WHAT'S HAPPENING?
来週予定している撮影の打合せのためにフォトグラファー新津保建秀さんがmattへいらっしゃいました。夏休みということで4歳の息子さんも一緒だったのですが新津保さんにそっくりでした。とてもいい子で打合せをじゃますることなく新津保さんのiPhoneでうちのスタッフとずっと遊んでいました。You Tubeを見たりリンクしたりしていたようですが、持ち主であるお父さんより遥かに使いこなしているとのこと。言語の習得等もそうなのですがこういう自然に起こっていることを間近に見ることができたりして、子供がいるというのも案外楽しいのかもしれませんね。
新津保さんと知り合ったのは、『WHAT'S HAPPENING?』という1999年に行なわれたTOKYO CONTEMPORARY DESIGN EXHIBITION HAPPENINGのドキュメンタリーブックに参加してもらった時(もう9年も前になりますね)でそれ以来ずっと直接お会いすることはなかったのですが、最近になって渋谷くんを通して再会して、今回ichiというヘアサロンを撮ってもらうことになりました。
今までプロジェクトをいわゆる竣工/作品写真という形で残すことをあまり重要視していなかったのですが、それは多くのそういう写真を見ても面白いと感じられなかったからで、新津保さんとはただの作品写真ではなく表現として面白いことができそうです。ちなみに日本のインテリアと写真表現は明らかに共犯関係にあると僕は考えています。建築もその部分は同化してきています。空間の肌理と写真の肌理についてや空間を体験することの多層性について等新津保さんと話しましたが、空間を「見る/視る」ということはどういうことなのか創りながらもっと考えてみます。