非線形とデザイン
デザイン誌「AXIS」のインタビューを受ける。今日もまたSign霞が関を利用させていただいたのですが、いきなり僕が時間を勘違いしていて思いっきり遅れてしまいみなさんにご迷惑をおかけしてしまいました。すみません。
「非線形という発想が生み出すデザイン(仮)」というトピックテーマでのインタビューだったのですが、僕にとってはやはり「非線形」よりも『複雑系の進化的シナリオ』での池上高志さんらによる「複雑系」との出会いが大きかったです。「部分から成り立つはずの全体を理解しないと部分が理解できないという循環と向かい合うこと」という複雑系研究の視点が、空間や建築を考える&つくる上でもごく自然なことだと思われたのです。空間も建築も(それ以外でも)要素還元(還元主義)から組み上げられた近代以降ほぼ変わらない今の手法では扱うことはできないーことに気づくのはそんなに難しいくはないと思うのですが。もちろろんそこからつくるのは難しい。
遅れて焦ったせいなのか、テーマのせいなのか、ちょっと暴走気味でインタビューとしての受け答えになっていなかったかもしれません。これまた反省。
終了後、今日のインタビュワーぽむ企画の平塚さんとともにAXIS Galleryで催された「Relaxing Design Talkーくつろぎのデザインとは」を観に行きました。dezain.netの岡田栄造さんが司会をされていて久しぶりにお話しましたが、岡田さんは京都と東京を頻繁に行き来していて相変わらずお忙しそう。
Panasonicのマッサージする家具のもみ心地は見かけからは想像できないくらい強力でした。