ライトノベル的 VS ケータイ小説的
ジュンク堂書店新宿店で開催されたトークセッション 東浩紀×速水健朗「ライトノベル的 vs ケータイ小説的」に行ってきました。速水氏の『ケータイ小説的。〜“再ヤンキー化”時代の少女たち』の刊行記念。
「政治の重層性・遍在性」についてや世の中に蔓延る言説の粗雑さへの苛立ちなど、東さんが様々な地点で繰り返している話から展開していきましたが、それらは一見関係がないように見えるこの日のタイトルに繋がっていくというお話。そして、ショッピングモールも同じく。二人ともショッピングモールマニアで、特に速水氏は業界紙(「SC JAPAN TODAY」かな?はっきり見えませんでした)を購読しているらしい。「世界共通のインフラとしてのショッピングモール」→プチブルの連帯(グローバル市民)→そしてマルチ・チュードへ、という話はもっと聞きたかったです。
今日も話に出てきた東さんと桜坂さんによるギートステイトの書籍化が実現したら2045年を舞台にしたギートステイトに登場するショッピングモールをデザインするという企画案があって個人的に相当盛り上がっていたのですが、プロジェクトそのものが休止したために残念ながら実現しませんでした。でもギートステイトで小説というフォーマットで実践していた手法を建築・空間デザインに部分的にでも取り入れてやってみたいという話は東さんにも繰り返ししていて、今日の話を聞いてその思いがまた高まりました。
講談社
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