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ATAK NIGHT4

これもGW中だったのですが、5月3日の深夜UNITで行なわれたATAK NIGHT4に行きました。

8ch surround systemでつくられた空間で体験する音はすさまじくクリアで、渋谷くんの音のみのパフォーマンスをはじめいずれも素晴らしいライブでした。シークレットゲストとして高橋悠治さんが登場したのですが、刀根康尚さんとのデュオ(2人合わせて143歳だって!)は圧巻ーというか悠治さんのシンセの演奏はもう狂気でしたよ。そして僕は狂喜しましたー。

ATAK NIGHT3に続いてこれもぜひDVD化してほしいです。

ATAK011 <br />LIVE DVD ATAK NIGHT3
ATAK011
LIVE DVD ATAK NIGHT3
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ATAK (2007-10-10)
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+/-

東京都現代美術館池田亮司 +/- [ the infinite between 0 and 1]を観にいきました。(平塚さん、徳山さんチケットありがとうございます!)

ライブでも表現されている量による圧倒性がブラックキューブとホワイトキューブという二つの空間で表現されていました。ライブでは持てない空間の自由度によってマテリアルを体感することもできる。要素還元から生み出される強度はこの先どこまでいくのでしょうか。

東京都現代美術館にヤノベケンジさんのジャイアント・トらやんがいました。残念ながらファイアーはしていませんでした。

ATAK NIGHT4に池田亮司さん参加決定!

ATAK渋谷くんのブログで緊急告知されていますが、「ATAK NIGHT4 Japan TourにおいてPan sonicの来日が中止」になったそうです。で、「急遽、池田亮司さんの全公演参加が決定」とのこと。結果としてオールジャパンとなりますがこれはこれでありえない組み合わせで非常に楽しみです。

東京都現代美術館で開催中の池田亮司展 +/-[the infinite between 0 and 1]も早く観にいこう。

おとはここにある

夕方Sign代官山で池上高志さんと打合せ。一緒にやるということは新しい場をつくるだけでなくそれぞれが更新しなければ意味がないということを確認しつつ内容についてのディスカッション。やっぱり僕はあれも楽しいけどこれも楽しいーという状況がつくりたい。

打合せ後に池上さんと一緒に渋谷慶一郎くんも出演するFENNESZ/「BLACK SEA」LIVEへ。日曜日の夜なのにすごい人。渋谷くんのライブは様々な音のマテリアルに充ちた空間でした。エバラくんの音としてのヴィジュアルもどんどんすごくなっている。おとはここにありました。

FENNESZのライブは初めてでしたが、CDで聴くよりも“きれい”への志向が強く感じられました。2001年にリリースされた「エンドレス・サマー Endless Summer」は当時繰り返し聴いていましたが、あれは名盤だと思います。

ATAK010 Filmachine Phonics
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Keiichiro Shibuya
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Black Sea
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エンドレス・サマー
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フェネズ
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OLEVA

なぜか毎年確定申告の時期は他も集中してしまう気がします。そこに花粉症も重なるわけでもう大変。そんな中、ぼくらを支えているのはこのアルバムだったー。

ATAK012 OLEVA
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Φ Mika Vainio
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新津保建秀さんの写真もセミトラ田中良治くんのデザインもかっこいいのですが、Mika Vanioの音は本当に秀逸。詳しい解説はこちらでどうぞ。

ドモアリガット ミスターロボット

『つみきのいえ』でアカデミー賞の短編アニメ賞を受賞したロボットの加藤久仁生監督がスピーチで「 どうもありがとうミスター・ロボット」と言って微妙にうけていましたが、せっかくだったら忠実に「ドモアリガット ミスターロボット ドモ ドモ」と言ってほしかったですね。

『Mr.Roboto』(styx)は当時あまりにも繰り返し聴いた/聴かされたのでそのフレーズと不気味な大仏ロボットのヴィジュアルは死ぬまで忘れられない程度に遺されています。

ミスター・ロボット
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スティクス
USMジャパン (2009-01-28)
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pieces of love Vol.1 つみきのいえ [DVD]
東宝 (2008-10-24)
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君に、胸キュン。

元々アレルギー体質でアルコール、タバコ、花粉、ネコ(ネネムと暮らしているのにw)等々外敵が多いのですが、今日某オフィスの打合せ時に現調のため喫煙室に入った途端、激しいくしゃみに襲われて大変でした。あまりにも劇的なアレルギー反応だったので周囲の方々も驚いていましたが、この体質どんどん酷くなっています。

新クールで始まったアニメ『まりあ†ほりっく』がなかなか面白いです。これのエンディングテーマがなんと「君に、胸キュン。」でした。で、こちらのサイトで知ったのですが2月に発売予定のCDのジャケまで大ノリじゃないですか。

「まりあ†ほりっく」のEDが「君に、胸キュン」であることの意義〜ひねくれソングとひねくれボーイ&ガール〜

中田ヤスタカも以前リミックス(アーティスト土岐麻子)していますが、ミクやルカも大いに歌ってくれそうですね。

「まりあ†ほりっく」エンディングテーマ<br>「君に、胸キュン。」
天の妃少女合唱団
かなこ(真田アサミ)&鞠也(小林ゆう)&茉莉花(井上麻里奈)
MEDIA FACTORY,INC.,(CED)(M) (2009-02-11)
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HARAJUKU PERFORMANCE + (PLUS)

ラフォーレ原宿で催されたHARAJUKU PERFORMANCE + (PLUS)へ。ATAK渋谷慶一郎くんの久々のコンピュータによるライブを観に行きました。

歪みのない音に満たされた空間は圧巻でした。「come with me」の未完成版が僕は好きでよくDJで使っていましたが、とてもダイナミックな曲に進化していて驚きました。エバラくんによる映像もよかったです。ATAKは年明けにはヨーロッパを廻るようです。今日は30分プラスアルファという限られた時間でしたが、そこでは思う存分やってくれるのではないでしょうか。

終了後みんなでLOTUSで楽しく打上げて帰りました。

レイアウト、ゾーニング、ロケーション

ICCで開催中の展覧会「ライト・[イン]サイト:拡張する光,変容する知覚」を観てきました。先日は関連イベントのシンポジウムしか観ることができなかったので。

コンパクトな展覧会なのですが、印象的な体験がいくつかありました。特に《カメラ・ルシーダ:三次元音響観察室》2008年エヴェリーナ・ドムニチ&ドミートリー・ゲルファンド、《You and I, Horizontal》2006年アンソニー・マッコールは閉じた空間でしかできない体験の深度/強度において秀逸だと思います。こういうグループ展はキュレーション力に因るところが大きいのですが、四方さんさすがです。空間のレイアウトの重要性も再認識できる展覧会です。これは特に平日か週末でも午前中の人が少ない時間帯で観ることをおすすめします。

その後、BLUE SQUARE CAFEに移動して港千尋さん、ブックファースト新宿店店長梶野さんと淀渕さんとで打合せ。来年2月に開催予定の港さんの本のイベントについての企画で、僕もトークイベントに参加させていただく予定です。詳細決まりましたらお知らせします。それにしてもこの建物「モード学園コクーンタワー」のゾーニングは何度行っても分かりにくいです。

夜は青山ブックセンター六本木店にraster-noton インストアライブを観に行く。

イベントスペースではなく書店の売り場を営業時間中にも関わらずこのように使うのは日本ではあまりないことだと思いますが、こういうことはもっとあってもいいのではないでしょうか。

カールステン (carsten nicolai)はGRANBELL HOTEL SHIBUYAを愛用してくれているのですが、元々僕たちmattがデザインしていることを知らずにたまたま利用して気に入ってくれたので、そういうのは素直に嬉しいです。ロケーションが便利というのも大きいでしょうが。

アイデアの最新号に別冊で音楽CD付ヴィジュアルブック『raster-noton "aiff-tiff"』が付いています。


児玉裕一さん

映像ディレクターの児玉裕一さんと対談しました。雑誌商店建築の特集「映像メディア空間」のための対談。

児玉さんはユニクロック(UNIQLOCK)で広く知られていますが、他にもミュージックビデオ(MV)、CM、番組などを多数手がけられています。ユニクロックや『シークレットシークレット/Perfume』ももちろんいいのですが、僕は特に『閃光少女/東京事変』のMVが大好きで、これは間違いなく僕が最も繰り返し見たDVDです。

児玉さんは「みえないものを体験として伝える」ということを映像でやっているという希有な人で、それが『閃光少女』やユニクロックにもよく現れています。それからみる側の視点の移動(動き)やみられる側の視点のズレの話等はとても空間的でいろいろ共感できる話も多かったです。科学館をつくる話や少女の話で思いっきり脱線してしまい編集やライターの方にとってはまとめにくい対談になったかもしれません。僕にとってはとても楽しい対談でしたが。

閃光少女 [DVD]
閃光少女 [DVD]
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EMIミュージック・ジャパン (2007-11-21)
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GAME
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Perfume
徳間ジャパンコミュニケーションズ (2008-04-16)
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MORE! MORE! MORE!

2008年11月19日発売されたもので即購入したもの。

MORE! MORE! MORE!(初回生産限定)(DVD付)
capsule
ヤマハミュージックコミュニケーションズ (2008-11-19)
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Dream Fighter(初回限定盤)
Perfume
Tokuma Japan Communications =music= (2008-11-19)
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服従の心理
服従の心理
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スタンレー ミルグラム
河出書房新社
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中田ヤスタカ氏まだまだいきますねー。『服従の心理』は山形浩生氏による新訳。これも楽しみ。

ツナガリ

自宅が面する目黒銀座商店街は小さなお祭りやらフリーマーケットが頻繁に行なわれます。今日も朝からがやがやとフリマをやっていました。フリマってリサイクルでもリユースでも交換でも贈与でもなくてあれは人々のツナガリ希求の現れですよね。元々あったお店がどんどんなくなってマンション化していく中でかつての商店街にはあった(と思われている)ツナガリをフリマやお祭りで埋めるかのような。環境やテクノロジーの変化は別の問題として人々がツナガリを求めるのは変わらないですね。着古した軍ものの服やただ古いだけのガラス食器やカメラに交じって松本弦人氏の『ジャングルパーク』が誰にも触れられることなく置いてあって少し切ない気持ちになりました。

夜はエバラくんのライブを観に落合のsoupへ。エバラくんはATAKメンバーとしても活躍していますが自身でもportというレーバルを運営しています。なかなか厳しい環境(空間&PA)の中、彼特有の繊細さで圧倒していたと思います。

この日はお腹の調子がとても悪かったのでエバラくんのライブが終わり次第帰宅。帰ったらちょうどBACH幅さんが登場する情熱大陸がやっていたので見ました。普段通りのそのままの幅さんでかっこよかったですよ。

RADIOHEAD | JAPAN TOUR 2008

さいたまスーパーアリーナで行なわれたRADIOHEAD | JAPAN TOUR 2008に行ってきました。RADIOHEADのライブは『OK コンピューター』が出た直後の1998年のJAPAN TOUR以来。RADIOHEADは僕のiPod tpuchにデビューアルバム以降全タイトル(ベストは除く)が入っている唯一のアーティストです。

トム・ヨークの歌の主楽器としての完成度は格段に上がっていてやはりそれがこのバンドの魅力なんだろうな。トムがちょっと間違えて「again!」と頭からやり直したりしたことも含めてパファーマンスは秀逸ーだっただけにもう少し小さい空間で観たかった。あの広さではPAに限界があります。それからトムがピアノを弾きながら歌う「VIDEO TAPE」を聴いていて、この人(たちは)は間違いなくArvo Part を聴いているなと思いました。


『OK コンピューター』もすごかったけど『In Rainbows』も恐るべき傑作ですね。

OK コンピューター
OK コンピューター
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レディオヘッド
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In Rainbows
In Rainbows
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Radiohead
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Alina

渋谷慶一郎くんからプレゼントで頂いた(ありがとう>渋谷くん)Arvo Part アルヴォ・ペルトのAlinaが素晴らしすぎて繰り返し聴いてしまう。これだけの豊かな静寂に人間はどうしたらたどり着けるのだろう。

Tabula Rasaも衝撃的な名盤でしたね。


Alina - Arvo Part
Alina - Arvo Part
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ECM (2000-02-01)
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Tabula Rasa, etc / Kremer, Jarrett, Davies et al

ECM (1999-11-16)
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ストリングス

前夜のライブの打上げで赤鬼&青鬼兄弟(渋谷慶一郎&東浩紀)に拘束されてしまいw、睡眠できないまま朝一から打合せやら現調やらが続き朦朧とした一日でした。途中時間が落ちたり奇怪な時間経過が起こったりしましたが何とか。

夜、PUBLIC IMAGEというメンズブランドの2009 SPRING/SUMMER COLLECTIONを観に行きました。観客席の中に弦楽器奏者に配置されていてそれを渋谷慶一郎くんが指揮するーという中でショーが行なわれました。ピアノとストリングスの違いはあるものの音が前夜のライブとつながっているように感じたのですが、部分的にコード展開が重なっていたようです。池上高志さんと並んで観ていたのですが、洋服(モード)に興味が持てない二人にとっては完全に音のライブでした。

おかしな時間経過で進んだ一日の終わりに時間の本を買って帰る。郡司ペギオ-幸夫さんの新刊です。

時間の正体 デジャブ・因果論・量子論 (講談社選書メチエ 422)
郡司 ペギオ-幸夫
講談社
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変化

intoxicateのレクチャーイベント高谷史郎×渋谷慶一郎トークショーに行ってきました。intoxicateとはタワーレコードのフリーマガジンです。

DVDの解説的なお話は少々退屈でしたが、途中から二人が話し始めて変化についての話しになった時はなかなか緊張感ありました。力学系の時間構造からは外れて見える変化ー。もっと時間があればよかったですね。その後の高谷さんの映像と渋谷くんのピアノによるコラボレーションも高谷さんの映像がちょっと意外で面白かったです。この模様はcommmonstubeでアップされるそうです。(commmonsスタッフのまいにち日記

終了後、文化放送近くの中華料理屋他での打上げに参加。『No Country for Old Men』の話で盛り上がる。映画もよかったけど原作はもっとすごかった。

No Country for Old Men (Vintage International)
Cormac McCarthy
Vintage Books
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血と暴力の国 (扶桑社ミステリー マ 27-1)
コーマック・マッカーシー
扶桑社
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love the world / edge

ついにシングルにまで手を出す。

love the world(初回限定盤)(DVD付)
Perfume
Tokuma Japan Communications CO.,LTD(TK)(M) (2008-07-09)
売り上げランキング: 9

今mattはほぼこれのリピートw
特にedgeは久々にDJで使いたいと思ってしまった。

Sugarless GiRL

現在進行中のプロジェクトのためにスイーツやらフルーツのリサーチをやっているのですが、「下戸で甘味好き」な僕はそれらのヴィジュアルを見ていると我慢ならなくなり、「やっぱ実際に体験しなきゃね」とか言い訳しつつ甘味処やコンビニなどについつい出かけてしまうという日々を過ごしております。時々「糖分おさえた」とか「砂糖不使用」とか見かけますが、美味しい甘味を食べるのにそんなことを気にするなんてばかげているよなあ。甘味といえばラグドゥネームという世界で最も甘い化合物があって、それは砂糖の22万~30万倍の甘さなんだそうです。ちょっと想像しがたいけど舐めたらどうなるのでしょうか。

Sugarless GiRL
Sugarless GiRL
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capsule
contemode (2007-02-21)
売り上げランキング: 296

One Plus One / Sympathy for the Devil

COURRiER Japonという雑誌の「1968 JAGGER VS LENNON ジャガーとレノンー二人は”革命”とどう向き合ったか?」という記事が面白かったので早速これをamazonで注文。

ワン・プラス・ワン/悪魔を憐れむ歌
キングレコード (2006-07-05)
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しかもこのリイシュー版にはゴダールがぶち切れたというプロデューサー編集版「悪魔を憐れむ歌」も収録されている。

音楽/メディア

今日もいくつかの打合せで電車やタクシーやらで移動多し。最後の現場打合せがあまりにも徒労感溜まる内容でぐったり。

そしてわが携帯Nokia N73壊れる。落下高ほんの25cmくらいだよ。たまたま三角スケールの上に落ちて、その三スケは無傷なのに液晶カバー面が割れました。SoftBankショップに修理に出して代替機(T社)を出してもらったのですが、これが本当に使いづらい。N73は通話機能以外でも活躍していたのでけっこう痛いです。

これを購入。

特集は「音楽/メディア」。渋谷くんのfilmachine in berlinのリポートと渋谷慶一郎×佐々木敦の対談が掲載されています。特に対談は突っ込みまくりで面白いですよ。

パタン・ランゲージ

土曜日になりますが、ショッピングモールや複合商業施設のリサーチのために豊洲から有楽町、銀座あたりをまわりました。デザインという装飾に過剰に空間を埋め尽くされた感のある都心の商業施設と「人間工学」的プログラムによって構成されたショッピングモールとの空間の質の違いがあまりにも大きいことをあらためて体験して驚く。

ショッピングモールの設計手法はアレグザンダーの「パタン・ランゲージ」的プロセスに近いようにみえます。例えば今日みたショッピングモールでも「複合建物」「階数」「見えない駐車場」「段階的な動線領域」「南向けの屋外」「光の入る棟」「子供の領土」「待ち合わせ場所」等々のパタンが見いだせる。設計者が意図しているのかそれとも固定化したパタンがマニュアル化されてきたものなのかは分かりませんが。

パタン・ランゲージ
パタン・ランゲージ
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クリストファー・アレグザンダー 平田 翰那
鹿島出版会 (1984/11)
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で、銀座に行ったのでようやく渋谷くんがやった信号の音を某交差点で体験してきました。これはすごく面白い!試みです。都市を、街を創るといった時に一つのエレメントや一つのメディアのみで徹底的にやるという方が面白いのでは。というかそれしかできないんじゃないか。都市の音環境だけを徹底的に創り換えるとか。それから個人的にはやっぱりこういう届きそうもない場で何かを創ることの方が好きです。体験する上でも自分が創る上でもね。

iPod touch 32GB/閃光少女

お、やっぱり来ましたね。iPod touchの32GB。

アップル、iPhoneとiPod touchに新モデルを追加

これで迷いはなくなった、かな。

深夜のテレビで東京事変のライブがやっていてつい見てしまいました。椎名林檎は絶好調だったようでとても可愛らしくライブも楽しそうだったのですが、やっぱり『閃光少女』にはあの(PVの)二人がいないとねー。と、いまだにこれをリピートして観ている僕は思いました。(あ、ばればれですね)

閃光少女
閃光少女
posted with amazlet on 08.02.06
EMIミュージック・ジャパン (2007/11/21)
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In Rainbows

TOKYO SOURCEの米田さんとヒマナイヌの猪蔵さんと渋谷の宇和島でランチミーティング&忘年会。来年春にTOKYO SOURCEの本が出るのでそれに関連した企てなど。猪蔵さんともようやく一緒にプロジェクトができそうです。それにしても宇和島の鯛飯はおいしかった。

夕方、park lifeプロジェクトの一期工事の確認に現場へ。規模はかなり縮小されましたがlooseの土屋くんがとてもいい仕事をしてくれました。特に木工の仕上がりが秀逸でした。

夜、もう一つ打合せがあるはずだったのですが延期になり時間ができたので恵比寿アトレで待望のこれを買って帰る。

In Rainbows
In Rainbows
posted with amazlet on 07.12.31
Radiohead
Xl (2007/12/27)
売り上げランキング: 24

10月にダウンロード販売されていました(購入者自身が金額を決める/無料〜)が結局この通常版で購入。眠れない夜にじっくり聴こう。

WILLIAM WARREN/LOVABLE, alternative folk design展

WILLIAM WARREN/LOVABLE, alternative folk design展のレセプションで東雲のINFOMATIONへ行きました。ここは友人の佐伯仁くん(トリコインターナショナル代表)がやっているgallery and creator's agencyです。久しぶりにAIRCONDITIONEDのメンバーも揃う。最近は全体での活動はやっていませんが。

WILLIAM WARRENはミュージシャンの顔も持っていて今日は自身によって空間演出された会場で生ギターによるライブも。途中、二日後に誕生日をひかえた佐伯くんへのバースデーソング等もありリラックスした楽しい一時でした。

これを読みました。読むとか見るとは明らかに別の身体的体験です。グラグラ!

NIWA (CUE COMICS)
NIWA (CUE COMICS)
posted with amazlet on 07.11.01
横山 裕一
イースト・プレス (2007/10/09)

SPACE FOR YOUR FUTURE

平行して進んでいるいくつかのプロジェクトが揃って遅行気味。それぞれ課題があってのことなのでやることはたくさんある。

夕方、東京都現代美術館で開かれるSPACE FOR YOUR FUTUREのレセプションへ。

一山超えたカールステンはかなりリラックスモードでした。彼の作品はシンプルで静かな光+音による体験する空間彫刻。他にはタナカノリユキさんの『Portrait of ERIKA Sawajiri』が強烈な異彩を放っていました。自身で下條信輔さんの解説付き限定ブックを配っていました。僕は見ていませんが、沢尻エリカさん本人も来ていて『101 ERIKAS』に作品が変わっていたそうです。これも作品の一部だったのかもしれません。

3Fの空間がどう見ても若手ファッションデザイナーの展示会会場にしか見えなかったのですが、後で資料みたらSANNAだそうで...。「アートとデザインの遺伝子を組み替える」って無理矢理な足し算でモードを作ろうというのが苦しいですね。全体を一通りみて何だか非常に哀しい気持ちになり一人で泣きながら帰る。

一度帰ってからunitのraster-noton japan tour 2007へ。david(kangding ray)がやんちゃでかっこよかった。カールステンや他のお兄さまたちはもう貫禄。raster-notonといいATAKといいunitは貴重なコンテンツを持っていると思います。

カールステン・ニコライ トーク&ライブ

アップルストア銀座で開催されたSound & Recording Magazine「カールステン・ニコライ:トーク&ライブ」へ。

一年ぶりのカールステンはゲーテ化していました。Sound & Recording Magazineの企画らしくシステムにフォーカスしたトークで観客の多くは眼球でレコーディングするかのように凝視していた。ミニライブは次のアルバムでやる分のテスト的な試み。音も映像もテクスチャーが違っていて新鮮でした。

今回の来日はraster-noton japan tour 2007の他に東京都現代美術館のSPACE FOR YOUR FUTURE展への出展、他にもいくつかのイベントがあったり大忙しでまともに寝ていないとぼやいていました。東京でのライブは26(金)@代官山unitです。みなさんもぜひ。

ATAK011発売記念トークショー

青山ブックセンター本店で開催されたATAK011発売記念トークショーに行ってきました。

最初にATAK011 LIVE DVD ATAK NIGHT3の上映があり、その後に渋谷慶一郎氏、東浩紀氏、佐々木敦氏の3名によるトークショー。渋谷くん&東さんの想い出漫談wから始まった固有名詞もばんばん登場する(キャラクターズのよう!)分裂トークに佐々木さんの有効的な視点導入+類いまれなるバランス能力が加わり、見たことがないくらい面白いトークショーになっていました。ATAKのLIVE DVDの発売記念ということだったので音楽の話しに回収しようと意識していたようにも見えましたが、東さんが言っていたように今日の話しは音楽のみの話しではなく全ての創作の場に通じる話しでした。おそらく何らかの形で活字化されるようなので、その際はみなさんもぜひ読んでみてください。

終了後、打ち上げに参加。トークショーの延長戦がリミッターなしで展開。渋谷&東のトークは本当に思想漫談とか芸術漫談とかの新しいパフォーマンスジャンルとしてやればいいと思う。大爆笑しながらも深さと鋭さに関心しながら聞き入ってしまいました。

二人がどれでけおちゃめだったかというと...(R18注意! )

本人たちには許可はもらいましたが、過激すぎるwので小さめハーフサイズで。

IN RAINBOWS

一日某プロジェクトのプランニングに集中。不確定要素が多い方が実はディティールを緻密に創ることができる。

VAGANCEのLEGGO本のある生活が更新されています。今回のゲストはFlying Booksの山路和広さん。やっぱり街を楽しくするのはコンテンツだということです。山路さんが写真で手にしている中国共産党の本ほしいー。

RADIOHEADが新譜『IN RAINBOWS』をこんな形で発表しました。僕はやっぱりdiscbox版かな。

LIFE - fluid, invisible, inaudible ...

《LIFE - fluid, invisible, inaudible ...》を観にICCへ。前日にライブもやっていましたが、申込が何だか面倒で行きませんでした。元々YCAMの委嘱作品として制作され今年の春発表されたものですが、残念ながらYCAMへ行くことはできなかったのでICCで観れることになってよかった。

素晴らしいインスタレーションでした。特に高谷史郎さんによる映像は映像体験の多様性を拡張したと思います。人工霧、水、アクリル、床面と鑑賞者の身体。これらのスクリーンの部分と全体の現象と映像のデータベースとランダム性、そしてゆらぎによって生成される映像体験+音響体験はそれが「生命に気配」かどうかは別にして未知の体験でした。

ただ、時間や空間のリニア性が逃れようとしながらも物語への志向は持ち続けるところには僕は違和を感じる。それから一度鑑賞者が9つの水槽の下全てでぎっしり寝転がってしまってなかなか動かないとこのインスタレーションの楽しみは減少してしまう。寝転がったゆっくり観ることもできるし動きまわりながらも観れるという自由度を持つというオペレーションは不可能なのかな。

その後表参道あたりを歩きましたが、MVRDVによる表参道のビルが仮囲いも撤去されその姿を現していました。

前に見たCGと印象が違う感じがしますが、完成が楽しみですな。

夜はBENOITへ。誕生日ということでご馳走になりました。

特にアマダイのロティとデザートのキャラメルのグラスが美味しゅうございました。昔から誕生日というものに全く特別な感情を持っていませんが、こうやってお祝いしてもらえるというのはとても有難いことです。ご馳走さまでした。

スコット・ロス

もうすっかりあきらめかけていたヘンデル:8つの組曲が@TOWER.JPで在庫が確保できたとメールがあり本日届きました。やたー。

最近マンガ(単行本)読みのペースが特にすごいです。

もやしもん(一気読み)
へうげもの(一気読み)
イキガミ (一気読み)
CLAYMORE(一気読み)
掃除当番―武富健治作品集
屋根の上の魔女―武富健治作品集 (CR COMICS DX)
BIOMEGA 3
船を建てる 上
等々....

必然的に寝る時間がなくなるこの頃です。

踊れ

DIVA+のオープン。DIVAの岩崎さんの日常の延長(+)としてオープン。岩崎さんの「延長された表現型」になるべく多層の間隙を潜ませましたがさてさてどうなるでしょうか。

行き帰りの電車で土の中の子供を読む。8/29に開かれる『本のある生活オフ会(仮題)』のゲスト中村文則さん作品。中村さんの作品はまだ読んだことがなかったので。カフカ好きなんですね。

猛暑のこの頃、mattはレオンハルトのチェンバロに加えてこれを大音量で。

ワルツを踊れ Tanz Walzer
くるり
Viictor Entertainment,Inc.(V)(M) (2007/06/27)
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a design for life

we don’t talk about love.

Everything Must Go
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Manic Street Preachers
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6,000g

今、マットではレオンハルトのフローベルガー:チェンバロ名曲集がヘビロテです。ATAK渋谷慶一郎くんがブログで激賞していた上にVAGANCE SALONEで会った時にとどめをさされ即amazonで購入したのでした。音楽的解説は渋谷くんの明晰な解説をお読みください。これだけ録音がいいということは空間がいいということだよなーと思いながら聴く。他にもすすめられたのでチェンバロ色々聴いてみます。

not' & rEALLの打合せでnotosに行った時に廣澤さんがこれを持ってきていて僕も触らせてもらいました。わー、ちゃんと飛びますよこれ。欲しー。「これでネネム(アビシニアン、♂)と遊ぼう」って言ったら、みんなに「一撃で壊されるよ」と一蹴されました。確かにハニービー約10g<ネネム約6,000g じゃあね。

VAGANCE SALONE Vol.01

ランチタイムに中学時代からの友人余村と会う。久しぶりで髪が伸びていたせいか手を振ってもシカトされた。僕はこれ非常に多いです。帽子被ったり/被らなかったり、眼鏡かけたり/かけなかったり、髪型変わったり...だけで気づかれなかったりします。よほど顔の印象が残らないのでしょう。余村の「事務所を探している」という話を聞いて、僕も(家か事務所かどちらか)動きたいーという欲望がまた頭をもたげる。

夕方からは打合せの連続で神谷町ー六本木ー西麻布ー六本木と細かく移動。夜はVAGANCE SALONE Vol.01へ。現地でd-laboの山本さん、小名木さんらと合流。クララこと倉重くん(国立国会図書館)を紹介したらクララがd-laboで働くことに(もちろん本人の強い希望で)。国立国会図書館は就業に支障がなければOKなんだって。それはそうと国立国会図書館新生プロジェクト(勝手に構想)の方もがんばろうよ>クララ

ATAKの渋谷くん&マリアがDJ(今日は特に上げ上げ↑)をやっていたのですが、MCの女性がマイクで「マリアさま」と連呼していたのが面白かった。渋谷くんがブログでも書いていたフローベルガー:チェンバロ名曲集の話を直接聞いて早速amazonで注文しました。

ダークネスと霧に包まれて

朝からd-laboで打ち合せ。d-laboのみなさんとcafegrooveの富田舞さんとでd-log.のプログラム企画について。VAGANCEでやっている本のある生活のオフ会というかsalone@d-laboという感じになりそうです。詳細は近日公開します。

科学未来館の山元史朗さんのご招待(ありがとうございます>山元さん)でヨハン・ヨハンソンの世界を観にいく。ヨハン・ヨハンソン氏は『IBM 1401, a user's manual』の人ですね。ライブは想像以上に叙情的。深い(強いとは違う)ダークネスを内包する叙情性。これがアイスランドの環境によるのか、僕の乏しいアイスランドに関する知識では分かりません。ただ叙情性に寄るとどうしても印象に留まってしまい現象までたどりつけないことが多いと思う。ライブの後半には霧の彫刻家中谷芙二子さんの人工霧も登場。これは対称的に徹底的に現象を見せる、のですが空間で重なった時にヨハンソン氏の音楽のため現象さえも印象に見えてしまった。

終了後、中谷さんが自身で試行錯誤した上にたどりついたという噴射口の先の細かい鍵のような金物を山元さんに見せてもらった。この人工霧を空間のエレメントとして使いたいですね。ここでも意匠的な印象に終わらない手法で。あ、そういえばDiller+Scofidioがスイスのexpoでやっていましたね。霧の中のウォーターバー。....違うアプローチ考えよ。

鈴木先生(3) (アクションコミックス)
武富 健治
双葉社 (2007/07/03)

読みました。どこまでいくのだろう、リアリティの極致。本当にこんなマンガ見たことないなー。僕は先生にならなくてよかった。

セッション

今日は今回のATAKツアーの最後を飾るspecial gig at superdeluxeに行きました。前回のUNITとは違って少しリラックスした雰囲気の中でセッションを観るーという大変贅沢な時間。とは言ってもセッションそのものは予測不能で何ともいえず心地いい緊張感に包まれておりました。先日のUNITではちょっとだけだった灰野敬二さんが今日のセッションでは大活躍。一人だけ前にセッティングしていたのでメンバー全員でやっている時はバンマスのよう。(エバラくんとも話したけど何て豪華なメンバーだ)Pan Sonicイルポの痙攣プレイは今日も全開でやっぱりかっこよかった。今回の一連のライブで僕の聴覚は間違いなく拡張したと思います。

残念ながらPPVを観れませんでしたがPRIDE.33は激震でしたね。シウバも五味も敗れるなんて。それぞれに勝ったダン・ヘンダーソン、ニック・ディアスが共にカルフォルニア出身ということで異常に盛り上がったのでしょう。シウバが負けたことでミドル級が動き出しそうで面白くなってきました。やはりダンヘン×ショーグンが次の目玉でしょうか。


ATAK NIGHT 3

松本くんとFRAMES NAKAMEGUROでプロジェクトB(仮称)の打合せ。ここは無線LAN&禁煙席完備な上にテーブルも広めなので最近打合せによく使います。プロジェクトの中で創るためのフォームがなければそれ自体も自分たちで創りましょうーというようなお話。後は多視点を持つための具体的方法を話し合う。

夜はUNITで行われたATAK NIGHT 3 anti fourier/instabilityへ。ちょっと遅れて行ったのですが、ちょうどエバラくんがスタートしたところでした。そらからラストのPan Sonicまで怒濤のパフォーマンス。ATAKをスタートから見て来てかなりのライブを体験していますが今回が間違いなくベスト!です。渋谷くんはインスタレーションを重ねたりしたことで明らかにライブも変わってきたと思う。「徹底的に磨き上げられた音」という特徴は当初からのものですが、それら磨き上げられた音の運動によって空間の重力が変わるかのような感覚。すごかった。その後シークレットとして登場した灰野敬二さんのパフォーマンスも異常に盛り上がり、さらにトリで登場したPan Sonicで轟沈!いやーPan Sonicめちゃくちゃかっこいいよ。エキソニモによる映像もよかったし、久しぶりに揺さぶられ続きの激燃え(含む萌え)ライブでした。堪能ー。

元Panasonic

朝から打ち合わせ等であちらこちらに移動。夕方からはd-laboの定例に少し遅れて(ごめんなさい)出席。今日からd-laboで働くスタッフのみなさんも参加されました。みなさんすごく前向きでこのプロジェクトへの意気込みが感じられました。彼らのモチベーションが下がらないような現象を起こしていけるようにさらに考えて創ります。

定例終了後、UPLINKでのシンポジウム『anti fourier/instability』へ。既に整理券待ちの ATAKファンで一杯でした。エキシビションを見ながら待っている感じ。今日の出演はミカ・ヴァイニオ(Pan Sonic)、イルポ・ヴァイサネン(Pan Sonic)、フランス・デ・ワード(Goem)、渋谷慶一郎(ATAK)で司会が佐々木敦さん(HEADZ)。Pan Sonicの名作vakioはカールステン(noto)のspinと共に当時の僕に衝撃をあたえた1枚です。音はもちろんジェケットのアートワークや名前(元々の名前はPanasonic!!)も全てが秀逸でした。渋谷くんも言っていましたが、ミカもイルポも声がかっこいいー。(佐々木さんの明るい声とは対照的)ポンポンと弾む感じではありませんでしたが、何だかキャラクターをよく現しているようなシンポジウムで面白かった。通訳のドミニク・チェンさんは大変そうでしたが。

明日のUNITでのライブが楽しみです。

Vakio
Vakio
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Pan Sonic
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進行形

今日はずっとATAK展の現場設営。大量のアーカイブデータを出力してから現場のUPLINKへ。学生のヘルプの人も集まってくれましたが、肝心のモノが揃わず始めはスローペース。モノが揃って全体のシミュレーションをやってからは一気にガーッと進みました。

このエキシビションでは立ち上げ前からの様々なプロトタイプ&没案から逢坂くんによる映像や最新のテイラー装置によるインスタレーションまで、本当の意味での進行形ATAKが見えますよ。みなさんこの週末はぜひUPLINKへ。(〜2/26まで)

終わったのは深夜でしたが、最後まで残った渋谷くん、マリア、エバラくん、中村くんとですぐ近所で焼肉を食べて解散。手伝ってくれた学生さんも含めて関わったみなさんお疲れさまでした。それからmattに戻って少し作業してから帰る。

そういえば「サッカーU22日本代表×U22アメリカ代表」が行われていましたね。見れなくて残念。あまりいい内容ではなかったようですが。平山はやっぱり使うんだ....。間近に迫ったアジア2次予選が心配です。

ATAK exhibition_Taylor Couette Flow

現在ツアー進行中のATAKのエキシビションがアップリンク・ギャラリーで2/22から開催されます。

information

ATAK exhibition_Taylor Couette Flow
2007.2.22~2007.2.26
@uplink factory
TEL:03-6825-5502
totsune build 1F 37-18 udagawa-cho shibuya-ku tokyo

new work:
Taylor Couette Flow
Takashi Ikegami+Keiichiro Shibuya

exhibition by
myeong hee lee(ATAK,matt)+yoshiro osaka(ATAK)

collaboration with
yuta ogai(ikeg lab)
Takashi Ikegami(Tokyo univercity)


今回は映像の逢坂くんと共にエキシビションのデザインと、テイラー装置のデザインをやっています。その他にもこの期間中はライブ等イベントが満載です。みなさん、ぜひいらしてください。
http://www.atak.jp/info/
http://www.uplink.co.jp/gallery/log/001790.php#more

くっきり

プロジェクトS(仮名)のコミッティを招いてのブレストがありました。北山孝雄さん、河原敏文さん、横川正紀さんらがコミッティとして参加。最初はプロジェクトのプロセスが共有できずハラハラしましたが、河原さんの相補性に助けられかなりの突っ込みミーティングになりました。北山さんの「どうなるのかが分からないままやってみる」という話しは本当にその通りだと思う。もちろん目標は持ってシミュレーションや検証はギリギリまでやりますが、どうなるのかが全て分かるプロジェクトなんてやる意味はありません。プロジェクトはオープンエンドです。考えるべきポイントがくっきりとなる。

今はこればかり聴いています。

Sensuous
Sensuous
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Cornelius
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corneliusはFANTASMA以来だったのですが、こんなところまで来ていたのですね。くっきり!素晴らしい。ツアーがあるようですがライブもぜひ見てみたい。

武蔵野美術大学講義

今日はATAKの渋谷慶一郎くんと武蔵野美術大学のゲスト講義に行ってきました。池上高志さんの「オートポイエーシス」という講義で一応お題は「音の建築、音のデザイン、サウンドアート、サウンドスケープ、立体音響....」。池上さんの車で東大の学生の成田くんを含めて4人で行ったのですが、ムサビ遠いですねー。

講義の前半の90分はほぼそれぞれがやっていることの話で終わってしまいました。後半は浅田彰を超えると目される男成田くんの仕切りで池上さん、渋谷くん、僕の3人で話す。話題は、創るという行為そのものについての話からインスタレーションとライブや建築とオートポイエーシス、荒川修作とヘルツォーク&ド・ムーロン等。渋谷くんなんて池上さんに向かって複雑系の現状をざくっと斬っていましたよ。僕は久しぶりにこういう場で話したのですが、うーん...全然言いたい事が瞬間瞬間で言い切れなかったなー、というか脳の運動能力が少し鈍っているような気がしました。いかんですね。脳も身体ももっともっとトレーニングしなきゃね。池上さんも言っていたけれど渋谷くんはどんどん話すのも上手くなっています。聞いていてもこうやって一緒に話していても面白い。

学生のみなさんはとてもまじめそうでしたがちょっと反応がなさ過ぎる気がしました。最後の「部分をとにかく創るだけだ」という話だけでも届いていればいいのですが。僕の運動能力はまあ置いておいて、ああいう場で話すということは自己を更新するとても心地いい運動になります。ありがとうございました>池上さん

Nordic Lounge

土曜日は黙々と作業に没頭。三連休ということもあって外部からの通信がほとんどないのでヒュンヒュンとはかどりました。

夜はNordic Lounge Night Cafeというイベントへ。DNMというスウェーデンのレーベルのJakobがDJをやるイベントでこの時期の恒例行事となっています。JakobはスタイリッシュかつイケメンDJ兼レーベル主宰なので来ている人たちもイベントそのものも何だかスタイリッシュでちょっと落ち着かない感じ。でもJakob本人は至ってフランクでやさしいナイスガイです。昨年Jakobと彼女のRebeccaに会った時に

をプレゼントしたのですが、それを読んで(英語/イタリア語テキスト付)今回「秋葉原に行って一杯歩いてメイドカフェにも行ったよ!すごく不思議な場所だったよ!」と興奮気味に話していました。今回は来年の1月まで東京にいるらしいので一緒に色々なところに行こうと思います。

その後アフター・パーティでsoftへ。JakobやRebeccaたちと朝まで踊りまくる。久しぶりで楽しかったけどさすがに疲れました。

パイク追悼

夜、外苑前の梅窓院で開かれたナム・ジュン・パイク追悼ライブへ。浅田彰氏のパフォーマンス&イントロの後、坂本龍一氏やカールステン・ニコライらraster-notonメンバーが続けてパイク追悼のパフォーマンスを行いました。カールステンのモニターと電磁石によるシンプルなパフォーマンスが秀逸。もちろんこれはパイクの「ヴィデオ・シンセサイザー」が基になっています。浅田氏は「パイクの子供たち」とみんなを紹介していましたが、やっぱりパイクが誰よりも一番子供ですね。


ライブを終えてリラックスモードのカールステン。ATAK_Tに袖を通す。

その後友人多数とSign外苑前へ行きご飯を食べて、5FのOFFICEに移動してカールステンらraster-notonメンバーも合流して打ち上げ。ボーイズトーク連発で盛り上がりました。

insen & raster-noton

昨日書いた通り、夜はカールステン関係のライブ三昧でした。

まずは国際フォーラムで行われたalva noto + ryuichi sakamoto - insen。いろいろな意味で調和の取れた繊細で美しいコンサートでした。そんな中で最後の曲(アンコール前の)だけが力技で僕もぐっと力入りました。コンサート後カールステンと話しましたが、既に一山越えた感一杯ですっかりリラックスモードでした。

一度mattに戻って少し仕事してから次は代官山のUNITで行われたraster-noton.unitへ。平日の深夜からのイベントだというのに満員状態。まずは 、準備もろくにしていなかったというcyclo.(カールステン・ニコライと池田亮二によるユニット)から始まり、raster-notonのアーティストたちが次々とロックな感じで盛り上げ、最後にカールステンが国際フォーラムでのコンサートとは全く違うファンキー・パフォーマンスで締めくくりました。カールステンはあいかわらずのタフガイでした。ところでサプライズは何だったのでしょうか?

Hi, I know you.

午前中恵比寿で一本打合せをしてその足で品川のキヤノンギャラリー Sでやっている「Off-Sense離常識(オフセンス)な世界」を観に行きました。

「離常識な世界」は「超日常(超現実ではなく)な空間」でした。サウンドをATAKの渋谷くん&エバラくんがやっています。仮想空間におけるアバターたちの運動によって生成される音たちはあの作品がより空間性を獲得するのに大きく貢献していると思う。渋谷くんも触れていましたが、それにしてもあのギャラリー自体は完全に放置されていて仮死状態という感じですね。(スピーカーは大丈夫でしたよ)この作品の場合はそれによってより感じられるという部分もありますが。

その後、資料を探しに神保町に行ったら神田古本まつりをやっていて大変な人出でした。とてもじっくり探せる感じではないし時間もあまりなかったので南洋堂でa+uのバックナンバーを1冊買って帰る。

太陽

アレクサンドル・ソクーロフ監督の太陽を見ました。上映館が非常に少ないこととお休みというのもあって立ち見がでるほどの混雑。昭和天皇を一個人として描いた悲喜劇。本当に笑いどころも満載なんですよ。特に昭和天皇と科学者(研究所所長)とのシーンは爆笑しました。その一個人の内における悲喜劇性を演じるイッセー尾形はすごいと思いました。昭和天皇を見たアメリカ兵が「チャップリンに似ている」と騒ぐシーンがありますが、僕としてはイッセー尾形がチャップリンにダブって感じました。

歴史については、事実(だと考えられている事)の積み重ねによって知るーということも大切ですが、フィクションという手法によってイメージ=感覚するーということも大切です。この映画において「こんな事実はない」等の議論は意味を持ちません。

基本的に静かな映画なのですが、かすかに流れる暗号通信のノイズや羽音、誇張される鉛筆の音、そして最後のバッハの「無伴奏チェロ組曲第5番」に玉音放送をかぶせたり等、音も面白かったです。

映画『太陽』オフィシャルブックを思わず買ってしまいました。

Bye Bye, Nam June Paik

ワタリウムで開催中のさよならナム・ジュン・パイク展を見に行く。まとまって見れるのは93年のワタリウム以来。こういう形(追悼)になってしまったのは残念です。Samsungの液晶になっている作品(「時は三角形」)があってちょっと不思議な新鮮さも感じたりもしましたが、「ケージの森/森の啓示」等とにかく圧巻。

僕は子供の頃よく友達に「ブルース・リー(李小龍)は僕の叔父さんなんだ」って真顔で言ってヌンチャクを振り回したりしていました。ほとんどは「アホか」の一言でしたが、時々「えーっ、本当に?すげーーー!」ってオーバーアクションを返してくれる純粋な友達もいました。大人になって今度は「実はナム・ジュン・パイクは僕の伯父さんなんだ」って真顔で言って古いテレビをいじるフリをしたりしましたが、誰も相手にしてくれませんでした。

まーどうでもいいような話ですが、要は僕はこの二人を勝手に尊敬していますし、また二人にとても勇気づけられてきました。そしてこれからも勇気づけられていくと思います。白南準美術館ぜひ行きたいですね。

SUPERSTARS


photo by tetsuya yamamoto

SUPERSTARS/hair salone(daikanyama tokyo/2002-2003)

クライアント:有限会社 ピープル
建築・空間デザイン:matt
サウンドデザイン・システム:ATAK
webデザイン・システム:Semitransparent Design
センサー・デバイス:MATHRAX

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共感覚

久しぶりに第三項音楽メンバーの打ち合わせに参加しました。taylor-couette流の装置について。現象をとらえるだけでなく現象を創りだす装置を目指します。共感覚の話から夢の話へ。ちょっとびっくりしたのが「夢に音がない」という池上さんの話。僕は夢でも当たり前に話して笑い声もたてて、他の音も確かに聞いています。みなさんはどうですか?夢の中で音を聞いていますか?

夜中(というより明け方)、ワールドカップ準決勝の前にスペースシャトル・ディスカバリーの打ち上げを見る。テレビ越しににみているだけでも緊張する。まずは無事に地球周回軌道に入ったそうです。小さな破片複数が落下したようですが「安全上の懸念はない」とのこと。とりあえずよかったよかった。秋にはいよいよD氏も飛びます。もうすぐですねー。

nature calls me @ satis project


photo by noboru murata

nature calls me @ satis project/augmented reality(gotanda tokyo/2003)

エキシビション主催:INAX & ELLE DECO
ディレクション・空間デザイン:matt
プログラム:柴田祐介(Semitransparent Design
製作:平山徹 & 土屋貴志

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keiichiro shibuya live @UPLINK FACTORY

先述しましたATAK渋谷くんのソロライブに行ってきました。
立体音響による初めてのライブ体験はまさに未知との遭遇。30人前後の人が部屋の中央に固まって座っている光景はまるで集団人質のようで可笑しかったのですが、照明が落ちてスタートし始めるとすーっと別空間に連れて行かれてしまいました。ローレンツ・アトラクタによる音の軌道はまったく予測不能で耳という機能を超える音体験でした。渋谷くんにも直接話しましたが、途中から動きたくて動きたくて仕方なかった。あの空間でさらに「体験者の動き」を加えて考えてみることに興味があります。とても難しい問題ですが。

JAM HOME MADE_2nd


photo by tetsuya yamamoto

JAM HOME MADE_2nd (sendagaya tokyo/2001)

クライアント:株式会社JAM HOME MADE
ディレクション・空間デザイン:matt
サウンド:carsten nicolai

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池田亮司のライブ Ryoji Ikeda C4I(正しくはCの4乗I) + datamatics [prototype]

池田亮司のライブ@東京国際フォーラムに行ってきました。Dumb Typeやcyclo. は別にして池田さんのソロのライブは2001年のArs Electronica以来でした。最初のC4I(正しくはCの4乗I)はDumb Typeの池田亮司とソロの池田亮司が重なり合ったように感じました。datamatics [prototype]はイメージを圧倒する体験ー特に今回は4次元座標空間の映像に没入しました。もちろん池田亮司のライブは音と映像が分離しているようなものではありません。Arsの時は空間を圧するかのような音体験だったのですが今回は映像の方が強かった。この差異はおそらく僕自身の経験深度の差からくるものだと思います。ATAKによる音体験はやはり大きいです。
今週は土曜日にそのATAKの渋谷くんのライブもあります。楽しみ。

ライブの後、夢の島で行われたLOUIS VUITTONのパーティへ。こちらも全然違った意味で圧倒的でした。

ということでmatt | atlas開始です。まぁ、始めながら少しずつ創っていこうと思っています。

JAM HOME MADE_1st


photo by tetsuya yamamoto

JAM HOME MADE_1st (sendagaya tokyo/2000)

クライアント:株式会社JAM HOME MADE
ディレクション・空間デザイン:matt
サウンド:carsten nicolai

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