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非線形とデザイン

デザイン誌「AXIS」のインタビューを受ける。今日もまたSign霞が関を利用させていただいたのですが、いきなり僕が時間を勘違いしていて思いっきり遅れてしまいみなさんにご迷惑をおかけしてしまいました。すみません。

「非線形という発想が生み出すデザイン(仮)」というトピックテーマでのインタビューだったのですが、僕にとってはやはり「非線形」よりも『複雑系の進化的シナリオ』での池上高志さんらによる「複雑系」との出会いが大きかったです。「部分から成り立つはずの全体を理解しないと部分が理解できないという循環と向かい合うこと」という複雑系研究の視点が、空間や建築を考える&つくる上でもごく自然なことだと思われたのです。空間も建築も(それ以外でも)要素還元(還元主義)から組み上げられた近代以降ほぼ変わらない今の手法では扱うことはできないーことに気づくのはそんなに難しいくはないと思うのですが。もちろろんそこからつくるのは難しい。

遅れて焦ったせいなのか、テーマのせいなのか、ちょっと暴走気味でインタビューとしての受け答えになっていなかったかもしれません。これまた反省。

終了後、今日のインタビュワーぽむ企画の平塚さんとともにAXIS Galleryで催された「Relaxing Design Talkーくつろぎのデザインとは」を観に行きました。dezain.netの岡田栄造さんが司会をされていて久しぶりにお話しましたが、岡田さんは京都と東京を頻繁に行き来していて相変わらずお忙しそう。

Panasonicのマッサージする家具のもみ心地は見かけからは想像できないくらい強力でした。

バーン・アフター・リーディング

最近観た2本の映画がいずれも大変おもしろかった。

『ミルク』(監督:ガス・ヴァン・サント)

『バーン・アフター・リーディング』(監督: ジョエル・コーエン/イーサン・コーエン)

コーエン兄弟は前作『ノーカントリー』を観た時に最高傑作!と思ったのですが、やすやすと更新してしまいました。ちょっと笑い過ぎた。

+/-

東京都現代美術館池田亮司 +/- [ the infinite between 0 and 1]を観にいきました。(平塚さん、徳山さんチケットありがとうございます!)

ライブでも表現されている量による圧倒性がブラックキューブとホワイトキューブという二つの空間で表現されていました。ライブでは持てない空間の自由度によってマテリアルを体感することもできる。要素還元から生み出される強度はこの先どこまでいくのでしょうか。

東京都現代美術館にヤノベケンジさんのジャイアント・トらやんがいました。残念ながらファイアーはしていませんでした。

流体力学のシミュレーション

先日に続いてSign霞が関の取材。今回は月刊「飲食店経営」という業界向けの月刊誌でした。

飲食店における分煙の話が主なテーマで、「神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例」についてどう思うかと聞かれました。僕自身は煙草は吸いませんし煙も匂いも嫌いではありますが、このような形で法で規制することには賛同できないーといういたって凡庸な意見を述べる。

Signは五反田店以降、JTさんとの協力で分煙に取り組んでいますが、もっと本気で流体力学に取り組んでデザインしてみたいですね。スケールの問題が大きく立ちはだかりますが。

受付終了ーシリーズ対談第2回長尾真×山形浩生

先日告知させていただきました、国立国会図書館長=情報工学者・長尾真のシリーズ対談第2回、長尾真氏×山形浩生氏『もう、「本」や「図書館」はいらない !?』は昨日の段階で定員を超えたため参加申し込みの受付は終了いたしました。みなさまありがとうございました。

そして、今回も告知していただきました図書館系ブロガーのみなさまありがとうございました。

Traveling LIBRARIAN−旅する図書館屋
かたつむりは電子図書館の夢をみるか
ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) - ブログ版
図書館退屈男

当日d-laboでお会いしましょう。

認知言語学的アプローチ

知の構造化センターと進めているPingPongプロジェクトで宇野良子さん(認知言語学)にレクチャーに来ていただきました。

ジョージ・レイコフやロナルド・ラネカーなどを中心に認知言語学の概観から新語の話まで、宇野さんのお話は大変分かりやすく勉強になりました。PingPongプロジェクトにとっては、特に動詞の変化と行為の関係性の話はとても興味深かった。レクチャーに続いてのブレストも盛り上がり、「格フレーム」や「動詞+モダリティー」でデザインを捉えること、など大きく更新できました。行為からの記述を目指すこのプロジェクトにとっては認知言語学的アプローチは不可欠です。宇野さんからも基本文献として紹介されていたレイコフ本は読みたいけどこのボリュームは...。

Women, Fire, & Dangerous Things
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認知意味論―言語から見た人間の心
ジョージ レイコフ
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NEW SPACE DESIGN

日経アーキテクチュアの特別編集号「商空間デザイン」の取材でSign霞が関へ。「NEW SPACE DESIGN」というページでSign霞が関が紹介されるようです。ひたすらプロジェクトの話をしていたのですが、最後の方は思い切り脱線してそれが大変面白かった。最近建築系の方とお会いする機会が増えたような気がします。

カールステン・ニコライ carsten nicolaiによるアートワーク「poly stella」はカラーコーンとコーン・バーに囲まれたままだった。まるで捕われているかのよう。カールステンはこの状況を知っているのだろうか?

終着の浜辺

J.G.バラード死去。

Reuters - 英SF作家のJ・G・バラード氏が死去

もう新作が読めないのは本当に残念です。ご冥福をお祈りします。

バラード作品で僕が特に好きなものはこれです。

終着の浜辺 (創元SF文庫)
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結晶世界 (創元SF文庫)
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クラッシュ (創元SF文庫)
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イベント告知ーシリーズ対談第2回長尾真×山形浩生

国立国会図書館(NDL)館長=情報工学者・長尾真氏のシリーズ対談、第2回目の申込受付が開始されました。今回のゲストは大手調査会社での途上国援助業務のかたわら、様々な分野での翻訳および執筆をされています山形浩生さん。ネット上のフリー翻訳プロジェクトであるプロジェクト杉田玄白の主宰者としても知られています。

今回も早いうちに予約で埋まってしまうことが予想されます。参加ご希望の方は下記イベント情報ページより早めにお申し込みください。

-information

図書館は視えなくなるか?―データベースからアーキテクチャへ
国立国会図書館長=情報工学者・長尾真のシリーズ対談

現・国立国会図書館長である情報工学者の長尾真氏がホスト役を務め、毎回異なるゲストを招いてのシリーズ対談を行ないます。隔月・全4回の開催を予定しています。なお、会場であるスルガ銀行ミッドタウン支店内のコミュニケーションスペース「d-labo」の空間デザインとコンテンツディレクションを担当した李明喜(matt)がファシリテーターを務めます。

これまで本という形を与えられていた情報は、インターネットをはじめとする様々な媒体の間を相互に行き来するようになりました。それによって人々と情報との付き合い方は、社会の中に特定の形の情報を揃えたデータベースがあり、そこへ人々がアクセスするという形から、言わば様々な形の情報が人々を環境—アーキテクチャとして取り囲むように変化してきています。情報との付き合い方の変化は人々が情報を利用してできることの変化でもあります。これまでデータベースとして機能してきた図書館も勿論、この変化の中にいます。これからの図書館はどんな形で、どんな新しい「できること」を提供できるのでしょうか。本シリーズでは、現・国立国会図書館長である情報工学者の長尾真氏が、毎回ゲストと対談する中で、その変化の特徴や可能性を探ります。

第2回 長尾真 × 山形浩生(評論家/翻訳家)
「もう、『本』や『図書館』はいらない!?」

情報テクノロジー/情報環境の変化は人々の情報との関わり方を劇的に変え続けているようにみえます。例えば「読む」とか「書く」という行為も、情報環境の変化によってさまざまな意味を持つようになっています。そのような環境の中、「本」は「図書館」はどうなっていくのでしょうか?もしかすると「本」や「図書館」はその重量を失い視えなくなっていくのでしょうか?早くから電子図書館の実現に取り組んできた国立国会図書館長で情報工学者の長尾真氏とプロジェクト杉田玄白の主宰者でオープンソース活動にも精力的に参加してきた評論家、翻訳家の山形浩生氏との「本」や「図書館」の可能性と不可能性を考えるトークセッション!

日程:2009年5月11日(月)19:00〜21:00 受付開始18:45〜
場所:d-labo by SURUGA bank
   東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー7F
TEL:03-5411-2363
ホームページ:http://www.d-labo-midtown.com/index.php

会場の都合上、予約いただいた方のご参加を優先させていただく場合がございますので、お早めのご予約をお願いいたします。また、席数に限りがございます。場合によっては立ち見とさせていただく可能性がございますが、ご了承ください。

予約メール:d-labo@surugabank.co.jp
イベント情報掲載ページ(予約フォームへのリンクあり):http://www.d-labo-midtown.com/d-log-detail.php?id=120

対談ゲストプロフィール:

山形浩生(やまがた・ひろお)

一九六四年東京生まれ。東京大学都市工学科修士課程およびMIT不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務、途上国援助業務のかたわら、小説、経済、建築、ネット文化など広範な分野での翻訳および各種の雑文書きに手を染める。著書に『たかがバロウズ本』(大村書店)、『新教養としてのコンピュータ』(アスキー)、『新教養主義宣言』(河出文庫)など。主な訳書にバロウズ『ソフトマシーン』(河出文庫)クルーグマン『クルーグマン教授の経済入門』(ちくま学芸文庫)、レッシグ『CODE』(翔泳社)ほか多数。ネット上のフリー翻訳プロジェクトであるプロジェクト杉田玄白主宰。

ATAK NIGHT4に池田亮司さん参加決定!

ATAK渋谷くんのブログで緊急告知されていますが、「ATAK NIGHT4 Japan TourにおいてPan sonicの来日が中止」になったそうです。で、「急遽、池田亮司さんの全公演参加が決定」とのこと。結果としてオールジャパンとなりますがこれはこれでありえない組み合わせで非常に楽しみです。

東京都現代美術館で開催中の池田亮司展 +/-[the infinite between 0 and 1]も早く観にいこう。

模倣と可能世界

池上高志さんとチェルフィッチュ chelfitsch岡田利規さんとで進めているプロジェクト〈new game〉の打合せ。岡田さんは5月に新国立劇場で公演を行なう『タトゥー』 の稽古の真っ最中とのことで、いつもよりテンションが高かったです。

このプロジェクトは通常Googleグループでディスカッションしているのですが、当然ながら直接会って話すと進度も深度も全然違います。「模倣」と「可能世界」についてすぐにでも動かしてみたいのですが、物理的(身体的)シミュレーションをやるにはやはり場所と人が必要ですね。ちょっと考えよう。

帰りに雑誌をいくつか買って帰る。

BRUTUS 2009年 5/1号
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マガジンハウス




上戸彩ちゃんでギャルってずるいよねえ。

メルロ=ポンティ復刊

うんたんが止まりません。(わからない方は決してググらないでくださいww)

みすず書房からメルロ=ポンティがいくつか復刊していて、未読の意識と言語の獲得 ソルボンヌ講義 (1)を購入。

幼児は、他者を模倣する前に他者の活動を模倣するものです。この最初の模倣は、幼児が他者の身体を構造化された行為の担い手として一挙に把握しているということ、そして幼児が自分自身の身体を、ある意味をもった身ぶりを実現するための恒常的で全体的な能力として経験していることを前提にしています。

まさにこれは今考えてつくっているところです。合わせて少し前に出たものですがこれも。

ショーン・ギャラガーの「間身体性と間主観性ーメルロ=ポンティ、認知科学、心の理論への批判」が面白そう。

doづけ

知の構造化センターとのプロジェクト「PingPong(仮)」のためのミニワークショップを行ないました。今日からDGNの石橋素くんも参加。こんな感じでモノなどの実空間にタグづけしていきます。

「doづけ」と名づけられたこの実験を更新しながら重ねていくのですが、これがなかなか楽しい。このような実験とシステムを動かしながら環境をつくっていき「デザイン」を<再>構造化するー現段階ですとこんな大雑把な話しか書けませんが、追々内容も公開していく予定です。

IDEA NO. 334 : 漫画・アニメ・ライトノベル文化のデザイン〈前編〉

もうたまりません、よつばちゃん!

IDEA NO. 334 : 漫画・アニメ・ライトノベル文化のデザイン〈前編〉

さすがアイデア、大変充実した内容でよつばファンにとっては必須です。

動きの構造、物語の構造

会期ギリギリでテオ・ヤンセン展を観る。先日のリベンジで今日はちゃんと動くアニマルを観ました。

やっぱりテント内の限られた中での動きはもったいなかったけど、それでも迫力がありましたよ。

それから東京都写真美術館で開催中のやなぎみわ マイ・グランドマザーズへ。こちらもなかなか見応えがありました。物語は語られるのではなく紡がれていくものなのですね。

やなぎみわ<br />―マイ・グランドマザーズ
東京都写真美術館 国立国際美術館
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VCASIセミナー『共に在ることの多様性』

VCASIセミナー『共に在ることの多様性』に行きました。約20名の参加者だったのですが過半数が顔見知りの方々でした。

発表者は『共在感覚-アフリカの二つの社会における言語的相互行為から』の著者木村大治氏。「つながりを切ること」なども含めた多様なコミュニケーションについてアフリカの二つの社会(ボンガンドとバカ)でのフィールドワークと研究ーという大変興味深いお話。その場の流れのために社会学的な視点に偏り気味で「濱野さんの生態系と重なるなあ」などと思って聞いていましたが、もっと生物学的なコミュニケーションからの話も同時に聞きたかったですね。『共在感覚』はまだ読みかけなのでちゃんと読んでみます。

共在感覚<br />―アフリカの二つの社会における言語的相互行為から
木村 大治
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東京仕事百貨

オープンしたてのSign霞が関「東京仕事百貨」の代表、中村健太さんとお会いしました。「東京仕事百貨」はプロジェクトをつくるプロセスとして仕事と人をつなぐというユニークなプロジェクトで、お話も大変面白かったです。

mattは基本的にスタッフの人数は増やさずに、プロジェクトごとに可能な限り最適なチームを構成するという形でやっているので、一緒に取り組む機会があるかもしれません。

「コミュニケーションデザインの未来」

連続トークセッション「コミュニケーションデザインの未来」第1回に行ってきました。

濱野智史氏が「アーキテクチャの生態系」その後ーということで「リアル」系サービスにおけるお互いの関心度をはかる機能としての「カギ」などいくつか新たな面白いお話はありましたが、本人も言っていたように半年で更新するというのはちょっと酷でしたね。「間ヒト」コミュニケーションとしてのARの可能性からコミュニケーションデザインへの展開は「また後で」ということでしたので、これから楽しみにしたいと思います。

終了後、大急ぎで霞が関へ移動してSign霞が関のオープニングパーティへ。トランジット文学部長(本当は執行役員です)岡田光さんと久しぶりに本の話で盛り上がりました。

濱野さんの「アーキテクチャの生態系マップ」を実空間にまで拡張すると面白いなあ。たくさんの人が集まってコミュニケーションしているSign霞が関で考える。


iida

KDDIの新ブランドiidaのレセプションに行ってきました。

草間彌生氏の3作品はいずれも製品として発売されるようですが、販売時期やスペック、価格については今度案内していくとのこと。

草間さんが詩を朗読して盛り上がったまではいいのですが、詩の朗読に続いてセールストークを始めた時には驚きましたよ。その様子を後ろの方から手を伸ばして撮ったら草間さん自身が赤いドットになっていました。

僕は以前はずっとauだったのですが、auが使う「デザイン」という言葉にどうしても違和感を感じてしまって2年前にSoftBank(NOKIA 705NK)に変えました。今回は「ライフスタイルまでデザインしていく」ということだったのですが残念ながら僕には今までの延長の「携帯電話というプロダクトデザイン」にしか感じられませんでした。お祭りはもうとっくに終わっているのですがねえ。

Sign霞が関まもなくオープンします

先週土曜日、カールステン・ニコライによる『poly stella』というパブリックアートプロジェクトのレセプションに行ったのですが、それが何と霞が関ビルのSign霞が関の目の前でびっくり。Signの外の広場で仮囲いの上部から角のような形状がのぞいていて、何だろうーと思っていたのですがそれがカールステンの作品だとは。「あのガラスの建物の中が新しいSignだよ」と言うとカールステンも驚いていました。

そのSign霞が関はいよいよ今週オープンを迎えます。

2009年4月10日(金)、霞が関ビル、霞ダイニングにカフェ「Sign」をオープン

これで5店舗目となるSignですが、「ルイ・ヴィトン シティ・ガイド東京 2009」へも東京を代表するカフェとして紹介されました。オープン前日4月9日(木)にはオープニングパーティが催されます。お時間ある方はぜひ。

Sign Kasumigaseki OPENNING PARTY サイン霞が関オープン前日9日の夜にパーティーを開催します!ゲストDJにはBEAMS RECORDSのディレクターでもあり、BEAMSのプレスでもある青野賢一氏とDJ&VJの3人組HOMECUT、国内外のパーティーにおいてゲストダンサーとして招待されるオシャレダンサーUNIT のCapSticsによるパフォーマンスでお送りいたします。その他、お楽しみに!!

4月9日(木曜日)19:00-22:30@サイン霞が関
DJ :青野賢一(BEAMS RECORDS)/HOMECUT/ EGAWISE
PERFORMANCE:CapStics
ENTRANCE:2000yen
FREE DRINK & FREE FOOD


date-

Sign Kasumigaseki
■ADDRESS : Kasumigaseki Building LBF(東京都千代田区霞が関3-2-5霞が関ビルディング)
■TEL : 03-6206-1050
■OPEN : 11:00-23:00 (Mon-Fri) 11:00-21:00 (Mon-Fri) / CLOSED : Sunday & Holiday
■SEAT:96席 / SMOKING 19席(分煙)

■ PRODUCE&OPERATION : TRANSIT GENERAL OFFICE INC.
■ INTERIOR DESIGN : matt / Myeong-hee Lee & Shoko Moriyama
■ LOGO DESIGN : KURODA DESIGN / Masuo Kuroda
■ CHARACTER DESIGN : Shu-Thang Grafix

Extra Large

例年のことではありますが、特に今年は目黒川沿いが花見客ですごいことになっています。

森美術館で催された万華鏡の視覚:ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団コレクションよりのレセプションに行ってきました。オラファー・エリアソン、カールステン・フラー、カールステン・ニコライなどそうそうたる顔ぶれなのですが、展覧会としては残念なものでした。財団であれ美術館であれ個人であれ、コレクション展というものはもう回顧的意味しか持ちえないのかもしれません。

ずっとほしかったこれをようやく購入して今日届いたのですが、本当にExtra Largeでびっくり。素晴らしい本です。

Studio Olafur Eliasson: An Encyclopedia <br />(Extra Large Series)
Philip Ursprung
Taschen America Llc
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動かないアニマル

日比谷パティオで開催中のテオ・ヤンセン展を池上高志さん新津保建秀さんと観に行く。風が強いから今日はめっちゃ動くぞ!暴走したらどうしよwktkなんて思っていたら「土日祝日しか動きません」てー。後でHPみたら確かに書いてはありましたが...。ちゃんと確認しなかった僕が悪いです。すみません>池上さん、新津保さん

動かないのに入っても仕方ないのでちょっとのぞいただけですが、完全に囲まれたテント内で空間にもあまり余裕がない状態でアニマル達は鎮座していました。アニマル達は動かないと全く意味ないし、あの空間内で人もたくさん入った状態ではほとんど動けないのではないでしょうか。場所の使い方も全然「パークライフ」ではないし。こういう本当は徹底してやればできるのにも関わらずやられていないもったいないことが多過ぎて残念。

みんなでブーブー言いながら仕方ないので日比谷シャンテに行きスイーツを三人でシェアしながらwwボーイズトーク。space/motion/lifeやミミズの話、新津保さんの光の話など。キュリアス・マインドの日本版オリジナルがつくれるといいなあ。

キュリアス・マインド

幻冬舎
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人格も記憶も

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMISTのTVアニメ新シリーズがこの4月から始まるのを機にコミック全巻(現在21巻まで)大人買い&一気読みをしていますが、あらためてこれは秀作ですね。今シリーズは原作に準拠したものになるとのことで、また楽しみです。

「その人格も記憶も兄貴の手によって人工的に造られた物だとしたらどうする?」って「意識」を語るの続きじゃん。

鋼の錬金術師 (1) (ガンガンコミックス)
荒川 弘
スクウェア・エニックス


「意識」を語る
「意識」を語る
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スーザン・ブラックモア
エヌティティ出版
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「Hunch」を試してみた

知の構造化センターの岡さんの招待で「Hunch」を知り、早速試してみました。「Hunch」はFlickr創設者の1人カテリーナ・フェイク氏が始めた意思決定支援サイト。

ITmedia News - Flickr創設者、新しいネットサービス「Hunch」をテスト

ちなみに「Which book author should I read?」の結果はこんな感じになりました。

NO.1: Jared Diamond ジャレド・ダイアモンド
NO.2: Thomas Samuel Kuhn トーマス・クーン
NO.3: Daniel Dennett ダニエル・デネット
NO.4: Richard Dawkins リチャード・ドーキンス
NO.5: Steven Pinker スティーブン・ピンカー

確かに好きな人たちばかりです。でも、これでは意思決定支援にはなりませんww(質問がよくなかったですね)現時点ではβテスト版でまだユーザー数も少ないのですが、これから面白くなっていくのではないでしょうか。楽しみです。

こちらでメールアドレスを登録すると招待が届きます。興味のある方はどうぞ。