っ込んだ話しにはならず。

CSLは以前一緒にプロジェクトをやっていますし、友人もいるので頑張ってほしいのですが。

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コミュニケーションの未来

Inter Communication No.65 最終号を購入。No.0 創刊号の特集が「コミュニケーションの現在」でNo.65 最終号の特集が「コミュニケーションの未来」。僕は創刊号から始まって全てとはいきませんがかなりのナンバーを購入してきました。初期の正方形に近い判型の頃は発行を楽しみにしていてテキストもすみずみまで読みつくす数少ない雑誌でしたが(ヴィリリオのテキストに初めて触れて畏怖と興奮を感じたのもこの雑誌でした)、後半は惰性で買っているところもありテキストも一部しか読まないということもありました。

最終号に「雑誌メディアとしての役割を終えた」と書いてありますが、「メディアとしての役割」という点に関して冷静に考えればこの雑誌はインターネットが普及した頃には既に役割が終わっていたのかもしれません。最終号のテキストを読むついでにNo.0 創刊号やNo.1 も引っぱり出してパラパラ読んでみましたが、こっちの方が「コミュニケーションの未来」ですねー断然。最終号巻末の総目次のデザインなんてもうまさに「終わってよし」という感じ。

一緒に表象という雑誌も購入。カトリーヌ・マラブーへのインタビュー「可塑性のポストヒューマンな未来──再生医療から死の欲動へ」の中で先日話しが出たアンディ・クラーク Andy ClarkのNatural-Born Cyborgsについて言及されていたので。これは表象文化論学会の学会誌ということですが、インコミや10+1と入れ替わるように出てきたいくつかの雑誌(紙)メディアの今後の動向も気になるところです。

Inter Communication 2008年 07月号

エヌ・ティ・ティ出版


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