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港千尋×李明喜トークイベント整理券配布開始!

先日もお知らせしました、港千尋さんとのトークイベントの整理券(無料)の配布が始まりました。詳細は以下のブックファーストさんのサイトでご確認ください。

イベント|Event & Fair|ブックファースト

『新編 第三の眼』刊行記念トークイベント開催!
港千尋×李明喜 「第三の眼―グーグルからグーテンベルクまで―」
ブックファースト新宿店・1階ブルースクエアカフェ内イベントスペース
2/13(金)午後7時~午後8時30分

まだ『新編 第三の眼』が上がっていないため、せりか書房さんから送られてきたゲラのコピーを読み始めたところです。『新編 第三の眼』は2/11(水)発売予定でイベント当日も購入できます。小さなスペースですがオープンな感じでやりますのでぜひみなさんいらしてください。

アーキテクチャと思考の場所

東工大で行なわれた公開シンポジウム「アーキテクチャと思考の場所」に行ってきました。

司会が東浩紀、登壇者が浅田彰、磯崎新、宇野常寛、濱野智史、宮台真司という濃い顔ぶれのためか会場は超満員。混むことが予想されたので早めに行ったつもりでしたが、30分前でかろうじて座れました。別会場で映像中継されたようですがそちらも座りきれないほどだったようです。

それぞれの話も後半は特に面白かったし、このシンポジウムのライブで進んでいる状況から「ジェネレーション」や「アーキテクチャ」の問題が立ち現れているという様は大変興味深く、もっと続けてほしいと思っちゃいました。あまりにも考えることがたくさん出てきたのですぐに全体を振り返ることはできませんが、断片的な感想を少しだけ。

磯崎氏が言う建築における切断について、元々建築には「解釈的切断」と「物理的切断」の二つの切断がありその差異は設計を考える上で大きな意味を持つと思うのですが、それはこのシンポでも意識されていなかったように思います。(その差異を意識的に重ねようというのが藤村龍至氏らなのでは?)それから、名前の出たグレッグ・リン以降進化や生成をテーマにアルゴリズム的思考やシミュレーションといった手法が様々な形で行なわれてきましたが、その多くがドローイング(モデルなどを含む)までしか、つまり物理的切断の前までしか作用していないという事実はしっかり認識した方がいいでしょう。濱野氏の言う「人工的自然」や鈴木健氏の言う「複数の現実」化といった状況が生まれつつある今(ユビキタスなどの技術的な話だけではなく)、ようやくそれが体験されうる「いままさに発展し続ける時間構造としての空間・環境」として創ることができると思います。それはやはり建築という枠の中からは生まれてこないのではないでしょうか。

と、まだ全然整理できていませんね。もっとじっくり考えてから何か機会があれば書いてみたいと思います。とにもかくにも、東さんの言う通りこのシンポジウムは大成功だったと思いますよ。

思想地図〈vol.2〉特集・ジェネレーション<br>(NHKブックス別巻)

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映像空間の可能性

商店建築2009年2月号に映像ディレクターの児玉裕一さんとの対談「映像空間の可能性」が掲載されています。この対談は他愛もない断片的な会話がとても楽しかったです。

「商空間を変える映像メディア」という特集なのですが、他に青木淳氏のインタビューが掲載されていたり、セミトランスペアレント・デザインDGNが「映像空間をつくるクリエーターたち」として紹介されたりしています。ぜひ、お手にとってみてください。

青黒

長くかかっているSign霞が関の現場も来月の消防検査に向けて急ピッチで進んでいます。

本日トランジットジェネラルオフィス TRANSIT GENERAL OFFICE INC.さんからプレスリリースも発表されました。

2009年4月10日(金)、霞が関ビル・霞ダイニングにカフェ「Sign」をオープン

Signもこれで5軒目。少しずつですが変容しながらよりあたり前に街の目印として機能するカフェを目指したいと思います。

myspace,のようなので。

Co.うつくしい雪による『myspace,のようなので。』を観に行きました。『myspace,のようなので。』は2007年2月の『Garden AGORA 2007(仮)』に続くインタビュー・ショウ第2弾で、アーティスト河村美雪さんが出演者にインタビューをしながら制作する劇場型アートパフォーマンスです。

構造としてのオペレーションが非常にユニークで興味深かったです。原倫太郎氏の「きまぐれキャッチボール」も象徴を超えていてよかった。ただ、やはりアーティスト(表現者)の機能はもう必要ないとしか言いようがなく、しぶとい解釈の層を剥ぎ取った後に残るマテリアルを表出させることにしか面白さはない、と個人的には思います。

長尾真氏×池上高志氏トークイベント続報

長尾真氏×池上高志氏トークイベントに関しまして、新たに告知していただきました。

カレントアウェアネス-R | カレントアウェアネス・ポータル

情報工学者である長尾真・国立国会図書館長が、スルガ銀行の「ハイパーライブラリー」d-labo(東京)で「図書館は視えなくなるか?―データベースからアーキテクチャへ」と題したシリーズ対談を行います。その第1回の案内が、d-laboから発表されています。今回の対談者は、複雑系システムの研究者池上高志・東京大学総合文化研究科教授です。

ありがとうございます。色々なところで告知していただいているおかげで既に相当数の申込が来ているようです。みなさまもお早めにどうぞ。

長尾真氏×池上高志氏トークイベント申込受付開始!

先日予告しました長尾真氏と池上高志氏のトークイベントの申込受付がd-laboのサイトで開始しました。

d-log.030_1『自律進化するデータベースはつくれるか』

何人かの図書館系ブロガーのみなさまにも告知していただいています。ありがとうございます。

ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) - ブログ版
図書館退屈男
かたつむりは電子図書館の夢をみるか

申込はぜひお早めにお願いします。みなさまにお会いできるのを楽しみにしています。

d-labo talk session「図書館は視えなくなるか?―データベースからアーキテクチャへ」
国立国会図書館長=情報工学者・長尾真のシリーズ対談
第一回目(全4回)
ゲスト:池上高志(東京大学総合文化研究科教授)
日程:2009年2月12日(木)19:00〜21:00〈受付開始18:45〜〉
場所:d-labo

読むためのアプリ

松下のシグマブックもソニーのリブリエも静かに生産を終了し、アマゾン・キンドル(Amazon Kindle)も今のところは日本版が出る見込みはなく、日本における電子書籍はケータイ小説に特化されている感がありましたが、iPhone/iPod touch+App Storeという環境によってようやく電子書籍をユーザー体験として楽しむことができるようになりました。

僕のiPod touchには現在以下の電子書籍を読むためのアプリケーション(テキストリーダ)を入れて使い比べています。

Stanza
豊平文庫(ほうへいぶんこ)
i文庫
SkyBook

これで青空文庫もようやく利用することができる図書館になったなあと実感しております。以前は「古い文学作品は文庫の古本でいいや」だったのが今ではすっかり「古い文学作品はiPod touchでいいや」になりました。本を読む/書く/つくるとかの意味はもう変わっています。それに対して無視とか敵視という対応ではだめだよねえ。

第三の眼−グーグルからグーテンベルクまで

港千尋さんの『新編 第三の眼』(せりか書房)の刊行を記念して催されるトークイベントの概要が決まりました。

『新編 第三の眼』刊行記念トークイベント
港千尋×李明喜「第三の眼−グーグルからグーテンベルクまで」
日程:2009年2月13日(金)19:00〜
場所:ブックファースト新宿店1階BLUE SQUARE CAFE内イベントスペース

整理券の引渡し等詳細は現在調整中ですので決まり次第追ってお知らせします。先日エントリーした長尾館長×池上さん対談が2月12日なので連日になりますが、みなさんぜひお越しくださいませ。

創発する生命―化学的起源から構成的生物学へ

駒場の池上さんのところで行なわれた久保田晃弘さんのレクチャーに行きました。現在、YCAM 山口情報芸術センターで開かれているミニマム インターフェース展に出されている作品「Pure φ (純粋 φ)」についてのお話等々。絵画というのがちょっと意外でしたが、「視覚運動システムから生まれる〈視る〉絵画」といったお話を聞いていると自然な流れのように感じました。

終了後、池上さんと少し打ち合わせをしてから帰りにこれを購入。

創発する生命―化学的起源から構成的生物学へ
ピエル・ルイジ・ルイージ
エヌティティ出版
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郡司ペギオ-幸夫さん一人による翻訳だったら読むの大変だなあとか思っていましたがw、白川智弘さんという郡司さんのお弟子さんが第一翻訳者で郡司さんは第二翻訳者+解説ということのようです。(※1/22 白川智弘氏からのご指摘があり修正させていただきました)NTT出版のもう一つの翻訳書企画もぜひ進んでほしいです。

世界と出会うーダーウィン生誕200周年から

2009年1月8日付けの日本繊維新聞 nissenのコラム(ファッショントーク)を前回に続いてアップします。今回は今年2009年がダーウィン生誕200周年ということで、ダーウィンのミミズ研究からエドワード・リードのマイクロスリップへと話がスリップwします。本紙では「である」調で統一することになったため直されていますが、こちらでは元の「ですます」調のままでのアップとなります。


「世界と出会うーダーウィン生誕200周年から」

今年2009年は、チャールズ・ダーウィン(Charles R. Darwin)の生誕200周年にあたると同時に、もっともよく知られた著書『種の起原』の出版150周年にもあたります。メモリアルイヤーということで世界各国で様々な催しが予定されているようです。日本でも一足早く2008年には国立科学博物館他でダーウィン展が催され、雑誌『科学2008年12月号』では特集〈ダーウィンは「人間」をどう考えたかー生誕200年、『種の起原』150年〉が組まれたりしており、これからますます盛り上がると思われます。

ダーウィンの進化論は生物学だけでなく、それ以外の世界にも計り知れないほど大きな影響をあたえてきました。同時代を生きたマルクスやフロイトがダーウィンの進化論から影響を受けたことはよく知られています。そしてダーウィンが『種の起原』を記して150年、生物学や他領域の最先端で新たな知見が発見されていくことによってその面白さや価値がより増していくと同時に新たな問題点を提示し続けている、といえるのではないでしょうか。ダーウィンの進化論は現代のわたしたちの生命観そのものに深い影響をあたえています。

ダーウィンには『種の起原』や『人間の進化と性淘汰』などのよく知られた著作以外に『ミミズと土』という非常にユニークな著作があります。『ミミズと土』はミミズの土壌形成における働き・生態を客観的に、量的に実証しようと40年(!)かかって観察・研究されまとめられたダーウィンの最後の著作です。ダーウィンは、ミミズが穴の入口をふさぐ際に周囲の状況のちょっとした変化にも柔軟に適応して穴ふさぎに使われる葉の識別と選択を行なうーたんなる本能的衝動ではなくーということを精細な実験と観察によって示しました。

ミミズは自身で掘ったトンネルにたくさんの枯葉や植物の他の部分(小枝など)を引き込みます。その一部はトンネルの入口をふさぐために使われ、一部は食べものとされます。そしてミミズの穴ふさぎに関して、さまざまな種類の葉をつかって実験した結果、ダーウィンは確信しました。「ミミズがトンネルの入口をふさぐとき、ただの盲目的、本能的な行動でなく、ある程度の知能を示すように思われるのには、さらに驚かされる。いろいろな葉、葉柄、三角形の紙などで円筒のチューブをふさがなければならないときに、人がするのとほとんど同じやり方で行動する。つまり、ミミズは普通、そのような物体のとがった先の方をつかむのである」

『ミミズと土』におけるこのようなミミズの行動適応に関する考察に注目して、ダーウィンの考えが心理学の生態学的アプローチへ大きく寄与したこと(そしてそれを花ひらかせたのがアフォーダンスの概念を提唱した知覚心理学者ジェームズ・ギブソンとエレノア・ギブソンです)を示したのが生態心理学者エドワード・リードです。リードは「これまでのどんな心理学とも異なる前提から出発し、これまでのどんな心理学とも異なる概念をつかう新しい心理学」として、ダーウィンの進化生態学的な動物観に沿って心理学をはじめることを提唱しました。

リードがショーエンヘルと観察して名付けた現象にマイクロスリップという行為のスリップ現象があります。例えば材料の缶やカップなどの置かれたテーブルの上でコーヒーをつくるとき、コーヒー豆の缶を取ろうとした手が躊躇したり、スプーンを取ろうとした手が軌道を変化させてコーヒー豆の缶に向かったり、手前のシュガーポットにちょっと触れただけでその横のミルクポットをつかんだり、カップをわしづかみするような形状から把手をつかむ形状に手の形を変化させる。このような微小な環境と行為のズレをマイクロスリップといいます。リードらはこのようにコーヒーをつくるところを観察して、マイクロスリップが一分間におよそ一回はあらわれていることを、そしてコーヒーをつくっているテーブルの上によけいな物をいろいろと置いておくとマイクロスリップがより多くあらわれるということを発見したのです。

この結果からリードは、どのような行為もそれがあることさえ気づかれないような微小なスリップとともに行なわれているという事実に確証を得ます。そして、行為のプランとその実行とを区別して考える「プランが実行を監視する」という考え方を否定します。プランというのは行為するときに立ち上がっている「意志群」間に生ずる選択のことであると。従来の科学的心理学では、行動と意識をある特定の原因によって引き起こされた結果として扱ってきましたが、リードが提唱する生態心理学ではそれを拒否しますー行為と意識は動物が環境のなかで達成することで原因が引き起こした結果ではないのです。「〈行動〉は引き起こされない。アフォーダンスは行為の機会であって、原因や刺激ではない」。

マイクロスリップの問題を力学系のモデルとして考察した池上高志と大海悠太(2008)は、新しい認知を考える上でのコンセプトを力学系の研究から生み出そうと試みています。池上らはこの力学系のモデルからマイクロスリップを次の二つに分類します。A)一つの行為の中での逡巡:一つの行為モジュール内で大きな揺らぎがある。B)行為の切り替えの迷い:二つの行為モジュール間の揺らぎ。そしてこれをもとに行為のモジュールは階層構造ではなく、単純な上下関係には分類できないネットワーク構造をなすということを提示しました。このこととマイクロスリップがオブジェクトのレイアウトに敏感であることなど、池上らのメッセージはリードらの考察とも重なって僕たちに大きな示唆を与えてくれます。

多くの建築や空間も池上が言う「プラン/アクション型の問題」として捉えられてきました(機能主義であれ抽象主義であれ)。「プランニングが実際の行為に先行してつくられているわけではない」ことを前提とした場合、当然空間をつくることも変わっていきます。今、池上と筆者らは実験と考察と創造が同時に進む環境をつくるプロジェクトを動かしはじめたところです。乞うご期待ください。

李明喜(mattキャプテン、空間デザイナー)
URL : http://www.mattoct.jp/


ミミズと土 (平凡社ライブラリー)
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アフォーダンスの心理学<br>―生態心理学への道
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動きが生命をつくる<br>―生命と意識への構成論的アプローチ
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図書館は視えなくなるか?

国立国会図書(NDL)館長=情報工学者・長尾真氏のシリーズ対談第一回目の概要が決定しました。第一回目のゲストは複雑系研究者の池上高志さんです。この企画は、ATAKの渋谷くんとNDLの倉重くんと僕の3人で長尾館長にお会いしたことがきっかけとなって生まれたもので、昨年秋からNDL、d-laboのみなさんと共に企画を進めてきました。僕はこのシリーズでファシリテーターをやります。


d-labo talk session「図書館は視えなくなるか?―データベースからアーキテクチャへ」
国立国会図書館長=情報工学者・長尾真のシリーズ対談
第一回目(全4回)
ゲスト:池上高志(東京大学総合文化研究科教授)
日程:2009年2月12日(木)19:00〜
場所:d-labo

国立国会図書館長を務める情報工学者の長尾真と複雑系研究者の池上高志による予測不能なトークセッション!「生命にとって知るとは/わかるとは」「AI(人工知能)とAL(人工生命)と」「自律進化するデータベースはつくれるか」など、生命を捉えることからこれからの知のアーカイブについて迫ります。


申込受付はd-laboのサイトにて2009年1月23日(金)からの予定です。なのでもうしばらくお待ちください。受付が開始したらまたお知らせしますね。

池上さんが2008年6月に基礎情報学の西垣通氏と対談されたものがこちらにありますので、よろしかったらご覧になってください。今回の対談にも繋がる内容となっています。

第三回広域セミナー「身体化された心と人工の脳」

もう一つ、長尾館長と僕の対談もリンクしておきます。この対談は今回のシリーズ対談のプレ的な意味合いもあったので。まだ読んでいない方はぜひ。

国立国会図書館長・長尾真~知識はわれらを豊かにする

リアルアマゾン

年明けから『思想地図 vol.2』を楽しく読んでいます。メイン特集は「ジェネレーション」ということなのですが、『アーキテクチャの生態系』を読んだ後だと第二特集の「胎動するインフラ・コミュニケーション」に惹かれてしまいます。

ニコニコ動画のタグの仕組みを「タクソノミー」や「フォークソノミー」との対比から「フラクソノミー」と表現する濱野智史氏の論文は、環境=アーキテクチャ論として自著に続いて非常に興味深いです。そして、「ソシオフィジクスは可能か」と題された座談会は、内容としては次号vol.3に予定されている特集「アーキテクチャ」に繋がりつつ座談会のコミュニケーションそのものが今号の特集「ジェネレーション」に繋がるというなかなかアクロバティックな展開になっています。

この座談会でも出てきますが、アマゾンなどのネット書店はウェブ上であるからこそリアル店舗では不可能なほどの膨大な在庫を抱えることができるーという話。アマゾンは千葉県市川市に倉庫(物流センター)という形で物理的空間を持っているわけですよね。そしてそこで働く人々は日々膨大な量の注文に対して、在庫管理サーバに登録された在庫を携帯端末を使って効率よくピックアップしています。ということは決してリアル店舗でもアマゾンくらいの規模の店舗ができないわけではないと思うのです。もちろんそこにカスタマー用のインターフェイスは必要ですが、それも今の在庫管理システムの応用で可能だと思います。そんな既存の分類にも縛られないリアル店舗をまさにアーキテクチャとして設計すれば面白いなあ。絶対に。

1月28日に東工大で催される公開シンポジウム「アーキテクチャと思考の場所」も楽しみです。

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君に、胸キュン。

元々アレルギー体質でアルコール、タバコ、花粉、ネコ(ネネムと暮らしているのにw)等々外敵が多いのですが、今日某オフィスの打合せ時に現調のため喫煙室に入った途端、激しいくしゃみに襲われて大変でした。あまりにも劇的なアレルギー反応だったので周囲の方々も驚いていましたが、この体質どんどん酷くなっています。

新クールで始まったアニメ『まりあ†ほりっく』がなかなか面白いです。これのエンディングテーマがなんと「君に、胸キュン。」でした。で、こちらのサイトで知ったのですが2月に発売予定のCDのジャケまで大ノリじゃないですか。

「まりあ†ほりっく」のEDが「君に、胸キュン」であることの意義〜ひねくれソングとひねくれボーイ&ガール〜

中田ヤスタカも以前リミックス(アーティスト土岐麻子)していますが、ミクやルカも大いに歌ってくれそうですね。

「まりあ†ほりっく」エンディングテーマ<br>「君に、胸キュン。」
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Your House

オラファー・エリアソン(Olafur Eliasson)がこんなものを作っていたのは知りませんでした。

Laser-cut art book by Olafur Eliasson
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彼にすれば建築ということなのでしょう。他の作品とは全く違いますがこれもいいですね。


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2009年!

明けましておめでとうございます。今年は反射神経をもう一度鍛えていきたいと思います。はい。

それにしても、お正月ってこんなに静かでしたっけ?というくらいの静寂。子供の頃のお正月は親戚から見たことのない人まで大勢人が集まってきてその非日常性がちょっと怖かったりしたのですが、これはこれでまた非日常的(というより超日常的?)。

今年のお正月は全く何も予定がないのでネネムとごろごろしながらテーブルにさらに積まれた本をばらばらと読む。

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日経サイエンス 2009年 02月号の「科学と疑似科学のあいだ」という茂木健一郎さんと伊勢田哲治さんの対談がいろんな意味で面白いです。